突然の告白
私は静かに本を読んでいた。
たかちゃんと喋ろうかなと思ったのだが、授業が終わるとすぐに教室をでていってしまった。多分、屋上に言ったのだろう。
そう思いながら、黙々と本を読んでいると、いきなり声をかけられた。
「あの、ちょっといい?」
「へ?」
顔を上げると、学級委員の倉田亮介君が立っていた。
「え・・・あ、はい・・・。」
私は不思議に思いつつも、彼に答えた。
そして、屋上で話したいと言われ、私と倉田君は屋上へ行った。
屋上の扉を開けて、私は屋上を見渡した。たかちゃんはいないようだ。
「あの、私になんのようですか?」
「あ、あのさ、俺と付き合ってくれないかな?」
私に衝撃が走った。
私は今日、人生ではじめて告白というものをされた。
たかちゃんと付き合う時も、私からだった。
「えっと・・・あの・・・・」
私はしどろもどろしながらも、ちゃんと答えた。
「ごめんなさい・・・。私、今付き合ってる人がいて・・・。」
「え・・・。あ、そうなんだ。ごめんね、いきなり。」
倉田君は申し訳なさそうに私に言った。私は倉田君に先にいくね、と言い残し、屋上をでた。
そのあと、なぜかたかちゃんの顔がまともに見れなくて、私はずっともやもやしていた。
*
このもやもやはなんだろう・・・
こんなことで悩んじゃいけないのに・・・
たかちゃんはもっと苦しい思いをしたのに・・・・




