勇者の証
ウォルター団長は驚きながら僕に言った。
「お前‥まさか??本物の??」
他の騎士たちも明らかに動揺していた。
クロエ達や村人達も驚いていた。
僕はウェルター団長に言った。
「さあ実際に勇者が現れた以上、もう騎士団がここにいる理由は無いだろう。」
ウェルター団長は膝を崩し力なく僕に言った。
「ここまで来てオメオメと帰れと言うのか?」
ウェルター団長は言った。
「くそこうなったら村ごと焼き払って証拠の隠滅を!」
僕はウォルター団長の手から剣を奪うと団長に突き付けた。
「何なら勇者の力その身で味わうか?」
ウォルター団長はひいっ!と言ってそれ以後は大人しくなった。
その後騎士たちが僕の前に来て言った。
「勇者様、何とも申し訳ない事を致しました。」
僕は騎士達に言った。
「いやまあ僕はいいけど、村の皆さんとクロエ達にはちゃんと謝まってよ。」
騎士達は僕に言った。
「はいもちろんです。」
そう言うと騎士たちは村人達に謝罪に行った。
僕はウォルター団長の所に行き話しかけた。
「山崩れの修復中にヤード村で大火災が発生し、その救援の為にヤード村に来たって事なら騎士団の面目が立つのでは?」
ウォルター団長が目に涙を浮かべながら言った。
「勇者様、恩にきります。」
僕はウェルター団長に言った。
「でも、焼いた家は元通りに修復していってよ。」
ウェルター団長は僕に会釈をすると騎士たちの元に向かって行った。
すると今度はクロエ達がやって来た。
クロエが僕に言った。
「多和田さん、いえ勇者様、本物にありがとうございました。」
言い終わるとクロエは深いお辞儀をした。
ローラが僕に話しかけてきた。
「勇者様、本当に助かりました、とっても格好良かったです。」
今度はティアが僕に尋ねた。
「今日は本当にありがとう、でもびっくりしちゃったあなたが勇者様だったなんて。なんで教えてくれなかったの?」
僕はティアに答えた。
「まあ聞かれなかったし、自分は勇者だってひけらかすもんじゃない。」
するとティアがクスッと笑いながら言った。
「おかしな勇者様だね。」
僕はクロエにお願いをした。
「そうだ、クロエ一つお願いがあるんだけど。」
僕は村の修復を条件に騎士団を許して貰えるように頼んだ。
僕はクロエに続けて頼んだ。
「どう?村の人達は騎士団を許してくれるかな?」
クロエはクスッと笑うと僕に言った。
「多分お父様や村の皆さんも勇者様と同じ考えだと思いますよ。」
その後ガウス村長にこの話をしたがクロエの言うとおり
すんなり了承してくれた。




