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Act6:一系統魔法特科

 アリアの後ろに付いて行った静也はざっと教室を見回す。


「(……ふむ、魔法を学ぶと言っても、やっぱ見た目は俺とそう変わらないな)」


 静也としては魔法を学ぶ学校というので、中年や壮年の人間も居るものだと思っていたがそんなことはなかった。

 外見年齢は静也とそう変わらない少年少女たちばかりである。

 ただし、殆どが亜人ではあるが。


「おーっすアリア!なんや男連れかいな!あんたも隅に置けへんなあ!」


「な、ナナセちゃん、そんなんじゃないですよ!」


 教室に入った静也に奇異の目を向けていた生徒達の中で、アリアに話しかけた赤毛の少女がバシバシと静也の背を叩く。

 アリアと同デザインのマントとサンダルだが、中の服はジャケットとビキニブラとスカートという海賊っぽいスタイルだった。


「(……というか何故に関西弁…)」


 翻訳魔法とやらが訛りも再現しているのだろうか。

 などと考えていると、赤い瞳が静也の顔を覗きこんでいる。


「うぉっ」


「おおぅ」


 目が合って同時に仰け反る。

 件の海賊っぽい少女が興味深そうに静也を見つめていた。


「あーっと…誰?」


「あたしはナナセ・ブリッツや。由緒あるマーメイド族やで」


「赤月静也だ。…マーメイド族…人魚?」


 ナナセ・ブリッツという少女の言葉に静也は思わず彼女の足を見るが、ナナセの足は人間のそれと同じであった。


「あ、女の足見るなんてやらしーなあ」


「む、すまん。人魚って言うから足が魚と同じかと思ってた」


 頭を下げる静也にナナセはケラケラ笑う。

 どうやら冗談のつもりだったようだ。


「水の中にガッコがあるんやないし、人化魔法くらい習得しとかなガッコなんか入られへんよ」


「ほー…人化魔法」


 思わず感嘆の声を上げる静也。

 魔法というのは随分と多岐に渡るバリエーションがあるようだ。


「……すげーな。どう見ても人間にしか見えない」


「なはは、凄いやろ。触ってみるか?」


「いいのか?」


 興味が前に出た静也は屈み込み、椅子に座ったナナセの太もも辺りに手を伸ばす。


「…ッ!?」


「へぇ…すべすべでマジで人間と遜色な」


「何すんねん!」


「ブッ!」


 「遜色ない」と言いかけた静也の顔面に拳がめり込んだ。

 僅かに仰け反ってナナセを見る。


「…………すまん。調子に乗りすぎた」


「あ、いや…かまへんよ…。あたしが触ってみるかなんて言うてもうたんやし」


 少し赤くなった鼻をおさえて謝る静也にナナセは首を振った。どうやら自分も悪乗りしすぎたと考えたようだ。

 そんな静也に興味が湧いたのか、他の生徒も近づいてきた。


「こんにちは。静也はん…でええですか?」


「ん?ああ、さっきの聞いてたのか。そうだよ、赤月静也。あんたは?」


 白髪に狐耳と尻尾の少女が口火を切る。ナナセと同じく静也には関西弁に聞こえるが、やや京訛りが混じっている。


「ウチは獣人族のタマキ・サエグサどす。以後よろしゅう」


 タマキと名乗った少女は優雅に頭を下げた。アリアやナナセと同じマントの下には巫女服が見える。

 どうやらこの学園ではマントとサンダルが制服の役目を果たしているらしい。


「タマキさんね。よろしく」


「『さん』なんて他人行儀に呼ばんといておくれやす。気軽に『タマキ』でええですよ」


「あ。せやったらあたしもナナセって呼び捨てでええで」


 タマキに乗っかる形でナナセも手を上げた。


「了解。タマキとナナセな。……で、タマキの後ろに隠れてる子は?」


「ふにゃっ!?」


 身体を傾けてタマキの背後に居る少女に目を合わせると、緑の髪に猫耳と二股に別れた尻尾を持った少女はタマキの背中に張り付いて隠れてしまった。その少女にタマキは「あらら」と苦笑する。


「この娘も獣人族のサクラ・クズキどす。ほら、サクラも挨拶しなさいな」


「……さ、サクラ、です…にゃう」


 サクラという少女は一度名乗った後再び隠れた。人見知りが激しいようだ。


「(タマキと違って訛りは無かったな)よろしく…獣人族も色々居るんだな」


「ふふふ、ウチとサクラはちょこっとだけ他の獣人族と違うんです」


「ん?違うって…」


 「どういうことだ?」と言いかけた時、教室の扉が開いた。


「席につけ。次の授業を…ん?」


 中に入ってきたのは二十代かそこらと思しき黒マントの女性だった。鮮やか銀髪から覗く尖った耳を見るにエルフ族、しかしアリアと違って肌は浅黒い。

 眼鏡を掛けた奥の赤い瞳が静也を捉えると、一瞬首を傾げたがすぐに得心がいった様に頷いた。


「ああ、学園長が言っていた編入生だな。一度全員に自己紹介させる。わたしの隣に来い」


「…は、はあ」


 有無を言わせぬ雰囲気に静也は思わず頷いてしまった。







「唐突だが編入生を紹介する」


「赤月静也です。以後よろしく」


 女性に促されて静也は頭を下げた。

 そして頭を上げると女性を見る。


「………つーか、あんた誰?」


「……一応お前の担任になるんだからあんたは無いだろう。…レイン・シチリカだ。レインでいい」


 呆れたように苦笑する女性、レイン・シチリカ。厳しそうな見た目だが意外に器量はあるらしい。


「すみません。…で、レイン先生」


「何かな?」


「先生はエルフじゃないんですか?」


 どうにもアリアやトリシャと雰囲気が異なるので静也はこういう質問を投げてみた。

 その質問にレインは少し目を見開く。


「ほう、モノを見る目はあるな、静也。お前の見立て通り、わたしは普通のエルフと異なる。ダークエルフというやつだ」


「へぇ…亜人の中の亜種みたいなもんですか?」


「そうだな。一般的なエルフは集落を作って生活するが、ダークエルフはだいたい集落から別れて一人旅をするものが多い。亜種デミの中の亜種デミというのも妙な表現だと思うが」


 苦笑しつつレインはそう締めくくり、生徒達に視線を移す。


「さて、アリア以外は知らんだろうから改めて説明しておく。この静也は魔法が使えん人間だ」


 どよ、と生徒達は困惑する。

 魔法が使えない人間が魔法学園に在籍するという意味を理解してだ。


「そう、赤月静也は今代の勇者として召喚されたリラオードの人間だ。本人の意向で勇者扱いはやめてほしいそうなので、お前達もそのつもりで接してやれ」


「(……トリシャ先生、お手数かけます)」


 色々取り計らってくれたトリシャに内心詫びながら静也は再び頭を下げた。


「お前はアリアの隣だ。席につけ」


「はい」


 生徒達の視線を受けながら静也は目的の席を目指す。

 途中でナナセと目が合った。


「(…あんた、勇者やったんやね)」


「(俺はそう呼ばれたくないんだけどな)」


 キラキラした目をするナナセを受け流しつつアリアの隣の席に着いた。

 アリアと視線が合う。


「(じゃ、改めてこれからよろしく)」


「(はい)」







「……うむ、静也も居ることだし、今日はこの後の授業はなしにしよう」


「おおー!!」


 レインの提案に生徒達は湧き立って拍手。


「その代わり、何人かにこの世界の魔法のことを質問する。静也に基礎を教えるいい機会だしな」


「あー…」


 すぐに落胆の声が上がった。なんとも連帯感のあるクラスである。


「では早速行くぞ。まずはアリア」


「はい」


 指名されてアリアは立ち上がる。


「魔法の属性の種類を上げてみろ」


「炎、水、風、大地、雷、無の六種類です。特殊なものとしてヒール魔法とカース魔法の2つがあります」


「(ふーん…五行思想に近いな。…無属性ってなんだ?)」


「正解だ。次、ナナセ」


「はいな!」


アリアが座り、ナナセが勢い良く立ち上がる。


「無属性魔法について解説してみろ」


「レイン先生センセ、あたしにそんなのは愚問ですわ。無属性魔法は他の属性魔法にも療魔法にも呪魔法にも属さへん特殊な魔法のことや。あたしの人化魔法や翻訳魔法なんかもこれに属します」


「さすがだな。次、ウィグ」


「……んむ」


「(お、初めて聞く名前)」


 キョロキョロと静也は周囲の席を見回すも、立ち上がる生徒は居ない。

 それを見たレインは「またか」と溜息をついて突っ伏したオレンジ髪にチョークを投げつけた。


「あうち」


「(……今、当たったチョークが一瞬で粉々にならなかったか?)」


「起きろ。ウィグ・トラボルト」


 のそのそと頭部にチョークを食らった生徒が立ち上がった。

 未だに眠そうな少女は両腕が鳥の翼のそれだった。

 おそらくハーピー族だろうと静也は結論づける。


「療魔法と呪魔法について説明してみろ」


「あい~…療魔法は文字通り治療に特化した魔法で~…呪魔法はじわじわ相手を消耗させる魔法~…」


「よし。………寝るなよ?」


「Zzz…」


 寝ていた。

 もう一度溜息をついてレインは次の生徒に質問する。

 それらを聞いていた静也は頭のなかで内容を纏めていた。



 最初にアリアが挙げた炎、水、風、大地、雷の5属性は相性がある。

 炎は水に、水は雷に、雷は大地に、大地は風に、風は炎に弱い。

 また、生まれ持ってそれらの属性を扱える事を『系統』と呼ぶ。炎属性を扱える事を『炎系統』、水ならば『水系統』といった風にだ。

 2属性以上の魔法を組み合わせる事を合成魔法フュージョンと呼び、使用できる魔法使いは数えるほどしか居ないそうだ。

 療魔法と呪魔法、そして無属性魔法は努力次第で誰でも習得できるらしいが、それでも才能があるものの汎用性は抜きん出て高いらしい。

 療魔法は治癒力を高めたり病気を治療したりと、癒やしに特化した魔法。

 呪魔法は文字通り瞬間的な呪いを与えて相手を消耗させる魔法。

 無属性魔法はそれら全てに属さない魔法というくくりだそうだ。

 具体的に言うと変身させる魔法だとか、魔力そのものを弾丸として飛ばすとか、結界を張ったりだとか、そういったたぐいのものだ。

 随分と曖昧なくくりだな、なんて静也は思ったそうな。




「……よし、この辺りでいいだろう。静也、理解できたか?」


「まあ、大体のところは。あとは自分で追々調べてみます」


「そうか。向上心があるのはいいことだ。アリア、あとは任せるぞ」


「はい、わかりました」


 「それでは今日の授業はこれまで」と言ってレインは教室をあとにした。

 その後、静也の周りに生徒達が再び集まる。

 ………何故か女子生徒ばかり。


「静也くんってリラオードから来たってホント?」


「あぁ、うん。日本っていう小さい島国で、こっちで言う獣人語が使われてる国に住んでた」


 金髪のエルフ少女の質問に答える。


「リラオードの科学ってどれ位進んでるの?」


「うーん…世界中の人間と離れて交信が出来る位。単純な乗り物の技術なら空より高く飛べる乗り物があったりする」


 犬か狼っぽい獣人族の少女。


「武器は?武器はどうなんですか?」


「武器…都市一つ滅ぼす兵器なんかもあるな。因みにそれを使うと十数年草木一本生えなくなる」


 小柄だがはっきりとした口調の少女。ドワーフ族かホビット族だろう。

 他にも静也は「どんな道具があるのか」だの「ファッションはどうだ」だの、息もつかせぬ勢いで質問攻めを受けた。


「(ひー…アリアさんヘルプ!)」


 静也は質問攻めをなんとかさばきながらアリアに助成の目を向ける。


「…………」


「(……あれ、不機嫌?)」


 静也を見向きもせず、ツンとした態度の彼女に首を傾げた。

 そんな時、唐突に教室の扉が開く。







「……ふん、相変わらず獣臭いし磯臭いクラスだ」


 教室に入ってきたのは、静也とそう変わりない年齢の人間の少年だった。

 鮮やかな金髪は後ろに纏め、緑の瞳は気障ったらしく細められている。

 端正といえる顔立ちはさも不快そうにしかめられていた。


「(……うわー、鼻にかけたお坊ちゃんって感じがプンプンするなぁ)」


 「自分とは仲良くなれそうにない」なんて静也が思っていると、その生徒にナナセが近づいた。

 その目には明らかな敵意が宿っている。


「……なんの用や、ギルベルト」


「お前に用はない。生臭くて敵わんから失せろ」


「ッ…このっ…!」


「なんだ?生臭い亜種デミ如きが、人間様ボクに逆らうのか?またシビれるのを食らわせてやろうか?」


 ギルベルトと呼ばれた少年はニヤニヤと厭らしい笑みを浮かべてナナセを挑発する。

 その態度にナナセは悔しそうに歯を軋ませた。


「さて………ああ!見つけた!」


「(げ。こっち見た)」


 しばらくキョロキョロしていた少年だが、静也を見つけると嬉しそうに口角を上げる。


「やあ。君が赤月静也くんかい?」


「……あー。そうだけど、あんたは?」


 近づいてきた少年に、「関わるとめんどくさい事になる」と判断して、静也は適当に相手をして追い返そうと考える。


「ボクはギルベルト・ベン・ビルブレスト。親しい者にはギルって呼ばれてる。君も是非そう呼んでくれたまえ」


「気が向いたらな」


 興味ありませんオーラ全開の静也だが、ギルベルトは意にも介していない。


「ボクの家は学園幹部と繋がりがあってね。君が今代の勇者だって聞いてひと目会いたかったんだ」


「……………………ふーん。で、ご期待に添えたか?」


 勇者と呼ばれてイラッと来るが耐える。


「期待以上だよ!その相手を射殺さんとする眼光、精悍な顔立ち、強い意志を感じる声!どれを取っても勇者の名に恥じない!」


「はァン。で、ただ見に来たワケじゃ無いんだろ?」


 耐える。


「………単刀直入に言おう。君、ボクのクラスに移らないか?」


「あぁ?」


 いきなりの提案に静也は眉をひそめた。

 何故わざわざクラスを移さねばならないのか。


「……なんで?」


「このクラスが君に相応しくないからさ」


 「当たり前だろ?」というように肩をすくめるギルベルト。

 どうやら彼に取って、静也が一系統魔法特科に所属するのはお気に召さないらしい。


「勇者である君はこんな落ちこぼれクラスに居るべきじゃない。ボクの居る『三系統魔法科』に来るのが一番いいのさ」


「ギルベルトッ!」


「ナナセはん、落ち着きなはれ…!」


「け、ケンカ、ダメです…!」


 ギルベルトに飛びかかろうとしたナナセをタマキとサクラが抑える。


「……落ちこぼれ?」


 一方で静也は、ギルベルトの言葉に首を傾げた。

 このクラスが落ちこぼれと呼ばれる意味について疑問に思ったからだ。


「知らないのかい?この『一系統魔法特科』は通称『一芸科』と呼ばれている。つまりこいつらは、一系統の魔法しか使えない落ちこぼれ連中ばかりなんだよ!」


 ギルベルトの中傷にクラス全員が敵意の目を向けた。

 それを意に介さずギルベルトは続ける。


「こんな落ちこぼればかりのクラスに居る様じゃ、静也くんの勇者としての品位を下げてしまう。…それに、このクラスはひどく臭う。獣臭いし、生臭い亜種デミの臭いだ」


「…………………」


 ぶちん。

 本日数十度目の『勇者』と、今日会ったばかりとは言えフレンドリーに接してくれたクラスメイト達を馬鹿にされ、静也の中で何かが切れた。


「……………ああ、確かに臭いな」


「…ッ…!」


 静也の言葉にアリアが、タマキが、ナナセが、サクラが、皆が目を見開く。


「ッフフ…そうだろう。だったら…」


「さっきから臭い臭いと思ってたんだ。乳臭いのと、ションベン臭いの。ケツの青いガキの臭いだ」


「………は?」


 一瞬ギルベルトの表情がパッと輝くが、その次の言葉で固まる。

 静也はギルベルトに見えないようにほんの僅かだけ顔をナナセ達に向け、片目を閉じてみせた。


「…な、何を言い出すのかな、静也くん?」


「声が震えてんぞ?…………もしかして全寮制だから、ママのオッパイが恋しくて寝小便しちゃったのかな?マ・ザ・コ・ン・ボ・ウ・ヤ」


「ッ!!!!!」


 ニヤリと笑って静也はギルベルトに優しく語りかける。

 自分のことを言われているのだと一瞬理解出来なかったギルベルトはパクパクと口を動かし、


「………ッ…ぼ、ボクが…ボクを…ボクに、何てことを!」


 静也に向かって指をさして叫んだ。


「おや、図星だったか?くだらねーエリート思考なんかで俺を抱き込もうなんて100年早いぜ?ガキはガキらしく家に帰んな。『ママーみんながボクをいぢめるー』ってママのオッパイ吸ってろよ」


「なんっ…ボクはママにそんな言い方しない!ママに甘えるような真似もしないぞ!」


「ああ、やっぱママって呼んでんだ。ママに甘えないなら『パパーボクをいぢめるやつを学校から追い出してよ~』か?親のスネかじって恥ずかしく思わねーの?」


「――――――」


 その言葉でギルベルト・ベン・ビルブレストの思考は完全に凍り付いた。


「き、貴様ぁ!ビルブレスト家の跡取りたるボクにそんな口を…!」


「ちょいと待ちや!」


 静也に飛びかかろうとしたギルベルトと、座ったまま迎え撃とうとした静也の間にナナセが立つ。


「……なんだ?ボクに逆らうのか?」


「邪魔すんなナナセ。このケンカは俺が売ったもんだ」


「せやから待って!静也は知らへんやろうけど、学内での私闘は禁じられとんねん!」


 必死で止めるナナセ。勢いを殺された二人は一度鞘を収める。


「………静也、どうしてもギルベルトと戦わな気ぃ済まんか?」


「ああ、かなり鬱憤がたまってる」


 ギルベルトを睨みながら静也は静かに口にした。


「………はぁ…。こうなったら、互いに退かれへんよね」


 「せやったら」とナナセは顔を上げる。


「明日の昼休み、体育館で静也とギルベルトで模擬戦や!」


「は?」


「なに?」


 突然の提案に二人は首を傾げた。

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