山道をひたすら
日の光が射し込んでくる、どうやら朝になったようだ。
僕はすぐにベッドから起き出した。
さてとすぐに支度を済ませると外に出た。
おやスコットさんがいない。どこかに出かけているのだろうか?
天気は昨日の大雨が嘘のように晴れ渡っていた。
探しに行こうかと思ったその時。
「お早いですね。おはようございます。」
スコットさんが僕に声をかけてきた。
僕はスコットさんに答えた。
「スコットさんおはようございます、こんな朝早くから何をされてたんですか?」
スコットさんが僕に答えた。
「この先に備蓄倉がありまして、中の確認をしに行っておりました。」
僕はスコットさんに言った。
「そうですか、スコットさんは働き者ですね。」
スコットさんが僕に答えた。
「いえこの山小屋も大半が私が使っておりますので、確認ぐらいはしておこうと思っただけです。」
スコットさんは続けた。
「支度が出来ているのでしたら、そろそろ出発しましょうか?」
僕はスコットさんに言った。
「ええ、お願いします。」
スコットさんに先導され、僕はそれについていく。
そして山道をひたすら歩いていくと、切り立った断崖絶壁が見えてきた。
僕は前を歩いているスコットさんに尋ねた。
「すごい渓谷ですね。何て名前の場所なんですか?」
スコットさんが僕に言った。
「ドール渓谷といいます。ヤード村はこの先です。」
はあ谷底が全く見えない、かなりの高さなのだろう。
そこから更に狭い山道をひたすら進んでいくと、ヤード村が見えてきた。
すごい光景だった。
断崖絶壁にそびえ立つ村、カメラがあったら一枚写真を撮っていただろう。
僕がヤード村に着いた時、すでに夜のとばりが降りていた。




