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第0話【影のベーシスト】
大学の講義が終わった夜。
黒崎 美葉子はいつものように4弦ベースを抱え、小さな劇場「夜鎖座」の舞台袖に立っていた。
彼女は一本のベースで、雨音も雷鳴も、観客の息を止める沈黙すらも生み出すことができる。
だが、その指先には、かつて封印した5弦の感触が、静かに疼き続けていた。
影に生きることを選んだ彼女が、様々な出会いと音の中で、再び鎖を解き放つまでの物語。
2026年8月18日20:00から毎週火曜日と金曜日の2回更新、全23話にて公開。
音楽と成長を愛する全ての方へ——ご期待ください。
絹咲メガネの音楽小説、第三作目となる「低弦の鎖」を8月18日より公開開始します。
「彩光の詩」で鍵盤が桜色に輝き
「声なき歌」で歌声が星空を描いた
その続きに——
今回は、低音が鎖を紡ぐ物語です。
ベースは光の下に立つことなく、すべての音を支え、時に静かに支配する。
影に身を置き続けた少女が、自ら封じ込めた低弦を解き放ち、鉄の鎧をまとって夜の中心に立つまでを描きます。
作品は、11月3日公開予定の23話(最終回)まで予約投稿済み。
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