転移拒否
時空の間と呼ばれた部屋で問答が繰り広げられていた。
リーシャは僕に言った。
「で‥す‥か‥ら!私は時空の女神なんです!神様なんです!」
僕はリーシャに言った。
「お嬢ちゃん、それは後で聞いてあげるから、今は上へ上がって警察に保護してもらおう。」
リーシャが僕に言った。
「時空の女神リーシャです、お嬢ちゃんは止めて下さい。」
僕はリーシャに言った。
「ごめんねリーシャさん、とにかく今は上へ行って保護してもらおう。」
四時間経過
リーシャが僕に言った。
「これで私が時空の女神リーシャだと納得して頂けましたか?」
僕はリーシャ様に言った。
「はい、納得しましたリーシャさん、いえリーシャ様すいませんでした。」
四時間の問答の末、信じる決め手となったのは、僕の顧客を全て知っていたのが決め手となった。
「それでリーシャ様、僕がここに呼ばれた理由は何ですか?」
リーシャ様がごほんと間を少し取ると話し始めた。
「実は多和田由さん、貴方に異世界に行って魔王を倒して頂きたいのです。」
僕はリーシャ様の意図が分からずにリーシャ様に尋ねた。
「つまりどういう事ですか。」
リーシャ様が僕に言った。
「ですので、異世界に転移をしてもらい、冒険をして魔王を倒してもらいたいのです。」
僕はリーシャ様に尋ねた。
「今の世界を捨てて異世界に行って魔王とやらを倒してこいと。そういう事ですか?」
リーシャ様は僕に答えた。
「はい、そうです。」
僕はリーシャ様に尋ねた。
「う~ん、ゲームとかでよくありそうな話ですね?」
リーシャ様が僕に言った。
「はい確かに、ゲームに近い感覚ですね。」
リーシャが続けて僕に言った。
「それで異世界には行って貰えますか?」
僕はリーシャ様に言った。
「申し訳ないですが、お断りします。」
リーシャが驚いて僕に尋ねた。
「何故ですか?」
僕はリーシャ様に言った。
「理由はいくつかありますけど、今いる世界で幸いにも満足できていますしまだまだやりたい事も、やらなきゃいけない事も沢山あります。それを自分から放り出すなんて事は出来ません。」




