村人集合
僕達は声をかけてきた人の前まで来た。
そこには中年の男性が二人、少女が二人計四人が立って雑談をしていた。
そのうちの一人はスコットさんだった。
一人の少女がクロエに話しかける。
「クロエ、久しぶりだね。」
するとクロエがその少女に答えた。
「久しぶりって数日前に会ったばかりですよ。ティア。」
そこにもう一人の少女が割って入る。
「ティアの久しぶりはおはようって意味だよ、クロエ」
クロエはクスッと笑みを浮かべながら、もう一人の少女に答えた。
「ふっふ、そうでしたね。おはようローラ」
ティアと呼ばれた少女は黒髪の少女で年齢は16くらいだろうか。
またローラと呼ばれた少女は赤い髪をしたつぶらな瞳をした少女だった、年齢は同じく16くらいだろうか。
クロエ、ローラ、ティア達の横に立っていた男性が僕に話しかけてきた。
「おいお前見ない顔だな、王都から来たのか?」
身長二メートルちかくの巨体でいかつい顔をした男が睨み付けながら聞いてきた。
僕はその男性に答えた。
「いえ、旅の者で王都に行こうと思っていた所です。」
いかつい顔の男性は僕に言った。
「へえ、そうか。旅人とは珍しいな。」
そこへティアが会話に割って入ってきた。
「ちょっと、喧嘩腰で話さないでって、いつも言ってるじゃん。」
その男はタジタジになって僕に謝ってきた。
「すまねえ、喧嘩を売るつもりは無かったんだが、俺はガロットという。宜しくな。」
僕はガロットさんに言った。
「僕は多和田といいます。宜しく。」
ああこの人がクロエの言ってたガロットさんか。
そこへスコットさんが話に入ってきた。
「ほら、さっき言ってた旅人さんだよ。」
ガロットさんがスコットさんに言った。
「そうか、この人の事か。」
そこへ更にティアとローラが割って入ってきた。
「へえ旅の人なんて珍しいね、私はティア宜しくね。」
「私はローラといいます。宜しくお願いします。」
僕はティアとローラに言った。
「僕は多和田と言います。宜しく。」
するとティアが僕に尋ねた。
「それで王都に行くって話だったよね?」
僕はティアに答えた。
「ああ。そうだよ。」
するとティアが僕に言った。
「だったらあたしらも明日王都に行くつもりだから、一緒に来る?」
僕はティアに言った。
「確かにそれなら助かるけど、いいの?」
ティアは僕に言った。
「いいよいいよ、どうせ減るもんでもないし。」
ガロットさんが顔をしかめながらティアに言った。
「ティア頼むから安請け合いするのは止めてくれ。」
懇願や諦めにちかい弱々しい声だった。




