ローラ
「‥ですよ。」
「‥ください。」
うーんなんだ、気持ち良く寝てるんだから起こさないでくれ、そんな事をぼんやり考えていたら、また眠りに落ちていった。
「‥ください。」
「‥ください。」
聞こえてくる声がだんだん大きくなり意識もだいぶ覚醒してきた。
「きてください。」
「起きてください。」
僕はその声に負けて起き出した。
ベッドから起き上がると見たことの無い少女が立っていた。
赤い髪のつぶらな瞳をした少女で、年齢は16ぐらいだろうか?
「やっと起きてくれました。」
少女が僕に続けて言った。
「朝から何度も起こしてるんですよ。」
僕はその少女に尋ねた。
「君は誰だい?」
すると少女は少し慌てて僕に答えた。
「そういえばまだ自己紹介がまだでしたね。」
少女は続けて僕に言った。
「私はローラです。スコットおじさんの姪に当たります。」
ローラと名乗った少女に僕も自己紹介しようとすると、続けてローラが続けて話した。
「ああ、勇者様の事は知っています。異世界から来られたんですよね?」
僕はローラに答えた。
「うん、確かにそうだけど。」
ローラは僕に話を続けた。
「スコットおじさんから話を聞いたんです、勇者様が現れたって。」
僕はローラに答えた。
「なるほどそういう事か。」
僕はようやく納得した。
そしてローラに言った。
「朝から何度も起こしてくれたんだね。ありがとう。」
ローラが僕に答えた。
「いえいえ勇者様のお役に立てるのなら。」
ローラとしゃべっていて、ようやく気がついたが、太陽が既に真上まで登っておりもうお昼すぎであった。




