愛が足りない
君の本心というものは、いつも揺らいでいたのだろうか・・・
いつも嘘の笑顔をつくって、周囲の顔いろをうかがって生きてきたのだろうか・・・
いつも必死で、空気をよんでいたのだろうか・・・
私は君に、何をあげればいいのだろうか・・・
*
「愛がほしい。」
「なんてー?」
「だーかーらー・・・、ちっ。やっぱいいよ。ブース。」
彼女にブスって言う彼氏みたことありますか?
私は初めて見ましたよ。
そんな彼氏を。しかも、それ、自分の彼氏でしたぁー(笑)
ってこらぁ!
こいつ、いまなんんつった??????
ぶす?ブス?無州・・・?
あっはぁー☆無州かぁ。なんだぁ。
ははははは・・・・はぁ。
正直いって、疲れたわ。
こいつの彼女。でも、なんか離れられないんだよォーーーーー
こいつのこと、好きなの?!私・・・・
私は心の中でこんなことを思いながら、もう一度彼に聞いた。
「なんていった??」
「だから!もういいってば!!ブス!!!」
そういって、彼は教室からでていってしまった。
ブス・・・・・・・・
その単語が、私の頭の中をグルグルまわっていた・・・
*
君が見える。
おしいれの中に隠れて、うずくまっている君は、とても小さい。
誰かがおしいれに近づいて・・・・
おしいれの戸が開いた時、君の顔は、恐怖であふれていた
読んでいただいてありがとうごうざいます。