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胖姐看中国  作者: 胖姐
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第六十一話 ニセモノトケイアルヨ~~

中国といえば……(ニセ)(モノ)大国。

北京、上海、深センを訪れたら、誰でも一度は『ニセモノ”トケイ”アルヨ~』と声をかけられるのではないでしょうか。


中国では、ありとあらゆるものにニセモノが存在します。

時計、スニーカー、バッグをはじめとして、米、生卵、食塩、化学調味料にシャンプー、化粧品、乾電池などなど……。日本では考えられないですよね(◎_◎;)


上海で有名ブランドの”CHANEL”そっくりのショルダーバッグを見かけた時、『おや、何か変だなぁ…?』と思ったら、バックの金属製のバックル部分が、本来ならば”C”と反転した”C”が重なっているダブルCマークのはずなのに、なぜか”Ծ”っぽい……(;^ω^)

私が思わずじっとニセモノバックを見つめていたら、お店の販売員に、


「このԾ部分はマグネットで出来ているので、いったん取り外して、文字をばらして余分な部分を取り除き、カーブを組み合わせて、もう一度取り付けると……ほら、ダブルCマークのシャネルのバッグの出来上がり~~(^▽^)。生地は本物と同じね。縫製もイイよ。」

「……おおっ(◎_◎;)」


ロゴが変形するなんて、トランスフォーマーかっっーの。

その発想に驚かされました。


中国には、何となく愛嬌のあるニセモノも存在します。

スポーツ用品メーカーの“PUMA”のマークは、躍動するプーマの姿がシルエットになっていますが、同じようにネコ科の動物が躍動するシルエットが描かれていて、添えられたロゴが”TIGER”。

“NIKE”じゃなくて、”NEKO”。(誰か日本語が分かる人が作ったのかな?)

どうみてもソニープレイステーションにしか見えないのに、付けられたロゴが”Nintendo”とか。

まだ世の中に存在しないと思われる”iPhone 8”もあります。なんと未来を先取りですよ~~。

私がすごいと思ったのは、”Adidas”のロゴがあるのに、なぜか描かれたマークは”NIKE”のSwooshマーク。日本ではあり得ないダブルネーム!( ̄∇ ̄;)ハッハッハ


過去の一時期、中国でニセモノがはびこっていた携帯電話については、地元メーカーが作っている安価で高性能の正規品が市場に出回るようになったこともあり、だいぶ衰退してしまいました。

今では、日本の家電量販店の携帯電話のコーナーに、有名メーカーに雑じって、中国メーカーの販売ブースが普通に並んでいます。昔のニセモノだらけの時代を知っている私としては、まさに『アンビリバボー』( ゜Д゜)なのです。

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