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美しかったきみへ

作者： 甘木智彬

ごめんね　ごめんね


僕はこんなにも　きみを愛していたのに


もうきみなしでは　いられないほどなのに


ごめんね　ごめんね


きみにふれない日はなかった


幾度となく　夜をともにした


ごめんね　ごめんね


僕はただ　きみを綺麗にしたくて


だから　なにもいわないきみから　優しさを剥ぎとって


ごめんね　ごめんね


でも　ぼくは　うまくできなかった


するりときみは　ぼくの手からこぼれおちて


硝子のように　ひび割れて


みるも無惨に　砕け散った


ごめんね　ごめんね


僕の　iPhone






カバーつけてなかったら今頃粉々やろなぁ

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―　新着の感想　―
[一言] 無意識に傷だらけの体をなでまわすと、指に傷が引っかかったり、自分の罪を思い出し、 不意に体がぶるりと震えて生きていることに安堵し、 同じことにならないよう、優しさで雁字搦めにしてしまうんです…
2019/10/20 08:47 106xsi
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[一言] 美味しかった君へっていう一つ下の方の見て、霜降りになった子のこと思い出して切なくなりました。My precioussss！ 次はホラーが読みたいっす！
2016/03/28 11:52 ダルマ
管理
[一言] 美味しかったきみへと思って読んで、タイトル見返して納得
2016/03/27 14:14 桃ちゃん
管理
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