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デート

めんどくさーい体育祭がやっとおわった。


今、私はバス停にいる。



超久しぶりに、彼氏とデートなのだ。


でも・・・・・・・・・・・・・・



彼はなかなかやってこない。

10時待ち合わせで、現在10時15分。

15分って言うのは・・・ちょっと・・・

なんなら15分前にきて、「まった?」「いまきたところ」


なーんていう会話をしてみたいものだ。


私は大きなため息をついて、ベンチに腰掛けた。

忘れているのかもしれない。


そうおもって、彼に電話をかけた。



ワンコールで彼がでたので、少し驚く。



「あ、もしもし?あたしだけど・・・」


「もーすぐつくからまってろよぉー。じゃ。」


ブチッ


ツーツーツー・・・・




携帯が壊れるんじゃないかってほど、私はこぶしを握り締めた。














「わりぃー、おくれた。」


あの電話から約15分。


彼がついたのは待ち合わせの時間よりも30分おそい、10時30分だった・・・・


あきれた・・・。本当に。


「あんた、あたしとデートしたくないんじゃないの??」


少しキレ気味にそう言った。


「はぁ?んなわけねえだろぉが。だいたい、10時ってはやくねぇか?」


「10時がはやい?!じゃぁ、てめえは夜まで寝てろ!この夜行性め!」


ちょっと言い過ぎたかな・・・

でも、30分も遅れてきたんだし・・・当然の仕打ちだ。


「・・・じゃぁ、もういいよ。俺、帰る。」


え、えぇええええ!?


ちょちょちょちょ、ちょっとまった


帰る??????


いやいやいやいや!


やばい。。。。。


怒らせた!



「ちょっと、ごめんごめんっ。言い過ぎたっ。ね、おねがい、おこんないでよ!」


彼は口元をゆるめて言った。


「嘘だしー。さ、いこいこ。」


そういって、スタスタ歩き出した。



もう、疲れる。


君といると、本当に疲れる・・・・













小さな体を小さく丸めて、自分で自分を守っている。


君は、自分しか、頼れる人がいないの・・・・?


いつも、孤独だったの・・・・?



もう、一人じゃないよ。


私が、いるよ。

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