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[最強勇者の物語]   作者: ノーマルゲスト3500
第二章 目を覚ましたらそこはもう異世界でした。
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案内人

クロエと共にまず村の入口に来た。


村の南側と東側には高さ数メートルの壁があり、村南側の入口の所に大きな門があり、そこから出入できるようになっていた。


僕はクロエに尋ねた。


「この村の外には何かあるのかい?」


クロエが僕に答えた。


「いえこの村の外にはほとんど何もありません。山小屋が数軒とあとは使われていない教会ぐらいです。」


僕はクロエに聞き返えす。


「使われていない教会?」


クロエが僕に答えてくれた。


「はい、以前は祭事の時だけ使われていた教会がありました。」


僕はクロエに尋ねた。


「へえそうなんだ、どこにあったの?」


クロエが僕に言った。


「この村の東側に森が見えますよね?」


村の東側を見ると確かに森林が広がっていた。


僕はクロエに言った。


「ああ。」


クロエが僕に言った。


「かつてはあの森林の中の小高い丘の上に教会がありました。昔はよくお母様と花を摘みに行きました。」


僕はクロエに尋ねた。

「へえー、もう今はいかないのかい?」


クロエが少し間をあけて、悲しそうな声で言った。


「今はもう行けません、お母様はもう亡くなりましたから。」


しまった、これはまずい事を聞いてしまった。


僕がクロエに言った。


「ごめんね、変な事を聞いちゃって。」


クロエが慌てて答える。


「あっいえ、全然気にしてないので大丈夫です。」


本当になんでもかんでも聞きまくる癖は直さなきゃいけないな。


僕がクロエと話し込んでいると、門番のラウスさんが声をかけてきた。


「ようクロエに旅人さん、どうかしたかい?」


クロエが答える。


「実は多和田さんに、この村の案内をしているところなんです。」


あれ?ラウスさんには確か自己紹介をしたはずだが。


「悪い、多和田さん俺どうも物覚えが悪くてな。名前もすぐに出てこないんだ、すまない気を悪くしないでくれ。」


クロエが笑って言った。


「まあラウスさんですからね、仕方ありません。」


ラウスさんがクロエに言った。


「クロエお前最近ティアに似てきたぞ。サラッとひどい事言ってるの気づいてるか?」


クロエがラウスさんに言った。


「ラウスさんの場合は自業自得ですよ?よく門番してる時立ったまま昼寝してますよね。」


ラウスさんがクロエに尋ねた。


「なんでそんな事知ってるんだ?」


クロエがラウスさんに答えた。


「お父様がよく仰っていますよ。」


ラウスさんがクロエに尋ねた。


「そうなのか?」


「他にも」とクロエは話し続けたそうだったが、ラウスさんが先に折れた。


「悪かったクロエ、謝るから勘弁してくれ。」


ラウスさんはそう言うと足早に逃げて行った。


クロエは僕に振り返えって言った。


「すいません多和田さん、村の案内の途中でしたのに。」


僕は別に構わないよと言った。




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