全力疾走
まずいな心配してた状況になってしまった。ディアンサウルスは爪を構え今にも飛びかかってきそうだった。
僕はティアに頼んだ。
「ごめん、少しだけ一人で戦ってくれる?」
ティアが僕に答えた。
「うん、分かった。」
そして僕はクロエとローラに謝った。
「かなり乱暴になっちゃうけど、ごめんね。」
僕はローラを左手、クロエを右手で抱き締めて、頂上への階段を数百メートル全力でかけぬけた。
ローラとクロエを平らな場所にすぐに降ろして、下にいるティアのもとに階段を駆け降りた。
案の定ティアは苦戦していた。
僕は死角からディアンサウルスに切りかかる。
その一撃でディアンサウルスはうめき声をあげて倒れた。
もう一匹のディアンサウルスは僕に噛みつこうと飛びかかってきたが、紙一重でかわして僕が切りつけた。
もう一匹のディアンサウルスもうめき声をあげて倒れていった。
ティアは安堵したのかその場に膝を着いた。
しかし他の場所から、鳴き声のような大きな声が聞こえた。
そしてその鳴き声が近づいてくる。
もしかして、この魔物達の仲間か?
これはこの場所から一刻も早く離れた方がいいな。
僕はそう考えた。
僕はティアに一言ごめんねと謝ると、ティアを抱えてクロエ達の所まで上っていった。
ティアもそこで降ろしてあげた。
三人とも少し顔を赤くしてぼっーとしている。
僕は三人に尋ねた。
「ごめんね、ケガでもした?」
三人とも大丈夫ですと答えた。
「じゃあ教会に行こうか。」
三人ともはいと答えた。
丘の上には程なく着いた。そこには荒れ果てた教会があった。




