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1章 7 静寂の中の果し合い

ううっ、やっとテラスからの旅立ちです


アシスがテラスに着いて3日目の夜、イノは久しぶりに1人で歩いていた。村の周辺は交代で見張りを立て、厳戒態勢は変わらない。しかし、この短期間で事が起きるとは到底思えなかった。


「ん~」


指針が決まり、後は覚悟・・・家族を殺す覚悟を改めてしなければならない。そんな重たい雰囲気を晴らすように背伸びをする。アシスには覚悟は出来てると伝えた・・・だが、実の父と姉を殺す覚悟など出来るはずも無かった。それが必要な事だとしても


「イノさんや」


ちょうど背伸びが伸びきった所に話しかけてきたのはアムス。少し前まで殺す対象だった人・・・少しばかり緊張の波がイノに押し寄せる


「・・・はい」


「そう畏まらんでも良い・・・ワシにとっては命の恩人じゃ」


ニコリと笑うその顔はそこらにいるお爺さんと変わらない


「・・・」


イノはアムスの意図を探るように見るが、アムスからは何も読めない。自然体で笑っているだけ・・・続く言葉を待つしかなかった


「イノさん・・・いや、首領の娘と言うことは『シ』じゃろうの・・・『カムイ』を修めし者・・・」


「・・・どこまで!?」


「カムイが阿吽を知っているように阿吽もカムイを知っている・・・不可侵だったはずの吽家は数年前にカムイと揉めて家主を失っておるからのう・・・まあ、単独で起こした事にして吽家は関わってないとしていたが」


「・・・」


「あえて名前は聞かんよ・・・イノさん・・・でええじゃろ。孫をよろしく頼む」


返事を聞かずにアムスは村長宅の方に歩いて行った。残されたイノは無言のままその姿を見つめるだけだった


────


旅立って3日間色々あった・・・これまでの人生が単調であったから感じるのか、それは分からない。でも、俺にとってはひどく刺激的で興奮してしまう程に・・・でも目の前に大剣を担いで不敵に笑う人物を見るとその興奮は何処吹く風・・・冷める・・・


「技・・・使えるんだってな?」


村の外で男二人が対峙して、『飯・・・なんだったかな?』って言われても痴呆の心配ぐらいしか出来ないがと、質問をはぐらかす方法を模索する。ああ、カムイが恨めしい。カムイがジジイを狙わなきゃとっくにダーニ辺りで寛いでて、ラクスと会わなかったのに


「まさか俺相手に手加減してるなんて・・・震えるじゃないか」


笑顔の奥の素の部分が怖い。逃げ出したいけど、逃げたら真面目に斬られそうだ。ぷるぷる震えるのは良いけど、『飯・・・なんだったかな?』が似合う感じが笑いのツボを刺激する


「・・・立ち合え・・・そして、無惨に這いつくばるなら・・・カムイは俺が潰す」


大剣を担いだまま、構えた訳では無いのに辺りに微弱な振動を感じた。殺気はないが、抑えてた力を開放した感じか?とても平然と立ってられなくなり、思わず剣を抜く


「そう・・・それで良い・・・」


不敵な笑みは崩さず、立っているだけのラクスに気後れする。持っている大剣は刃引きした訓練用の大剣。だが、まともに喰らえば上半身と下半身がサヨナラするだろう・・・


俺の持っている剣は少し特殊だ。刃の部分と柄の部分の間・・・鍔に柄の方に伸びた引っ掛けがある。そして、マントの首元には中指が入る程の小さなリングがついている。剣を刃を下に構え、リングに剣の引っ掛けを通す。そのまま上に引き上げると、マントは俺から離れ剣に絡みついた


「黒剣翔・・・か」


ラクスは呟くと同時に前に出る。大剣は担いだままで。今まで立ち合った時は自分から動いた事は無い。俺が動いて、それを捌いて攻撃するのが当たり前だった


こちらから攻撃は出来ない。担いでいて見えない大剣が、どれ程の速さで繰り出されるか分からないから。向かってくるラクスに注意を注ぎ、両手で剣を握りしめた


「取り敢えず・・・吹っ飛べ!」


ボッと音が聞こえた気がした。右手に担いでた大剣はすでに俺の近くまで振り下ろされている。慌てて剣で防ぐが力の乗った一撃は体ごと数メートル吹き飛ばす


吹き飛ばされたとはいえ、剣で受け足で着地したにも関わらず全身に衝撃が走った。思わず片膝を着きそうになるが、ラクスは止まらない


「なんだこんなもんか」


不敵な笑みは冷めた顔に変わり、つまらなそうに再度大剣を振り下ろす。受けてはダメだと判断し、足に力を入れ後ろへと逃れた。が、ラクスは振り下ろしていた大剣を途中で止め、突きへと軌道を変えてくる。


「ぐっ!」


かわせないと判断し、突きの軌道に剣を合わせるが、先程と同じく吹っ飛ばされた。また体に衝撃が走り、飛ばされた先で身動きが取れなくなる


追撃をせず佇むラクス。顔に浮かぶのは落胆・・・どうやらお気に召さなかったらしい


「カムイは俺が潰す・・・良いな」


良くない・・・が言えるほどの結果は出せていない。ああ、俺の旅もここまでか・・・ってなるかい!俺は地面に剣を突き刺し、両手を目の前で合わせる


「阿・・・吽」


体に力が巡る・・・ザワと肌が粟立ち、思考がクリアになる。痛めたところは・・・ない。目標は・・・3メートル。さあ、行こうか


────


アムスと分かれたイノはお世話になっている村長宅に戻らず、夜風を満喫していた。村は寝静まり、静寂がイノの思考を妨げず心地よかった


「考えても・・・仕方ないか・・・」


覚悟が出来ない自分に苛立ち、どのようにすれば覚悟が出来るか考えるが浮かばない。恨みつらみはある・・・しかし、うまく出来た時、優しく笑って褒めてくれたあの顔は偽りではなかった。たとえそれが暗殺の道具がうまく機能した事への喜びだったとしても・・・


色々と考えてぐちゃぐちゃになった頭の中を振り払うように歩いていると、ふと村の入り口付近に人の気配を感じた。この夜更けにもしや・・・と思い警戒しながら近付くと、そこには見知った顔・・・アシスがいた


「何してるの?」


イノが尋ねるが、アシスは剣を地面に突き刺して体を支え、肩で息をしながらこちらを見るだけだった。怪我をしてる様子もなく訓練でもしてたのかと思ったその時、アシスが遅れて返事を返してきた


「化け物なのは知っていたけど・・・ありゃ冗談キツいわ」


言って剣から手を離すと地面に仰向けで寝転ぶ


「誰の事?」


「・・・ラクス」


目をつぶりながらイノの問いに答え、数分間、無言のまま時が過ぎた。静寂さが更に深まったように感じたイノはアシスの横に座り呟く


「当たり前じゃない・・・『大剣』ラクスよ」


「俺はアシスだ」


「知ってる」


「あいつはラクスだ」


「・・・知ってる」


「それ以上でも以下でもない・・・次は勝つ」


「負けたんだ」


「いや?」


「え?」


「勝てなかった・・・だけ」


「へぇー」


「本当だ・・・」


「はいはい」


「イノ」


「何よ」


「カムイ・・・潰すぞ」


「!・・・・・・うん」


静寂さと暗さが少しだけ・・・ほんの少しだけ和らいだようにイノは感じていた。明日、2人は旅立つ────



村の外で1人座り込んでいる男がいた。男は胡座をかき大剣を抱え込むように持っていた。身動き1つせず、死んでるかのように動かない男に近く影が1つ


「家に戻って2人して居ないと思ったら・・・苦労かけるのぅ」


座り込んでいる男────ラクスの隣に座りながら話しかけたアムスはポンと肩を叩いた


「アムス殿が育て始めて早十数年、俺も何度となく手合わせしてきたけど、いつからあそこまでに?」


「2年ほど前かのう・・・ちぃと技の修得が終わり試しに立ち合った際・・・ほんの少しヒヤリとした・・・ほんの少しの」


「まだ14、5の時か・・・末恐ろしいな」


「ホホ・・・少し伸び悩んでいるようじゃがの」


「伸び悩んでいる?コレでですか?」


言ってラクスは抱えてた大剣を持ち上げる。大剣はその持ち上げるという動作にすら耐えきれず刃の1部が地面へと落ちてしまった。訓練用で頑丈さを重視して作られた大剣はその役目を終えた


「黒剣翔を使ったか」


「ああ・・・アムス殿が使ってるのは数度見てますが、あのマント・・・どんな呪いのアイテムですか?」


呆れたように役目を終えた大剣を眺めながらラクスは呟くと、アムスは髭に手を当て、その言葉に意を得たように1人納得しながら返す


「ふむ・・・ワシもあのマントに幾度となく助けられたので、呪いとは思いたくないが・・・呪いなのかのう・・・」


「纏えば矢を弾き、纏えば斬れぬもの無し・・・相手にとっては恐怖の象徴ですよ」


「本来の使い方ではないがの」


「え?」


ボソッと呟いたアムスの言葉にラクスは聞き返すが、アムスは誤魔化すように首を振り話を続けた


「悪魔を滅する為に生み出された・・・いや、生み出されてしまったのがあのマントじゃ・・・呪いといえば呪いかのう」


「悪魔を滅する」


「そうじゃ・・・悪魔とは何を指すのか・・・残っている伝承だけでは読み解く事は出来んかった」


「くくくっ」


ラクスは笑うと大剣だった物を放り投げ、大の字に寝転がると呟いた


「悪魔を滅する威力を持つ『悪威』と神をも滅する威力を持つ『神威』・・・勝てますかね?」


「それこそ・・・神のみぞ知るじゃ」


孫の行く末を案じ、目を細めながらアムスは今後を憂いた。カムイとの戦いだけでは終わらない・・・そんな確信を胸に秘めながら


────


テラスの村のダーニ方面に皆が集まっていた。旅立つ2人に見送る数人・・・グリム達は見当たらないが、ほかの面々は来てくれた


「くれぐれもお気をつけて」


ナタリーは深々とお辞儀をし、心配そうな顔を戻した後、頭を上げた。まだ目が戻ってないが、それが精一杯なのだろう


「ダーニの村には2人。サテスとゲイクが居ます。合言葉は『あ』と言ったら『うん』です。お忘れなきよう」


いや、簡単だな!?合言葉になるのか?それ!?


「ダーニはここより半日ほど。その後は首都メディアに行くまでに何通りかの道がありますが、最短を通られる場合は敵と遭遇される可能性が高くなります。最短のレンカイより少し遠回りですがシントを経由して・・・」


昨日聞いた話をまたつらつらと捲し立てるナタリー。素直に聞いてたら日が暮れてしまうな・・・と思い言葉を遮る


「ナタリー・・・トーマスも皆も世話になった」


名前が出てこない残り6人はいずれ覚えます・・・もう覚える事がたくさんあり過ぎてパンクしそうなのです・・・


「敵はカムイだけではない・・・心しておくのじゃ」


俺の言葉に片膝をついて答えた8人より前に出てジジイは言った


「俺の敵じゃなくてジジイの敵だがな」


「ワシの敵はお主の敵じゃろうも」


「ジジイが中央で暴虐の限りを尽くしていたら、ジジイの敵が味方の可能性も有りうる」


「ないわ!そこはどんな敵が来ようともワシの味方するべきじゃろう!?孫として!」


「孫として、ボケた老人を導くのも必要な気が・・・」


「孫に導かれるほど耄碌しとらんわ!・・・はぁ、育て方間違ったかの・・・」


「気にするな」


「ぐっ・・・もうええ・・・気をつけて行くのじゃぞ」


祖父と孫のコントが終わり、大剣を持たないラクスが前に出た。大剣を持たないラクスを初めて見た。いつも大剣を担ぎ、置かないのかと聞いたら、鍛えてるんだと答えた脳筋ラクス。そのラクスが大剣を持ってないのでラクスじゃない。


「・・・おい」


このお方はいつも心を読みやがる。ラクスのくせに


「昨日言ったこと・・・覚えてるか?」


はて?なんだっけな?


「『震えるじゃないか』?」


「いや、それをここで覚えてるか?って聞くと思うか!?」


「ラクスなら・・・」


「俺の評価が低い!俺結構有名人よ!?」


「ラクスだし・・・」


「ぐっ・・・お前が無惨に這いつくばるなら・・・カムイは俺が潰す」


「要するに、俺がカムイに負けて死体を無様に晒した後に、ラクスはようやく重い腰を上げ、カムイを代わりに潰すから安心して逝けってことか」


「ええ!?何その俺が嫌な奴みたいな解釈・・・」


「ラクスだから・・・」


「・・・お前が失敗したら、俺が出る・・・そうならないよう頑張れって意味だ!皆まで言わすな!」


顔を真っ赤にし、そっぽを向くラクス・・・いや、ラクス。心配するな・・・そんな意味が込められてるなんて毛ほども理解してなかったが、思いは伝わった


「頑張るよ」


皆の言葉を受け、頃合いと思いイノに視線を向ける。イノは頷き下ろしていた荷物を持ち上げた


「・・・行ってくる」


ダーニに向け歩を進めると後ろからナタリーが叫ぶ


「ダーニの2人にはアシス様が向かうことを伝えてあります!くれぐれも・・・くれぐれもお気をつけて!」


他の皆も各々声をかけてくれた。ジジイとラクスは無言で見送る。陽が昇り始めて少ししか経ってないのに熱が体を焼いているように感じる。風も熱風に近い。イノは日焼けをしたくないのか見送りの人達に会釈した後にフードを深々と被った


「ひと雨来そうだな・・・」


遠くの方で雨雲が太陽を隠さんとばかり流れてきていた。植物にとって恵みの雨も今の俺達には足枷にしかならない。あまりいい旅立ちではないなと感じながら、歩を早めダーニへと向かった


────


「いずれ俺の評価を改めさせる必要がありますね!」


ラクスは腰に手を当てながら言い放つ。アシス達はもうすぐ見えなくなる位置まで進んでいた。遮蔽物も勾配もないこの道で見えなくなるのは相当な距離だ


「人の評価を気にしないラクスには珍しいのう」


「弟の評価を気にしない兄がいますか?」


「・・・お主のような孫を持った記憶はないんじゃが・・・」


「・・・アシスは俺にとって弟のようなもんですよ。ね?おじいちゃん」


「1回死ぬか?」


「冗談です・・・」


アムスの迫力にラクスは後退りながら答える。冷や汗が流れるが、周りの気配がふと緩んだ後、アムスが尋ねる


「ラクスよ・・・お主いつまでおれる?」


「数ヶ月は大丈夫かと」


「ふむ・・・」


アムスは髭に手を当て考え、髭を引っ張るように動かしている。ラクスは嫌な予感がしつつも、アムスが口を開くのを待った


「では、任せて良いかの?」


「な・・・何を?」


「ここを・・・じゃ」


嫌な予感は的中する・・・ラクスにとって暇は毒。この村には何も無い。それなりの手勢はいるが暇潰しにもならないと踏んでいる。ならばアムスとの試合が唯一の救いだった。訓練用の大剣も壊れ、アムスが居ないとあらば毒はラクスを蝕む


「謹んでお断りします」


「弟だの兄だの言っておったが・・・そうか・・・アシスの手助けをしようかと思ったのじゃが・・・そうか・・・」


チラチラとラクスを見ながらブツブツと呟くとアムス。このままではまずいと話題を変えようとするが、アムスに制される


「確か以前のメディアとデニスのいざこざの際に・・・」


「!・・・分かった・・・分かりましたよ!残れば良いんでしょ!?」


「そうか!残ってくれるか!」


わざとらしく言うアムスに、ため息をつくラクス。暇をどう潰すか考えるだけで頭が痛くなると肩を落とし項垂れた


「して、何処に何しに行くんですか?」


「ちょいと諜報活動を・・・な」


「カムイに依頼した輩を炙りだしますか?」


「うむ・・・狙いがわからん今、果たしてカムイを潰した所でどうなるやら・・・外れて欲しいが、嫌な予感もする」


「『十』ですかね」


「じゃろうのう・・・よりによってワシを狙うとは・・・身の程知らずか余程の自信家か」


「あなたが動くと目立ちますよ?」


「ふむ・・・それについては考えがある」


言ってアムスは懐から短剣を取り出し、立派に生えた髭をジョリジョリと剃り始めた


「ちょ・・・!アムス殿!?」


しばらくするときれいさっぱり剃り落とされた髭が地面に散らばり、満足気に髭のなくなった顎をさするアムスの姿があった


「どうじゃ?幾分若く見えるじゃろ?」


「・・・髭は大事にされてたと認識してますが」


「孫の命にゃ変えられん・・・おっ、ちょうど良いところに」


アムスが手招きすると背格好がアムスと似た初老の男性が近付いてくる。服は村の人達と同じでお世辞にも綺麗とは言えないくすんだ物を着ているが、身だしなみを整えれば幾分まともに見えるのではないだろうか。ラクスの第一印象はそんな感じであった


「彼はこの村で元々村長をやっていてのう。ワシの代わりに『アムス』をやってもらおかと」


「影武者ですか?」


「そんなような物じゃ。顔も知ってるらしいから、これでなんとか騙されるじゃろ・・・なっ、似てるじゃろ?」


「・・・似てないです」


「え?」


「まったく似てないです」


「な・・・瓜二つだと・・・」


「思わないでください・・・赤の他人超えてます」


「そんな!」


「後、驚かないでください。少しばかり殺意が芽生えますので」


「・・・」


無表情のラクスにアムスは言葉を失った。ラクスは遠い空の彼方・・・アシスの方向を向き心の中で呟く────この祖父にしてあの孫あり・・・か・・・







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