第32話:長男という生き物
Side:ハルル
ったく……イルルとルルル、優秀すぎっだろ。
星外の魔物相手に、このパフォーマンスってマジか。
ルルルのヤツなんて一瞬で魔物をネバネバにとり込んで……ほとんど始末しやがった。
もうちょっと出来の悪い弟たちだったら……オレもちょっとは楽だったのによぉ。
ま、一気にとどめを刺した陸人もヤベェけど……アイツの兄ちゃんの方がもさらにヤベェから気にしてらんねぇ。
てか、あの兄弟はマジでヤバい。
異常なレベルにいる。間違いなく、だ。
なにせカイトはランクSだし。
陸人のランク知らねぇけど……潜在能力的には間違いなくランクS、だな。
そんくらい、アイツの竜種は………ヤバい。生きた伝説レベルでヤバい。アイツは竜人族の頂点に登りつめる可能性がある。間違いなく、生涯にわたる俺のライバルだ。
「ハルル……」
「あぁ、わかってるって」
半獣半人のデミゴット、な。
ママンカ―――下半身が猫で上半身が女。
そしてルルンカ―――ゴリラの腕と足を持つ女。
つまりママンカが素早いスピード系、ルルンカがパワー系ってことだろ。
パワー勝負で俺とルルンカ。
スピード勝負でイルルとママンカ。
サポート役はルルルで決まりだ。
「さてさてママンカ、なかなか立つが腹ね?」
「およおよルルンカ、それを言うなら腹が立つ―――なりよ?」
表情が怒りで歪んでやがる……。
ルルルが煽ってくれたおかげで、冷静さを失ってるっぽい。
それに比べてこっちは気合十分、だ。ルルルのおかげでな。
敵へのデバフと味方へのバフを兼ねた一声とは……我が弟ながら優秀だよ、まったく。
「長所勝負で負けたらよぉ、プライドがズタボロだな」
「天然煽り系末っ子を持つ兄のつらいとこだな、マジで」
イルルとノールックで拳を重ねる。
落ち着いてバトルを始めるために続けてる兄弟のルーティンってヤツ、だ。
思えばこうして支え合い、切磋琢磨してきた。
イルルとは、特に。
比べられてきた。
ずっと、ずっとだ。
わが家の竜種―――青龍を継いだ者として俺らは競い合う定め。
そんで俺は兄として、弟が追いかける背中を見せ続けなきゃなんねぇ。
ったく、冗談じゃねぇぞまったく。
実質、僅か一年ちょっとの年齢差。
五、六百年生きる俺らからしたら誤差でしかねぇだろうがこんなの。
それでも、負けてやれねぇ。
常に弟の前に立って、弟が追いかけるための存在でないといけねぇ。
手が届きそうで、でも絶対に届かない存在じゃないといけねぇ。
……ったく、理不尽だよなぁ。
やってらんねぇよなぁ。
でも、悪いことばっかじゃねぇんだ。
コイツらが俺を追いかけてくれるから、認めてくれるから……踏ん張れちまうんだよ。
腹が立つくらいクソ恥ずかしいから伝えたことはねぇけども。
イルル、それにルルルが見ててくれるから―――俺は強くなれる。これまでも、これからも、だ。
それによぉ。
ギリっギリのところでも最後の最後で俺が勝つ。
そんときのコイツらの悔しそうな顔ったら………クククククッ。
思い出すだけでヤベェ……テンション上がるぜマジで。
ぜってぇ弟たちに負けらんねぇ……ってとこが、俺のドSな性質の源泉だな。
「対戦相手は決まったみたいね?」
「あぁ。頼んだぜアクアさんよ」
「もちろんよ」
水の星位精霊アクアとの精霊憑依は、驚くくらいしっくりきてる。
水を操る青龍種の俺と相性は抜群ってことも、しっくりくる理由だと思うけど。
「俺の相手はパワー系……ってことで、殴り合いになっかも」
「なら、あなたの体内の水流―――血の流れを操作したら?」
「血の流れを操作?」
「そうよ。心臓や血管が壊れない程度に早くして―――」
「体がよく動く状態を維持するってことか?」
ウォームアップ後、体が温まったいい状態で戦えるってことか?
「えぇ正解よ。私がやってあげるから、感覚を掴むのよ?」
「頼んだぜ!」
マジ頼りになるぜ。
さすが星位精霊。
で、イルルの方は……どうだ?
「防御は氷を使ってオートで我が担当するって言ったろ!」
「……すんません! ついうっかり守っちまうんですよぉ!」
「なら好きに守れ! 必要だと思ったら我が氷を使う、でOK?」
「OKです!」
………まぁまぁ氷の星位精霊ニクスとうまくやってるっぽいな。
ま、イルルなら大丈夫だろ。
コミュ力あるしな。
「さてさてゴミ虫よ、なかなか度胸がいいわね?」
「っせーよゴリラ女。色気でも蓄えて来いや?」
ゴリラの腕を持つ女と、どこまでパワー勝負できる?
でも多分、救星一のバカ力―――俺の親父ほどじゃねぇ……ってことにしとくしかねぇか。
「……ガキには色気なんて理解できないでしょうに?」
「アホか。ガキにわかんねぇマニアックな色気になんて興味ねぇよ」
理解できんのは、あと百年ほど生きてからでいいし。
「さてさて困った坊やね? 手のかかる坊やね? お姉さんが階段の大人を登らせてあげるわ? ボッコボコにして、ね」
「大人の階段だろ? てか無理だよお前じゃ」
「さてさて……どうかしら? 試してみてもよくてよ?」
ったく。
やってらんねぇ。
こういう化かしあいは好きじゃねぇんだよ俺。
「おいイルルル! コイツら時間稼ぎしてやがるぜ!」
ベチャクチャ喋るのは、ここで俺らを長く引き留めるため―――つまり、デミゴッドも俺らの力を警戒してやがるってことだ。
「つまりコイツらも俺らを警戒してるってことだな?」
「イルルに同意。楽勝なら時間稼がずに、とっくの昔に俺らをぶっ飛ばしに来てるってことだよね」
まったく……できる弟たちを持った長男は大変だ。
でも、一言えば十伝わる。
ま、こういう時は死ぬほど頼りになるってこった。
「で、作戦がバレたところでどうよ? 互いが倒れるまで一発ずつ、交互に殴りあうっていうのは?」
「さてさて?」
「ちなみに気づいてねぇみたいだから教えてやるけども……あんまりもたつくと怖いヤツがやってきちまうぜ?」
俺が親指で示してやるとルルンカはピクリと頬を歪ませた。
まぁ、そらそうだろうな。
「あっちで俺らのリーダーが戦ってんのは……お前らのなかでもかなり強ぇヤツじゃねぇの?」
「………」
「ちなみに俺らのリーダー、まだまだ本気隠してっからな?」
掃討戦でデミゴットたちを軽く一掃した時の神がかった強さを、まだ見せてねぇし。
「さてさて……提案を受けてあげるわ。あなたを倒してあっちの加勢しなければいけないみたいね」
「承諾どうも。その礼ってことで先攻は譲るぜ?」
「じゃあお言葉に甘えて……死ねよクソガキっ」
「やってみろやこのど素人がっ!」
+++
「………痛っつつ」
頭がガンガンする。
脇腹も疼くし……こりゃ多分、あばらが何本か折れてやがる。
「……うわぁ、ボコボコじゃん」
「っせ。手加減する余裕なんてなかったんだよ」
てかイルル、その言葉そっくりそのまま返すかんな?
ボッコボコじゃん、ネコ型デミゴットの……名前何だっけ? ま、どうでもいっか。
「そうだよ。イルルだってハルルのこと言えないじゃん。エグイよあれ」
いいぞルルル、もっと言え。
「俺は結局、攻撃も防御もニクス様のお力を借りたからなぁ」
氷の星位精霊ニクスの力か……。
やべぇな。猫型デミゴットなんとかの全身がほぼほぼ凍ってやがる。イルルが殴ったところを中心に、たぶん周囲の空気中と体内にある水分を、一気に凍らせたっぽい。まったくもってエグイ。
でも……エグイと言えば、うん。
「「エグかったのはお前もだからな?」」
ネバネバで拘束からの大量淘汰………エグすぎるっつーの。
嬉しそうに笑った末っ子と拳を重ねて、武功を労いあう。
「でも俺、一番エグイのはハルルだと思う。心まで砕いたんじゃないの?」
長所同士のバトルでの敗北は、体だけじゃなくて心まで折る。
バッキバキに、だ。
それがたまんねぇんだよなぁ。「完全勝利っつーのは、心身共に相手に勝ることを示してこそ得られる快楽のこと」―――これ親父の教えのなかで一番しっくりきたやつ。
「ルルルに同意。単純な殴り合いでゴリラ型デミゴッドぶっ倒すとか……ハルル、おまえマジ脳筋な。親父に似てきたぞ」
「……イルル、それ褒め言葉か?」
「ノーコメントで」
ったく、複雑な表現を使うんじゃねぇよ。
親父に似てきたってのは武の面では褒め言葉だけどもよぉ。それ以外だと複雑だったりすんだけど?
「ハルルはやっぱ強いんだよ、うん」
「おぉ。俺もルルルに同意だな」
兄弟たちからの賛辞……気分は悪くねぇ。
けどライバルのコイツらに嘘は良くねぇし、全部自分の手柄にすんのはカッコ悪ぃ。
「あ~、ちっとだけ……いやかなりチートした?」
「「どんな?」」
「アクアさん?」
難しい説明は任せた……。
「体内の水流―――血液の流れを操作したの。攻撃ときも防御の時も、ね」
「攻撃の時は?」
「血流を活性化して身体機能を一時的に高めたの」
「じゃあ防御の時は?」
「血液をクッション代わりにしたり、衝撃の拡散と収束を行ったりしたの」
「「マジで?」」
「えぇ。たやすいことなのよ?」
なるほどなぁ。
道理でダメージがすくねぇ。攻撃喰らったときもよ、部位に痺れがあんまなかったし。
青龍のオーラ―――水を自分の攻撃や防御につかうことはあったけど。体内の血流を操作するって発想はなかった。
ん? ひょっとして親父の強さの秘訣って、これなんじゃねぇの?
「それで、感覚はつかめたかしら?」
「あぁ。言葉じゃ上手く言えねぇけど体が覚えてる。修練を重ねりゃモノにできると思う。ありがとな!」
「「それ俺らにもできる?」」
「どうかしら? でも、できないと信じる理由はないのではなくて?」
「「っしゃあ! ハルル俺らにも教えろ!」」
「はいはい、教えるって。でも今は……」
「あぁ。回復だな」
「うん。特にハルル」
ったく。
さすがデミゴッドってところか。強めのランクAかSくらいの個体だったんじゃねぇの?
星位精霊の力を借りてんのに……こっちもボロボロだ。
「お前らは平気そうな?」
「俺はほぼ無傷。なにせニクス様が守ってくれたからな。てかハルルが怪我したのだって、正面から殴り合いなんてしたからだろ。マジ脳筋」
「……まぁそうだけどよ」
長男は大変なんだよ。
弟どもの上を行く勝ち方しねぇと……満足できねぇんだって。
「で? 他のバトルは?」
「えっと、皆勝ったみたいだよ。でも、ミルルとモネちゃんは怪我しちゃったみたいで、今、ナナが魔法で治してる。ヘンゼルさんとカグヤさんもその手伝い中」
「カイトと陸人は? ジェイも姿が見えねぇけど……」
「あぁ。三人は先に行った。逃げた敵を追っかけてな」
「残った俺らの指揮はヘンゼルさんが執ることになったよ。今は回復優先。それから、カイトたちを追いかけるってさ」
「りょーかい」
それが妥当な判断、だよな。
ランクSのヘンゼルさんが残ってくれれば、こっちも安心だし。
先行してる敵を追いかけないと、このまま向こうが英知の箱を見つけて手に入れちまうかもしんねぇし。
カイトがそれで問題ないって言うなら、問題ないだろ。
アイツ、マジで未来見えてそうな気配あるしな。
特にこのダンジョン入ってからキレッキレなんだよな。勘が冴えてるっつーのか、神がかってるっつーのかなぁ。
マジでアイツ、優秀なリーダーってことを証明し続けてやがる。
てかまったく理解できねぇ。なんでアイツ、あんなにモテねぇの?
確かに、まだまだ見た目がガキっぽいから恋愛の対象になんねぇのは仕方ねぇのかもしんねぇけど。
でもま、それだって時間が解決すっだろ。
あと数年もすりゃヒュムだって体格も良くなるだろうし……モテるようになんだろな。
なにせアイツは性格もいいし、頭も切れるし腕もたつ。料理も美味ぇしカワイイから良物件だって母さんも言ってたし。
概ね俺も母さんに同意だ。
当のカイトの奴はナナに惚れてるみてぇだけど……特に行動するわけでもねぇし。陸人にナナを譲ってるっぽいとこまであるし。
正直、俺には理解できねぇ。
好きなら行動しねぇと伝わんねぇし、陸人に塩をおくってる場合じゃねぇ。
ナナを好きだって気持ちは恋じゃねぇのかも……なんて俺は考え始めてるくらいだ。
だから……友としては願っちまう。
いつかアイツが、全部を投げ打ってでも手にしたい―――そんな恋に出会える日がくるといいんだけどなぁ。
「ハルル?」
「ん? あぁ悪ぃ。考え事してた」
「ったく。それでカイトがさ、不穏なこと言ってたんだ」
「……ルルルに同意」
「なんだよ二人して。なんて言ってたんだ?」
「えっと、多分大丈夫だろうから頑張って戦えってさ。なんのことだ―――」
「―――ッ⁉ ルルル、シールド!」
「りょ、了解!」
ちょい待てそれ……カイリク兄弟大好きなあの、なんつったかなぁ……フ、そうだフラグってヤツじゃねぇの?
ほら。
ほらほらほらほらほら!
ズドドドドオォオオオオ――――ンってこの地鳴り、やっべぇだろ。
砂煙が立ったせいで姿が見えねぇからまだ確定じゃねぇけども……ヤバい。
気配がもうヤバい。
「ヴォォォォォォォ………」
なんて嫌な唸り声だ。
威嚇?
縄張りを荒らされたと思ってやって来た。
ま、そんなとこか。
「―――はぁ、ったくよぉ」
カイトのヤツ。
コイツに俺らが勝てるって未来が見えたんだよな? そうだよな? 頼むからそうだって言ってくれよ?
「ハルル、カイトが戦えってのは多分、コレのことだな」
「イルルに同意。間違いないだろ」
……ったく。
やってらんねぇ。
あ。
こういうとこだな、アイツがモテないのって。
信頼百パーセント丸投げで寄越されてもな……時には重いんだよ受け取る側としてはよ……。
でもアイツ、ニシシって笑いながらきっと―――「お前らならやれると思った!」ってシレっと言うんだよ。
なんでかわかんねぇけど、その期待を裏切りたくはねぇんだよな。
「ハルル、行けるか?」
「ったりめぇだろ?」
それにコイツらがいるし、な。
負けらんねぇし、ビビって怯んでるカッコ悪ぃ背中は……絶対ぇ見せらんねぇ。
長男は辛ぇよまったく。
「ヘンゼルさん!」
「あぁ。私とカグヤ、ルルルが支えるもの、ナナは癒すもの、ハルイル兄弟が切りさくもの。ミルルとモネは―――」
「大丈夫さ。二人ならもう戦えるよ?」
「うん。光の星位精霊―――ルクス様が回復に協力してくれたの」
「ついでに君たちも、ね。これで存分に戦えるだろう」
「―――うぉ⁉」
「マジかよ……すっげぇ」
「あぁ。マジでありがてぇ。感謝しますルクス様」
痛みもねぇ。骨折も全回復してるっぽい。
………っしゃあ!
これでまだ………全力で戦える。
野生のドラゴンと。
「………にしてもでけぇ」
ラグナさんほどじゃねぇけど……でけぇ。二十メートルくらいあるな。
「解析完了。ウインドドラゴン―――弱点属性はなし、だな。物理攻撃は首をねらえ。なお私の知る文献によれば、ドラゴンとしては低能で、さほど強くはないとされている種だ」
ヘンゼルさん、その情報ありがたいっす。
ちょっとだけ勇気もてたし。
救星の魔導士ヘンゼル―――超絶綺麗なハイエルフのお姉さん。
ぶっちゃけ俺の初恋の人。
初めて父さんに紹介された時は、手に持ってたグラスを落っことした。全身に痺れが走って……不思議なくらい喉が鳴ったのを覚えてる。
八歳くらいだったっけ。
その場で生まれて初めて告白して……生まれて初めて振られた相手でもある。「無理。諦めて」って、即答だったよなぁ。あっさりと振られすぎて何が起こったのかもわかんなかったくらい。
で、傷心のあまり三日くらいボケーっとしてた気がする。
今となっちゃいい思い出だけどもよ……初恋の人の前ではカッコつけてぇよなぁ。
「あの、に、逃げるって選択肢もあるですよ?」
「悪ぃなモネちゃん、それは無理なんだわ」
クシャリと頭を撫でてやればわかってくれる、はず。
海人族の妹たちにはずっとこうしてわかってもらってきた。
俺らは修練が日課だから、あんまり一緒に遊んでやれなかった。妹たちの「遊んで!」攻撃に申し訳ねぇって思いながら頭を撫でて……わかってもらってきた。
俺は竜人族なんだって。
竜人族は竜種―――つまり竜の力を授かった民。
武に生きる種族で、強者との戦いに勝利することを誉とする民なんだ。
野生のドラゴン相手に自分の力試しができるなんて幸運を逃してちゃ、先祖に顔向けできねぇってもんだろ。
あと、逃げたりしたらぜってぇ親父に殴られる。
つまり戦わなきゃいけねぇ理由ばっかりってこった。
「はぁ………ったく、めんどくせぇなぁ」
我ながらなんとも面倒くせぇ性格、それに宿命。
友人の期待だろ? 兄弟へのプライドに親父と先祖。それに初恋の人。
………っしゃあ。
ますますテンション上がってきた。
「……ってことなんでアクアさん、力を貸してください」
「もちろんよ」
「マジ心強いっす」
「俺もですニクス様」
「ってことでいくぞイルル―――アレを試す」
拳を重ね合わせるルーティンで、呼吸を整える。
「応!」
「「開幕に歓喜せよ。滅びの音は我のもの。滅びの声は汝のもの……【ファウスト】」」
自己バフ魔法、それに星位精霊の力、頼りになる仲間たちのサポート……不安はねぇ。
相手はドラゴン。
初っ端から全力でいく。
「「オーラ解放!」」
待ってろよカイト。
さっさとコイツを片付けて……お前の見通しが正確だったって証明してやっからな!
「「奥義……双頭の水龍‼」」
今日もありがとうございました!




