空き家
ヤード村にたどり着くと村は静まりかえっていた。
松明の炎だけが村を静かに照らしていた。
僕らが入り口にたどり着くと、門番と思われる男がスコットさんに話かけてきた。
「おいスコットこんな遅い時間にどうしたんだ?」
スコットさんは門番と思われる男に言った。
「ああ実はなラウス、王都に行きたい客人の道案内をしてたんだ。」
ラウスと呼ばれた人が、スコットさんに言った。
「へーえ、こんな辺境の村に客人とは珍しいな。」
ラウスと呼ばれた男は、こちらを向くと僕に話しかけてきた。
「あんたがお客人かい?俺はラウスだ宜しくな。」
僕はラウスさんに言った。
「僕は多和田と申します、宜しくお願いします。」
ラウスさんは再びスコットさんの方へ振り向き尋ねた。
「しかしスコットどうするんだ?この村に宿屋は無いぞ。」
スコットさんがラウスさんに言った。
「ああ今夜は家に泊まってもらおうと思ってる。」
僕が二人の話に割り込む。
「う~ん、この村には空き家とかありませんかね?」
さすがにスコットさんに迷惑かけすぎかと思って聞いてみた。
「空き家ならありますよ。」と言って空き家まで案内してくれた。
その後スコットさんは自宅に、ラウスさんは門番へと帰っていった。
借りた空き家を見渡してみる。
空き家にしては結構きれいだな、管理が行き届いている感じがした。
さて僕はベッドに横たわると、すぐに深い眠りについた。




