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エピローグ
特別棟を駆け抜ける。木の床をぎいぎい鳴らして。息が切れる。
突き当りの、一番奥の扉を開け放つ。
「皆さん、大変です!」
「どうしたの、部長?」
「『殺人部』が――――」
「いなくなりました!」
「どういうこと、部長!」
「保健室、もぬけの殻なんです! なんか変な校医の先生しかいないんです!」
『キーンコーンカーンコーン』
『目的は果たしました。また、会えることを、楽しみにしております』
幼稚な、それでいて楽しそうな声で。
皆様の応援もありまして、完結いたしました! ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました!




