人物紹介 1
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人物紹介1
◆レインフォルト=アーデルハイム
本作のタイトルにもなっている謎多き人物。
13年前に起きた街一つを滅ぼした凄惨な事件の首謀者として聖騎士団に彼が投降するところから物語は始まる。
◆クレア=ブランフォード
本作の主人公的な立ち位置。
彼女の視点でメインパートは進行する。
ブランフォード侯爵家の四人兄妹の末子として生を受け女性ながら現在聖騎士団に所属している。
お転婆というか破天荒な性格の持ち主で、暴走しがちな好奇心と正義感で周囲を巻き込んで引っ掻き回すため、迷惑な存在といえる。
運動能力が高く、馬術、剣術に長けている。
また、食に対するこだわりや、美術品に対する審美眼もなかなかのもの。
堅苦しい貴族社会にも聖騎士団のような男社会にも馴染めない自分の在り方に悩んだりと繊細なところもある。
聖騎士としての任務で訪れた廃墟と化した街の不可解さに疑問を持ち、好奇心から街のことを独自に調べ始めるが……
◆ハースト=バートランド
下流貴族出身ながら通常中流貴族以上によって構成される聖騎士団に所属している軽薄な雰囲気の男。
見た目も体格も良く、口も達者なため女性からモテているらしい。
クレアが聖騎士団に入る少し前に、ある枢機卿の推挙によって聖騎士団に入団している。
組織内では新入りの下っ端でかつ貴族階級も低いためクレアの世話役的な立ち位置を半ば押し付けられているが、それに託けてクレアを口説いたり揶揄ったりしているが、クレアに振り回されて気の毒な目にあっていることが多い。
諌めても止まらないクレアの行動に頭を痛めている。
いつもは道化役だが、妙なところで勘が鋭いところがあり油断ならないと実のところクレアは思っている。
◆カルロス=マクシミリアン
現聖騎士団長。
中流貴族(子爵家の上位)出身で赤髪に赤い瞳で眼鏡をかけている韋丈夫。
良くも悪くも貴族らしい男で権威に弱く、団に所属する侯爵家出身のクレアに対して腫れ物に触るように非常に丁寧に接している。
後述するヴァロワレアン卿とは旧知の仲だが、複雑な関係らしく警戒しているようで、ビジネスライクな関係に現在は落ち着いている。
◆アルフレッド=レミアル=ヴァロワレアン
大貴族であるヴァロワレアン公爵家の現当主。
社交場にも姿を見せないことで有名な謎めいた人物だが、その正体は女性にしか見えないほど美麗な容姿をした男で教会組織内では枢機卿の位を担っている(金で買ったらしい)。
聖騎士団を管轄し、クレア達の上司にあたるが、聖騎士団という組織に対しあまり良くない印象を持っているようで鎧など物々しい格好を嫌う。
大貴族という肩書きを持つ割には親しみやすい性格をしており、少々の無礼はあっさり流す寛容さを持つが、享楽的な性格をしており聖職者としての適性はあまりないように見受けられる。
裏で何かしらの良からぬ商売を聖騎士団長にカルロスと共謀して行っているらしい。
さらに"良くない趣味"をカルロスに嗜められているが、本人はやめる気は全く無さそうだ。
13年前の惨劇に執着して調べているが……?
◆アンナ
◆マリー
共にヴァロワレアン卿に仕える侍女。
必要な時以外は口をきかず、表情も変えないため思考が読めない。
二人とも非常に美しい容姿をしており所作も洗練されているが、それ以外にも特殊な訓練を受けているらしくクレアはアンナに尾行されていることに全く気付けなかった。