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魔人転生記 -九転臨死に一生を-  作者: 葵大和
第六幕 【超越:愚者は世界を翔け昇る】
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60話 「飛矢、碧い都は戦模様」

「じゃあ、今日から僕も爛漫亭に滞在するよ。闘争が開始された今、僕もギルドの近くにいた方が何かと都合がいいし。それに――」


 ジュリアスは金糸の髪を片手でかきあげ、少し眉尻を下げて苦笑を浮かばせながら続けた。


「そろそろ真面目に他の王族勢力とどう戦うかについて話あっておかねばならないからね」

「ずいぶん深刻そうな顔をするのね、愚王子。高貴な者が民の前で見せるべきではない顔をしているわよ」

「そうかい? ――僕はそんなに気高い男じゃないさ。君ほど強くもないし、高貴でもない。だから、不安が顔に出てしまうのさ」

「その不安って?」


 プルミエールが妖しげな笑みのままで先を促す。


「王族の一人に、真正面からは戦いたくないなぁ、って思う人がいるんだよ。『戦』に特化してる人がいてね。決して君たちの力を信じていないわけではないけれど、それでもやっぱり、分が悪いと思う」

「そこの愚魔人パシってもどうにもならないの? 身内がいうのもなんだけど、それ、結構優秀な戦闘用パシりよ?」

「そうだね、単体戦なら僕も全面的に同意するよ」

「いや、せめてパシりって点は否定しろ」


 サレがすかさず横からやってきてジュリアスにツッコむ。

 しかし、話の腰を折るのを避けて、それ以上の追撃はやめたようだった。


「でもこれからは『集団戦』が多くなる。サレという駒が戦術という枠組みの中で優秀なのは確かだけど、それでも、たかが駒一つだ」


 プルミエールはジュリアスの言葉を受けて、「んー」と思案気な声をあげたあと、うなずきを返した。


「規模が大きくなると、あんたの言うとおりかもね」

「そう、規模が大きくなれば大きくなるほど、サレ単体の影響力は薄くなる。ついでに言えば、誘導や消耗や隔離、そういう色んな方法でサレを封じ込めにくることだってあり得る」

「そうなるといよいよあんた意味ないわね」


 プルミエールがサレの肩に手を置いてニヤリと笑った。


「お前どっちの味方なんだよ」

「私は私の味方。フフッ……!」


 二人が視線の応酬でやり合っている中、ジュリアスが人差し指を立たせて周りの注目を集めながら続ける。


「そして、そうした『戦術』が得意な王族がいてね。闘争が好きで好きでたまらない、そんな戦狂(いくさぐる)いが王族にいるんだ」


 するとサレが、プルミエールを捕まえてその白翼をごしごしと撫でながらジュリアスに問い返した。


「あの闘争主義の姉ちゃん?」

「そう、〈戦姫〉、セシリア第一王女だよ。――あの人はとても恐ろしい人だ。テフラ王族の中で唯一〈戦系主神アテナ〉に愛された王族なんだ」


 戦系主神――つまり〈戦神アテナ〉である。


「神格者としてのタイプは僕に近い。こちらから助力を願ったのではなく、神族の方から手を差し伸べてきたという稀有な例だよ」

「俺たち異族には俄かに信じがたい話だよ。神族側から手を差し伸べてくるなんてのは。奴らの平等の基準はどこにあるんだろうか」

「基準はそれぞれさ。特に最近は神族も個人的な好き嫌いを表に出すようになってきてるからね。ディオーネの話を聞いたから分かっているだろうけど、『調停者』としての側面はすでに薄れつつあるのさ」


 「やれやれだな」とサレは言いながら、またプルミエールの白翼を撫でる仕事に戻った。「ちょっとあんた、それくすぐったいからやめなさいよ! んあっ! ちょっ!」「いっつも俺の尻尾で遊んでるお返しだ!」

 やや場が騒がしくなってきたところで、今度はアリスが声を挟んだ。


「〈セシリア第一王女〉に関してはどんな人物なのかそれとなく理解しました。もとより王族側の判断はジュリアスさんにお任せするつもりですし、今のところはその辺でおいておきましょう」


 アリスにとって気になるのは、自分たちがギルド勢としてぶつかるであろう〈戦姫〉の連帯ギルドについてだ。


「して、その〈戦姫〉の連帯ギルドについては何か知っているのですか?」

「もちろん。セシリア姉さんと連帯しているのは〈戦景旅団(アテナ・エンブレーム)〉ってギルドだよ」

「いかにも神族と関わりが深いって感じのネーミングね。まだ私の方が良いセンスしてるわ!!」


 そこへ、白翼にへばりついていたサレを滅却したプルミエールが戻ってきて、やや息を荒げながら言った。頬は上気していて、なにやら興奮気味だ。

 プルミエールの介入に面倒くさそうにアリスは顔を顰めるが、ひとまずプルミエールに言葉を返していた。


「それはないです。プルミエールさんと比べたらだいぶマシです。さりげなく自分の壊滅的なセンスを擁護する発言をしないでください」

「ぐ、ぐぬう……! ア、アリスだって私とそんな変わりないセンスだと思うわよ? 〈アテム王ぶっ飛ばし隊〉とか考え付いてたくらいだものね?」

「さて、肝心の戦景旅団ギルドの詳細についてですが――」

「ねえっ!! アレは有りなの!? あのスルーは有りなの!?」


 プルミエールがすかさずその辺に転がって死んでいたサレの身体をまた引っ張ってきて、その胸倉をつかんで問いただしていた。


「お、俺かよ……」


 サレはとっさに周りの面々に「助けろ」という意志を込めた視線を投げかけるが、


 ――こいつらこういう時の保身能力の高さハンパないよな!! 誰一人として目を合わせてくれない!!


 ギリウスはおもむろに自らの翼を広げて入念なチェックを開始し、トウカは腰元の刀を鞘から抜き、着物の袖から取り出した手入れセットで打粉をまぶし始めていた。

 シオニーは銀尾の毛繕いを始め、クシナは爪を研ぎ始める。

 そのほかメイトもまったく汚れのついていない眼鏡のレンズを拭きはじめるなど、むしろそのあからさまな感じをまるで隠さずにサレから視線を逸らしていた。

 それらの様子をひととおり眺めたサレは、ため息をついたあと仕方なく適当な答えを用意し、白翼をしんなりとさせているプルミエールに告げた。


「その……なんだ、あれだよ、あれ――日頃の行いと見えざる権力の差に平伏すべし、って感じ?」

「なんか答えが生意気だから今日から毎日あんたの尻尾の毛を一本ずつ抜いて行くわ! さあ、今日の分を差し出しなさい!!」

「……はあ」


 サレは再びのため息をつき、自分の尻尾を掴まんと襲い掛かってくるプルミエールの顔面を片手で押さえつけながら、再びアリスとジュリアスの会話の聞き方に回ることにした。


「ギルド員の数はどの程度なのでしょう?」

「およそ二百人といったところだね」

「二百……ですか。数的にも分が悪いですね」

「そして戦闘能力が総じて高いのも〈戦景旅団(アテナ・エンブレーム)〉の特徴の一つさ。特に集団戦闘能力が高いと言われてる。〈戦景旅団〉は傭兵稼業専門のギルドだから」

「すでにちょっと頭痛が……」


 アリスは額を押さえながら周囲のギルド員を順々に眺めて行った。


「真逆とは言いませんが……私たちのギルドとは毛並が違いますね……こう、真面目さ的な部分で」


 そのため息混じりの言葉を聞いたギルド員たちは一斉に「否定はしない」と力強くうなずいた。


「清々しいまでの返答を頂けてギルド長としては感極まるところです。――で、どうしましょう。ただでさえ人数的にも劣っているので、何かしらの手を打たねばならないと私は思うのですが」

「うん、そうだねぇ。でも詳しい構成とか、そのあたりは分からないんだよなぁ……たぶん、セシリア姉さんが意図的に情報統制を施しているんだろう」

「抜かりありませんね。まったく、頭痛が激しくなってきました」


 アリスが言うと、話を聞いていたトウカとシオニーが加わってきて、


「好き放題暴れるわらわたちとは雲泥の差じゃな。こう、品位的な部分で」

「自分を卑下してどうするんだ、トウカ」


 そんなやりとりをしていた。


「でも、本当にどうするんだ?」


 シオニーが首を傾げて訊ねる。

 犬耳はへたれていて、銀尾も力なく萎れていた。

 そんなシオニーの問いに答えるのはアリスだ。


「そうですねぇ――どうしようもありませんね」

「結論はやいなアリス!」

「えっ、だってどうやったってまともにやり合ったら勝てなそうではありませんか」

「そ、それはそうだけど……」

「私たちは集団で行動していながら『集団戦』というものに慣れていませんからね。知識、技術、経験、すべてにおいて敵わないでしょう。ただし、そんな私たちが唯一勝っている可能性があるとすれば――」


 アリスの続く言葉を予期するように、


「個人の暴力の強大さ」


 ジュリアスが笑みで言った。

 どうやら思うところはアリスと同じだったようで、


「――そんなところですね」


 アリスもジュリアスの言葉にうなずきを返していた。


「あらあら、私たちなんだか悪者みたいですねえ」


 マリアが頬に手を添えて微笑でもって言うと、彼女の隣でりんごを頬張っていたイリアが首を傾げながら続けて紡いだ。


「超悪者?」

「なんか超がつくと取り返しのつかない悪者みたいでちょっと嫌だな……」

「まだ普通の悪者でいたいのである……」


 サレとギリウスがそんな反応を返す。


「――ともあれ、ひとまず今のところは『これ』といった方策がないから、できるだけ早めにそれを考えることにしよう」

「最初から手詰まり感がヤバイな」

「いつも通り振り返れば断崖絶壁状態ですね」


 「はぁ」とアリスのため息があがり、ギルド員たちからも「またかよ……」と悲しげな声が響いてくる。

 しかしジュリアスはそんな中でも一人元気そうに立ちあがり、周囲のギルド員たちを見回してから告げた。


「大丈夫さ! 常識人で清廉誠実な僕には無理かもしれないけど、君たちならきっと外道染みた良い方法を思いつく! 僕はそれに賭けるよ!」


 対するギルド員たちはジュリアスのわざとらしい笑みを受けて――


「おい聞いたかよ! どうやらこいつは自分だけは常識人だと思っているらしい!」

「果てしなくおめでたい思考回路してやがる!」

「常識的な王族が自分以外の全王族を敵に回すような馬鹿な真似をするはずがねぇ!」

「今のうちにしっかり立ち位置を認識させないとな!」


 満面の笑みを浮かべたのち、サレを先頭にしてジュリアスに猛突した。


◆◆◆


 その後、爛漫亭の犬顔亭主に話をつけ、ジュリアスの部屋を適当に割り振ったあと、各々は次いつ取れるかもわからないということで早々の休息時間に入った。

 方策を考えるのも重要だが、いましがた一つ目の闘争を終えたばかりなのだ。

 このまま疲労の泥沼に陥るのは避けたかった。


◆◆◆


 サレは他のギルド員たちと同じように、自室で身体の休息に務めていた。


「余裕のある時間ってのも少なくなりそうだなぁ」


 サレは自室の窓辺で頬杖をつきながらつぶやき、次いで外の景色を眺める。

 眼下のナイアス街路ではひっきりなしに人が行きかっていて、いつもどおりの活気が感じられた。

 それでも爛漫亭の中は今は静かな方だ。

 いつもは他の部屋から女性陣がつかの間の談笑を楽しむ声が聞こえていたり、はたまた日課の金策から返ってきたギルド員たちが大広間で酒を飲んでいたり、中庭で訓練をする声が聞こえてきたり。

 基本的には抵抗者の本分として訓練やその他闘争のための準備に奔走していることが多いが、かといってそういう日常的な姿が見られないわけではない。


 ――それはきっと、良いことなんだろう。


 ギルド結成当初と比べるとだいぶ皆の表情は明るくなった。

 抵抗者だからこそ、自分たちにはそういう日常が必要なのだ。

 

 ――笑えなくなったら、俺たちは終わってしまうからな。


 心のどこかにはまだきっと『悲劇の記憶』が残っている。

 悲劇から完全に目を逸らしてしまうのも愚かだと思うけれど、誰もがすぐに悲劇を直視できるわけじゃない。

 だから――


 ――もう少し。


 もう少し時間をくれ。


 サレはナイアスの煌びやかな光を眺めながら、ぼんやりと思考に耽っていた。

 だが、それから数分も経たないうちに、サレの身体が不意に何かに反応する。


「――」


 それは視線というほど露骨なものではなかったが、それでいて完全に無視してしまうのも気が引ける程度にはザラついていたように思えた。

 サレの害意に対する感覚は敏感だ。

 特に『悲劇の日』からいっそ超人的なまでに敏感になった。

 そのサレの感覚器が、微かに嫌な何かを感じる。

 もやりと頬を撫でていって感触。

 数秒後、再びその嫌な何かが頬をなぞって――


「本当に間髪入れないな……」


 サレは確信に近いものを得ていた。


「いっつもこうだ。――やっと休める、やっと一息つける、こういう時に限って不意の襲来があるんだ。はぁ……」

 

 ため息を吐くが、サレの意識は決して緩まない。

 その目はすでに窓の外に向き、害意の発生源を探すべくきょろきょろと辺りを見回していた。

 そして――


「うわぁ……すっげえ向こうでこっちを狙って弓をひいてる人影が見えるわぁ……」


 見つける。

 つまり、そういうことである。

 いつかの爛漫亭襲撃時に良く似たシチュエーションだ。


「飛び道具で拠点ドーンはもうやられたよ。もうちょっと捻れよ……!」


 とはいえ、多用されるということは同時にその有用性を示しているわけでもあって。

 サレはおもむろに窓を開け放ち、直に外の風を部屋の中に引き込んだ。


「ふう……ハイ、ハーイ、どうぞー、撃つならこっちに向けて撃つようにー」


 次いで、遥か遠くの弓の射手に向けて合図をするように右手を大きく振る。

 目立つように、こっちを見るように、と。

 加えて、左手で窓辺の縁を強く叩いてバンバンとけたたましい音を響かせた。

 ギルド員たちへの合図だ。

 そして最後に、サレは大きめの声音で告げた。


「皆さーん! 残念ながら休憩の時間は終わりらしいですよーう!」


 すると、数秒経ってからぽつりぽつりと爛漫亭の階下から声が返ってきて、


『ふざけんな!! まだ寝てねえよ!!』

「寝ながらうまいこと戦ってください」

『パジャマ!! パジャマに着替えただけで休憩終了!?』

「パジャマのまま戦ってください」

『せめて酒を……!! 一滴でいいから酒を飲ませてくれ……!!』

「飲酒戦闘は禁止です、我慢してください」


 さらにその返答にアリスのアドバイスが加わっていった。


 ――最後だけ厳しいなおい。


「ともあれ、思ったよりも襲撃が早いですね。これも相手方の作戦かもしれません。統制を整える時間を与えないつもりでしょう。さて、急ではありますが――急だからこそ、ここはキッチリ気を引き締めていきましょう。――『油断はなさらぬように』」


 アリスが珍しく大きく声を張り上げ、近場のギルド員に壁越しでも聞こえるよう指示を送っていた。

 すかさず周囲から短い了承の言葉が返ってくる。

 サレもアリスの言葉に「合点合点」と短く答えた。

 ギルド員の返答のあとに再びアリスの声が響く。


「では、迎撃いたしましょう。ちなみにこちらに作戦などはありません。――いまさら付け焼刃の統率を行ってもかえって皆さんの実力を制限してしまうかもしれませんから」


 アリスの即時の決定は妥協的であったが、しかしある意味現状の自分たちに一番合っているようにも思えた。


「今までその場その場で皆さん自身が思考を巡らし、各々が柔軟に連携することで窮地という窮地は脱してきました。いっそのことそれでいいでしょう。その場立案、その場実行、その場連携。なんかうまいこと頑張ってください」

「クハハ、なかなか投げやりであるな。しかしまあ、今の我輩たちにとってはそれが一番動きやすい指示であるな」


 奥の部屋からギリウスの声が響く。

 サレもそのギリウスの言葉に胸中で同意していた。

 結局のところ、言うほど〈凱旋する愚者〉の戦闘員は多くない。

 つまり集団戦の利を得るには人数が少なすぎるのだ。

 そのうえ現時点で無理に行動を縛れば、集団戦に慣れていない戦闘員たちは余計に混乱する。

 いつまでもその場方針で良いとは思わない。

 しかし、今すぐに統率的な集団行動は無理だ。

 こればかりは知識以上に経験値に頼る必要がある。

 それを積んでいる時間がない。

 だから今は、


 ――それこそ、その場で死ぬ気で経験値を稼ぐしかない。


 サレは胸中で決意のうなずきを作った。

 すると、またアリスの声が響いてきて、


「その場で対応がしづらい問題に出くわしたら、私へ伝えてください。その時は私が長としてなんとかします」

「言いきったわ!! この子言いきったわ!! ほんのちょっと高貴さへ近づいてきたわねアリス!! それでいいのよ!?」


 さらに別の部屋からバッサバッサと翼を羽ばたかせる音と一緒にプルミエールの声が響いてきた。


「それでは――戦闘開始です」


 最後のアリスの声を合図に、サレは臨戦態勢を強める。

 瞬間、サレは視界の奥の方にずっと捉えていた人型から矢が放たれたのを目視した。

 予想軌道を脳裏に描き、同時に確信する。

 狙いは自分だ。

 そして、サレは自分に向かってきた大きな矢を手刀でたやすく打ち落とし――


「よし、行こう」


 その窓辺に足を掛けた。

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『やあ、葵です』
(個人ブログ)
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