倉田の野郎
「雪乃ちゃん・・・?」
保健室に入ってきたのは、先生ではなく倉田君だった。
正直いって、今一番会いたくない人ナンバーワンだ(汗)
とりあえず、なにか言ったほうがいいかな~・・・
「・・・、あぁ!倉田君!!どうしたですか?」
やばぁぁぁい!
最後おかしすぎるだろぉ・・・くっ・・・
「あぁ・・・、ちょっとケガしちゃってさ。」
「・・・ふ~ん・・・。」
ちょっとそっけなく言って、私はまたベッドにもぐりこんだ。
するとそこに、
ガラッ
「おい雪乃。お前の給食持ってきたぞ。」
「え?!」
たかちゃんが入ってきた。・・・もうお昼か~
・・・てか今会いたくない人ナンバーツーだよ・・・おまえ・・・
ナンバーワンとツーがなんでそろってんだよ!!(泣)
「あ、ありがとぉ~。」
私は給食を受け取って、すぐにもぐもぐと食べ始めた。
そんな中、ナンバーワンとツーが話し始めた。
「あれ?倉田・・・なんでここにいんの?」
「ちょっとケガしたんだよ、手をさ。」
「そぉなんだ。あ、保健の先生なら事務室にはいってくの見たぞ。」
「そっか。」
ここで会話が途切れるワンとツー。だがすぐにワンが口を開いた。
「なぁ、お前らって付き合ってんだろ?」
「ぶっっ!!!!!」
私は思わずふきだした。
「ゲホッ・・・はぁ・・・、ちょ、何言ってんの倉田君!」
「付き合ってるよ。」
うぉい!なんで言うねん!なんで言っちゃうねん!!!
もうここ戦場だよ・・・
「やっぱりな。てかお前、ほんとに雪乃ちゃんのこと好きなの?」
ズキ・・・・心痛むわーその質問
「あたりめえだろ。じゃなきゃ付き合ってねえし。」
「嘘つけよ。いっつもヒドいことばっかり言ってんじゃん。」
いつも見てたのね・・・倉田君・・・・ハハ・・・
「・・・んなことテメェには関係ねえよ。てかなんでいきなりこんなこと聞くんだよ。」
「雪乃ちゃんが好きだからだよ!」
「はぁ?・・・ぁあ、そぉゆうこと。さっき雪乃屋上に呼び出したのは、告白するためってわけか。」
「あぁ。」
え、なんでたかちゃん知ってんの
「お前は人の愛し方知らねえんだろ。」
「は・・・?」
たかちゃんの目つきが変わった
「・・・テメェに何が分かんだよ・・・テメェは俺の何を知ってんだよ!!!」
「お前は人の愛し方が分からねえ。お前は人とズレてんだよ。人に愛してもらったこともねえんじゃねえの?」
「黙れよ!!!!!!!!!!!!!!」
「お前はなぁ・・・」
「おい倉田。」
私はなぜか、口を開いていた。
「は?」
「それ以上なんか言ったらこの給食全部お前の顔面になげつけんぞ。」
「どうしたんだよ、いきなり。」
「それ以上しゃべんなっつったろぉーーーー!!!!!!!!」
ベシャッ
「うっ・・・おい!!!何すんだよ!!!!ざけんな!くっそ・・・」
そう言って、倉田は保健室から出て行った。
たかちゃんと私は、何も言わずにただその場で目をふせていた。
*
人の愛し方なら私が教えてあげる
人に愛してもらったことがないなら
私が愛してあげるよ




