表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
48/48

48――追憶

 夢から覚めても、しばらく温もりを探った。

 布団の中には誰もいない。耳を澄ませても物音ひとつ聞こえない。静かな冬の夜ーー。


 ……そうだ愛しいあの猫は、ずっと昔に虹の橋へと旅立った。積雪の予報が出たからと言って、慌てて外に探しに行かなくていい。

 だけれど何年経とうが、頭の隅には君がいる。日向の匂いがする毛並も、私を見つめ返す大きな瞳も、いまだ鮮明に覚えている。同じ布団で眠ったあの夜も、一緒に町を散歩したあの夜も、忘れられない。きっと一生、振り返りながら生きていく。


 記憶を整理しながら、瞼を閉じる。朝になったら大掃除の続きをして、クローゼットに閉まっているあの猫の写真を、明るい所に飾ろう。そうしよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ