面倒くさい男
異世界転移を承諾した僕は、リーシャ様にいろいろな質問をしていた。
「異世界にはゲームのレベルみたいものがあるんですか?」
「はい、体力や腕力は基本的にそのレベルに比例します。」
「じゃあレベルが高い方が基本有利って事ですね。」
「はい当然そうなります。」
「最大のレベルはいくつ何ですか?」
「最大レベルは500レベルになります。」
「その500レベルで転移して貰えるんですか?」
「はい、レベル500で転移させてもらいます。」
「何でしたらレベル1からでも構いませんが?」
「いえさすがにレベル1と500なら、500の方がいいです。」
分からない事をどんどん質問しっていったが、大半の質問は答えられないと言われてしまった。
時空の女神でも答えられない事もあるらしい。
なので僕は聞ける事だけに絞って質問を続けた。
四時間経過
僕はずっと質問を続けていた。
「メニュー画面っていうのは、異世界の人達も皆持っているんですか?」
「いえ、メニュー画面が出せるのは冒険者だけつまり他の人達は出せないんです。」
「物理法則はどうなってるんですか?」
「基本的にはあなた方の元いた世界と一緒です。」
「基本的に?」
「例外として、魔法効果は直線上に動きます。」
「雨が降ったりとか天気はあるんですか?」
「はいあなた方の世界と同じで、太陽はのぼり、雨も降ります。」
さすがにリーシャもうんざりしてきたのか、
「もう質問はこの辺りで宜しいですか?」
「はい、すいませんリーシャ様あれこれ聞きすぎました。」
「多和田由さん、元の世界で面倒くさい人って言われませんでしたか?」
「はい、よく言われました。」
リーシャも少し呆れた後、改めて聞いてきた。
「ではこれより転移を開始します。宜しいですね。」
「はいお願いします。」
リーシャは目を閉じて呪文のような言葉を言い始めた。
「我が時空の女神リーシャの名の元にこの多和田由なる者異世界の門を開き天地と天地、理と理を結びたまえ。」
そして僕は異世界に送られた。
一人になったリーシャはため息をついて言った。
「本当に面倒くさい人でした。ですが。」
と言って部屋の奥へと消えていった。




