人質
ウォルター団長や騎士達に気付かれてしまった。
クロエが狼狽しながらごめんなさいと何度も謝ってくれた。
僕は仕方ないよと言って落ち着かせた。
一方外では騎士団が僕達を見つけるべく家捜しをしていた。
そしてついに見つかってしまった。
騎士達が家の外から大きな声で僕達に言った。
「おい大人しく出てこい!この家の中に隠れているだろう!」
この家は騎士団に囲まれた。
騎士達が更に大きな声で叫んだ。
「出てこなければ家ごと焼き払うぞ!」
しかたがない外に出よう。
三人を中に残し僕だけ外に出た。
外では騎士達が剣を構えていた。
騎士の一人が剣を構えながら僕に聞いてきた。
「うん?貴様一人か?」
僕は騎士に答えた。
「ああそうだ。」
だが騎士の一人が僕にこう言った。
「嘘をつくな、さっき聞こえたのは女の声だった。」
そして他の騎士が大きな声で言った。
「おい!まだ中に隠れているんだろう!出てこないなら今からこの家に火をかけるぞ、それでもいいのか?」
これを聞いたクロエ達も、観念して外に出てきた。
ウォルター団長が、ガウス村長に問いただす。
「さっきお父様と聞こえたな。ガウスお前に娘がいたとはな。」
ガウス村長は押し黙っている。
ウォルター団長は僕に向かって振り向いた。
騎士達も僕に剣を向ける。
ウェルター団長が僕に言った。
「おいお前今すぐ剣を捨てろ!」
この状況では仕方ない。僕は剣を捨てた。
ウェルター団長が僕に尋ねた。
「そうだ、それでいい。お前もこの村の人間か?」
僕はウェルター団長に答えた。
「違う僕は旅人だ。隣の国から来た。」
ウェルター団長が僕に言った。
「なんだよそ者か、部外者なら黙って見ていろ。」
僕は地面に座った。
するとウォルター団長は再びガウス村長に向き直り、ガウス村長に話しかけた。
「人にいう事をきかす方法でいい方法があるんだ。知っているか?それは人質だ。」
ガウス村長がウェルター団長の意図を察して焦っていた。
そしてウェルター団長に言った。
「よせあの子は関係ない。」
ウェルター団長が大きな声で言った。
「おいガウスの娘、名乗り出ろ!父親が殺されたくなければな。」
クロエが立ち上がり名乗り出た。
「私です!」
僕は大きな声でクロエに言った。
「だめだ、クロエ!」
ウォルター団長は叫んだ。
「そうか貴様か。ガウスが殺されたくなければこっちに来い。」
クロエは頷いて言った。
「分かりました。」
クロエはうなずくとウォルター団長の方へ歩いていった。
僕は再び大声でクロエに言った。
「行っては駄目だ。」
ウェルター団長が、クロエに大声で言った。
「さっさと来るんだ!」
そしてクロエはウォルター団長のもとに行ってしまった。
しかしウォルター団長は少し考え込んだ後で、ローラとティアに言い放った。
「いや待て、そちらの二人もこちらに来てもらおうか!」
クロエが慌ててウェルター団長に言った。
「ガウス村長の娘は私一人です。」
ウェルター団長が大きな声で言った。
「お前が本物を庇ってる可能性もあるからな。早く残りの二人も来い。」
ローラとティアも顔をこわばらせながら、ウォルター団長の元に歩いていってしまった。
僕は立ち上がると我を忘れて三人の元に駆け寄り、ウォルター団長の前に立ち塞がった。
僕はウェルター団長に尋ねた。
「武器を持たぬ者達に剣を振りかざすのがこの国の騎士団のやり方なのか?」
ウォルター団長が僕に叫んだ。
「部外者は引っ込んでいろ、これは我が国の問題だ。」
「多和田さん。」クロエ、ローラ、ティアが心配そうに
後ろからこちらを見ていた。
僕は三人に言った。
「大丈夫すぐに終わるから。ちょっと待ってて。」
僕はウェルター団長に言った。
「僕は確かによそ者だけど、無関係って訳ではないんだよ。」
僕はメニュー画面を開いた。
そして様々な画面を見せた。




