表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/13

高校での初めての友達

入学式の翌日。

8時前の教室に入ると、挨拶をされた。

「おはよう。筒海......さん、だよね?」

「う、うん。筒海です、おは......よう」

「びくびくしないでよ、筒海さん。永倉先生と知り合いかな~なんて。名前、忘れたの?」

「ええっと......」

彼女の名前は確かに自己紹介のときに聞いた。しかし、幼馴染が教師で、さらに担任とわかり動揺で周りのことに気がまわらなかった。

幼馴染と彼女に言えば、間違いなく激しい追及にあう。それに永倉先生──かーくんにも追及が及ぶ。もしそうなれば、昔のような関係には二度と戻らない。

「前峰真奈美だよ。よろしくね、なっちゃん」

差し出された手を握り、握手を交わす。

「よろしく、お願い......します。さき、みね......さん」

距離の縮め方に驚きながら、言葉を返す。

「もうっ~、私がなっちゃんって呼んでんのに堅苦しいよ。真奈美とかまなちゃん、まなっちゃんとかにしてよ」

「じゃ、じゃあ、まなちゃん......」

「な~に、なっちゃん!」

満面の笑みの彼女は、頬をつついてくる。

「ええっと──」


私は、ぎこちなくではあるが彼女と会話を続ける。

チャイムが鳴り、教室に担任が入ってきて、教卓に名簿を置いて、挨拶をした。

「おはよう。今日から──」

昔と変わらない声の永倉先生。静かな教室に永倉先生の声だけが響く。

私は、初めて話したクラスメートに見られてるとも知らず──。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ