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彼女の悩み
翌日、登校して職員室に向かった私。
職員室に入室して、近くにいた教師に一言声をかけて、屋上の鍵を返す。
何かしら訊かれるかとひやひやしたがスルーされた。
廊下を歩いていると、後ろから小走りの女子が追い越していく。
教室にいるかな、御影君は。居たら居たで何て声を掛けたら良いのか分からない。
避けられるだろうし、彼の気持ちを考えたら、それは必然なわけで。
どうしたら良いんだろう、私......
教室の前に着いて、深呼吸してリラックスを試みた。
「ふうぅぅー、よっしっ!いける、私」
自身を鼓舞して、教室に入る。
扉付近の席に座る女子から、軽い挨拶をされた。
「おはよう、筒海さん。深呼吸なんてして、どうしたん?御影のことやったり」
「あっ、おはよう......何で知ってっ、いや違います!」
「面白いね、筒海さんって。放課後に残っててさ、見かけたってだけだよ。誰にも言いふらしたりなんてしないから、安心してよ」
「は、はあ......ありがとう、ございます」
彼女は、再びスマホを弄り始めた。




