荒野の探索
さてとどうやら異世界転移されたようだ。
目の前に広大な荒野が広がっていた。
「さてとこれからどうするべきか。」
周りを見渡すと遠くにだか、山脈や森林が見えた。
森林が見える方角は太陽のから推測すると、北東だな。
森林の近くなら集落があるかもしれない。
僕は北東に向かって歩き始めた。
しかし行けども行けども荒野が続く。
どのくらい経っただろうか?
太陽は真上にのぼっており、おそらく正午は過ぎてる。
今日中に荒野地帯を抜け出せればいいのだが。
少し歩くと道らしき物を見つけた。
道は森林の方へと伸びていた。
僕はこの山道に沿って歩きはじめた。
しかし悪い事に急に空に黒い雲が立ち込めてきた。
僕は足取りを早めた。何とか荒野を抜けて草原地帯に入った。
しかし心配した通りに大粒の雨が降りだした。
凄まじい量の雨粒が地面に叩きつけられている。
更に足取りを早めたが地面は一気にぬかるみはじめた。
風は少しふいているだけだったが、雨は更に勢いを増す。
もはや草原とは呼べる状態では無く沼地と化していた。
泥沼のような道を進んでいくと、一軒の家を見つけた。
太陽が雲で隠れているから分からないが、恐らく夕暮れ時だろう。
「ダメ元で頼んでみるか。」
僕はその家の前にたどり着くと、ドアをノックして叫んだ。
「すいませーん、少々雨宿りをさせてもらえないでしょうか?」
しかし返事が無い。留守だろうか?
家の中からガコっと大きな音が聞こえた。
あれ?誰かいるのかな?
もう一度ノックをして呼んでみる。
「すいませーん、外は大雨で雨宿りをさせて貰えないでしょうか?」
やはり返事が無い、留守かと思ったその時。
ドアがガラッと開き、中年の男が顔を出した。
「いや、すいませんね窓が壊れてしまっていて、気づくのが遅くなりました。どうかされましたか?」
僕は中年の男性に言った。
「外は大雨でして、勝手なんですが雨宿りをさせてはもらえないでしょうか?」
すると中年の男性が僕に言った。
「そうですか、それは大変ですね。どうぞお入り下さい。」
と快く中に入れてくれた。




