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1章 4 生け捕り作戦

ふぅ食った食った。トーマスの言うように奴らの放った鳥は脂が乗っててすんごい美味かった。ただ、イノは鳥の出処を聞いて凄い悲しそうなでも美味いなーと複雑な顔をしていたが・・・村長の家の食卓を囲みながら、いざ作戦会議中である


「4人の現在地は?」


「非常に警戒心が強く現在は見張りを立てていませんので現在地は不明です。発見した時はダーニを北とするなら西側の雑木林にて潜んでいました」


俺の問いかけに、頬を腫らしたトーマスが答える。1人飯を食べてないのは・・・そういう事だろう


「まあ、西側からは動かないだろう・・・東側にも身を隠す所はあるが、水の確保が困難だ。俺らがいつ動くか分からない状況では水の確保は最優先だろうからな」


「ええ。加えて水辺の近くなので食糧の確保も容易でしょう。気付かれる可能性はございますが、索敵致しますか?」


「いや、逃げられると厄介だ。動いてないと仮定し作戦を立てる」


この村の彼らは非常に優秀みたいだ。自分達で考え最適と思われる行動をとる。10人いるらしいが、この村にいるのは8人。後の2人はダーニに滞在してるらしい。ダーニで何かあれば1人が連絡に来るらしい


「こちらに地図があります」


ナタリーが食器を片付け地図を広げる。手書きだがこと細かく周辺の状況が描かれていた。川の位置、雑木林の規模、生息する獣の種類に至るまで


「確認出来たのがこちらになります」


村のダーニ側へ向かう出入口を見通せる位置取り。俺かイノ・・・もしくは2人が通るのを確認してるのかもしれない。まあ、逃げずジジイの所にも向かわずにここにいる時点で分かってはいたが・・・


口の中に入っていた鳥肉を飲み込み思案する。ジジイと2人、稽古以外の時は良く話していた。兵法?っていうのか?ラクスは果報は寝て待てだ!と笑っていたが、ジジイは情報の確かさと多さの大事さをくどくど言ってたな


「東側のこの雑木林の木の密集度は?」


「東側?西側ではなくて?」


「ああ、ここだ」


俺はちょうど奴らが潜伏していた場所の反対側の雑木林を指さす


「木を使うのに大体西側より伐採しておりましたので、ほとんど手付かずです。密集度はかなり濃いものとなっておりますが」


「ふむ」


俺は顎に手を当て考える・・・まあ、なんとかなりそうだ。


「イノの足が回復するまで待機する。その間相手が焦れて襲って来ないとも限らないので数名で護衛に当たって欲しい」


「「ハッ」」


ナタリーとトーマスが返事をするとイノは不思議そうに頭を傾けた


「護衛?」


「ああ、護衛と監視もかねて彼らと行動してもらう。今の段階で100%イノを信用することは出来ない。連絡を取られ内外から攻められればこちらにも相応の被害が出る可能性があるからね」


護衛とだけ言うと要らないと言われそうだが、監視と言えば断る事は出来ないだろう。相手の攻撃手段が主に投擲・・・となると柵はあるけど壁の無い村の中に居ても安心とは言えない


「恐らく返信が来るまでは動かない・・・」


「恐らく・・・だろ?延々と来ない返信を忠実に待つのか焦れて動き出すのか・・・安心するには確証がない」


動かない可能性が非常に高いけどね。聞けば首領の娘・・・それを勝手にどうこうするとは思えない。ただ送った手紙が一通とは限らない。そして既に返事を受け取っているかも知れない。後は村の人を人質にしてイノの身柄を拘束ってのもあるけど、村の東西南北全てに人を配置した。近づいた時点で把握出来るだろう


「村周辺に遮蔽物はございませんので、何か動きがあれば確認出来るかと。配置した4人はいずれも索敵には優れております」


警戒を怠る訳では無いが、この様子なら一先ず安心かな。残り4人はナタリー、トーマス、セイナ、サムナ。サムナは村に入ってきた時に門番してた奴・・・アイツもジジイの弟子だったとは。なんでも全力で田舎人を演じてたらしいが、全然気付かなかった。


「ナタリーとセイナで護衛に当たってくれ。トーマスは情報統制、サムナは各人員の連絡係で」


「「ハッ」」


さっきナタリーをナタリーさんと呼んだら両手を前に突き出して泣きそうな顔でブンブンと振っていた。なんでも阿家の家主は国でいうと王様の位に位置するらしい。ただ単に家の長って訳では無いのだとか。家主、血縁者、門弟と分かれ、王様、王族、ただの民扱いなんだとか。中には認められ王族に近い待遇を受ける者もいるらしいが阿家にはいないらしい


阿家と吽家。中央のやや東寄りに位置する場所に拠点を置く戦闘集団。なぜ僧とつくかは知らないけど、門徒は阿吽僧と呼ばれ、吽家は拠点に、阿家は外に活動拠点を置き活躍してるらしい。吽家に睨まれれば王の腰が浮く位恐れられ、周辺国家から金銭を貰い受け大人しくしてるらしい。猛獣か。


技の阿家、力の吽家・・・実力は拮抗してるものの性格も違い、いざこざが絶えなかったので阿家は外に出たらしい。良かった阿家で


「さて、目処もついたし水浴びでもするかな」


「!!」


俺の水浴び発言にイノが激しく反応する


「どうしました?」


俺が護衛対象にしたからか、ナタリーのイノへの対応が変わった気がする。なんか慣れないな・・・いきなり偉いのですよって言われても実感湧かんわ


「み・・・水浴び・・・」


なんだ?トラウマでもあるのか?・・・て、あの時か。そう言えば激しく怒ってたな。俺はナタリーとトーマスにあの時の惨劇をこと細かく説明した


やれ臭いだの~やれ同時に水浴びしようとしただの~やれ胸の膨らみだの~やれ飛んでくる最終兵器だの~


聞き終えたナタリーとトーマスはかなり動揺していた。ナタリーは口を手で抑え『アムス様・・・なぜ?』とここにいないジジイに問い質してるしトーマスは『ちょちょちょ・・・』と驚いている。イノは聞きたくないのか耳を塞ぎ顔を伏せている


「まずかったか?」


「・・・ええ、とても」


トーマスが真面目に返答してきた


「臭いとつい口に出てしまったのはすまない・・・気が利かなかった。同時に水浴びは時間の効率と胸を見て女と呟いたのは自己申告ではなく自分で確認出来た事でつい・・・」


俺が説明していると、イノは耳を塞いでも聞こえてるのか下を向き顔を真っ赤にしながらウーウー言ってる。ナタリーはため息をつきながら首をふり、トーマスはガクッと頭を落としていた・・・まるで残念な子に、対するように


「あ、アシス様・・・アムス様より男女について何かお聞きになっておりますでしょうか」


ナタリーが絞り出すように言ってきたので、教わってきた事を伝える


「女は膨らんでてついてない。男は・・・ついてる」


「ア、ハイワカリマシタ」


ナタリーから表情が消え、カタコトのような返事が返ってきた。そして、椅子から立ち上がり俺の前に仁王立ち


「これよりアシス様にはお勉強をして頂きます!社会に出るにはとても大事な事です。拒否権はありません・・・ええ、ありません!トーマス!先程のアシス様の指示を全員に伝えるのと夕食の準備を!イノさんは私が終わるまでセイナと共に村の散策でもしていて下さい」


「お、おう」


「は、はい」


えらい剣幕のナタリーに圧倒されて2人はすぐに立ち上がった。俺はと言うと先程のベットのある部屋へと連れていかれる。俺がベットに座ると、また仁王立ちしてるナタリーが鼻息も荒くこう告げた


「さあ、常識の時間です!」


・・・・・・何時間経過しただろうか・・・昼を食ったのに、腹減ったってことは4~5時間くらいか?ナタリーの言う常識の時間は濃密な時と共に過ぎていった


「・・・であるからして、イノさんの靴投げは最上級の優しさです!本来ならば石もしくは何かしらの光線で撃たれて絶命です!肝に銘じて下さい!」


光線ってなんだろ?ゼェゼェ言いながら力説するナタリーを止める事無くウンウンと聞くに徹する


「理解した」


「後、今までの事は消去して下さい」


「消去?」


「記憶からの消去です」


「いや、ナタリーの話を聞いて理解したから謝罪でも・・・」


「消去です」


「はい」


結局今日はその後夕飯を食べ、水浴びしようと思ったら風呂を沸かすと言われ、お湯の中に身を落とした。風呂・・・良い!南方とはいえ、陽が落ちると肌寒い。その中の水浴びは体も冷え嫌だったのだが、風呂最高!


「ちょっと良い?」


風呂に入っている時、風呂の湯加減を調整するトーマスに『女つーのはな』と語られた後の今、イノに話しかけられドキッとした。光線・・・かわせるかな?


「ああ」


頭をタオルで拭きながら、目を合わせないようにする。そう言えば足が痛むのにナタリーに散策命じられてたな・・・鬼か。まあ、足のことを忘れるくらい動揺させた俺のせいなんだけど・・・


「足はどうだ?」


大人の気遣い・・・もう朴念仁とは言わせない。ニューアシスは今日も行く


「平気・・・歩いてもほとんど痛みはない・・・ナタリーさんのおかげ」


「そいつは良かった・・・で、何の用だ?」


「彼らを捕らえることが出来たら・・・どうするの?」


「うん?メディア国に行って・・・」


「違う・・・彼らをどうするの?」


生け捕り後・・・正直考えてなかった。元から殺すつもりだったしなー。はてさて・・・


「わたしに彼らを説得させて欲しい」


「無駄だろ・・・昨日説得しようとしたんだろ?」


「状況が違う。それに彼らは恐らく・・・倒された彼ハリマを始末した」


まあ、現時点で4人しか居ないって事はそういう事なんだろうな


「掟では足でまといは始末する・・・彼らは今、掟通りに事を進めている」


掟か・・・そう言えばジジイとの掟があったな。髭を引っ張るな・・・以前気になって引っ張ったら涙目で、これは掟じゃーとか、言ってたな・・・掟か・・・


「掟を破れば制裁が待っている。彼らは掟を破ることは無い・・・でも、図らずしも彼らは掟に背いている」


制裁・・・破った時はコメカミグリグリやられたな・・・あれはヤバい


「任務中のトラブルは原則即時撤退・・・でも、わたしが残ってる事によりそれが出来ない・・・鳥文で伝わってると思ってるが、その鳥文も届いていない」


「他に鳥がいるとかは?」


「鳥文用の鳥はリーダーしか飼っていない。今回の場合はグリム・・・彼しか飼っていないわ」


その節は大変美味しく頂きました・・・次会った時は伝えないとな


「意図していないけど、掟は掟。彼らはもう制裁は逃れられない」


「イノはどうなんだ?」


「・・・」


なんだかんだ任務失敗は俺のせいぽくなってるけど、元をたどればイノが原因だよな~。俺は助かったけど、あそこで揉めてなければ先に奴らが俺に気付き隠れてたかも知れないし・・・隠れてたら気配だけだと獣と思うかも知れないからな


「わたしの場合は制裁ではなく・・・捕まれば洗脳されると思う・・・以前聞いたことがある・・・洗脳してあやつり人形のように・・・なって・・・」


怯えてるのか震えながら言葉を紡ぐ


「そうなる前にわたしは自決する・・・自決用の短剣は常に持っている」


グッと腹に力を入れ、怯えを消し去ると太股を軽く触る。恐らくそこに短剣を隠し持っているのだろう


「鳥文の事を伝え、説得すれば彼らも分かってくれる・・・はず・・・だから」


「分かった・・・だが、説得に応じなかった場合は・・・」


イノは頷き俺を見る。覚悟を決めたのだろう・・・説得に応じなければ彼らの命はない。その責任を彼女は背負ったのだ。こんな俺と変わらない歳の・・・


「あ、そう言えばイノはいくつ?」


「今!?」


どうやら会話にはタイミングというスキルが必要らしい・・・


────


2人が村に入り2日が経過していた。グリム達4人は監視、食料の調達、周辺の調査を分担し行っていた


「マナは着いた頃か」


火を起こせない為、木の実を齧りながらそうグリムは呟いた。水だけでも1ヶ月過ごせるよう訓練はされている。これが任務なら焦ることはなかったのだが、今現在の状況は任務外・・・そこが焦りの要因となっていた


「えらくあの鳥は懐くのに時間かかっていたな」


グリムの背後から周辺の調査をしていたチロスが声をかける


「ああ、親鳥はすんなりだったが、なかなか気難しくてな。まあ、今ではすっかり甘えん坊だ」


グリムは苦笑しながら、木の実を放り投げる。チロスはそれを受け取ると口に運び、夜が明けた空を憎らしげに見上げる


「また暑くなりそうだ・・・下手に動かれても厄介だが、動かれないのもな・・・」


「そう言うな・・・あまり動かれるとマナも俺らを見つけられん。動くとしたらダーニの方向だろうから、気長に待つしかあるまい」


「アシス・・・とか言ったか。どう思う?」


「やばいな・・・まともに当たれば間違いなく全滅だ。お嬢がこちらにいない今、迂闊に関わるのは危険だ。頭領の返事次第だが、最善はアイツとお嬢が別れて、お嬢が戻りさえすれば任務続行だ。で、なければ撤退せざる負えまい」


「あの様子からは戻るとはおも・・・」


「動きがあった!恐らくお嬢とアイツだ」


ザッと見張りをしていたものが現れ、グリムに告げる。グリムは頷き立ち上がると見張りをしていた位置まで進む


「フードを被っているが・・・恐らくそうだな・・・マントも見える」


普通なら見えない距離でも鍛えられたグリムにはハッキリと黒いマントが見えた。すると、もう1人の小柄な方がフードを外し門番らしき人物に挨拶していた


「間違いない・・・お嬢だ!南側の見張りについてるラニーを呼んでこい・・・動くぞ」


グリムとチロスは後を追うために周囲を見渡し、見張りの男は南に向かい走り出した。


「チッ!なぜ?」


グリムは舌打ちしてチロスに目配せする。予定外の事態・・・村から出た2人はダーニに向かうのではなく、街道を外れ東の方に進んでいく。ここから村までは遮蔽物はなく、後を追うと見つかってしまう。かと言ってこのまま行かせるわけにはいかない


「村の南側に周り、追いつくしかない!」


チロスは周辺を調査していた為そう結論を出す。村の北側から出て東に行く2人に見つからないようにするには、村を遮蔽物として追いかける算段だ


「くっ・・・」


懸念はある・・・東に向かうと見せかけて、すぐに街道に戻ってきてダーニを目指すかも知れない。その場合は村の南側を回ると見失う可能性がある。ただ東側に我々の知らないルートがあるかもしれない。調査はそこまで及んでないのが悔やまれる


「二手に分かれる!」


グリムは決断した。南側から2人を向かわせ、チロスと共に少し北に移動する。街道に戻ってくるなら東と西で尾行し、戻って来ないなら、1人が連絡に来れば良い。全員にそう告げるとすぐさま動き出した


「クソ・・・予定外の事ばかり起きやがる!」


グリムは吐き捨て、地面を蹴った。


20分位経っただろうか。少し北側に移り見張るグリムとチロス


「東は何がある?」


「山・・・以外に何も無い。越えても村などはないはず・・・岩肌の山で越えることは困難・・・俺らに気付いてかわすため?」


チロスが答えていた時、ふと気配を感じる。南に回った2人のうちの1人が戻ってきてたと思い気配の方に意識を向けると、予想外の人物がそこにいた


「やあやあ、お揃いで」


2人は固まる・・・東に向かったと思われた人物────アシスがそこに居た


「っ・・・」


我に返り2人はすぐさま距離をとる。アシスはそのまま動かなかった


「2人はどうした?」


アシスの来た方角からすると2人とかち合っているはず、その2人が戻らずにアシスが来ると言うことは・・・


「さあな?はぐれちゃったか?」


戯けるように肩を竦めながらアシスは言う。後ろを警戒してる様子がない時点ですでに2人は始末されてると察する


「お嬢はどうした?」


「お嬢?ああ、イノか」


「イノ?」


「ん?」


話が噛み合わずお互い首を捻る。するとチロスが動く。素早くポーチから短剣を取り出すとアシスに向かい投げた。顔の中心付近を正確に狙われたが、首を傾けるだけで難なく躱す


「会話は終わりか?」


躱した勢いで体を傾け、左にいるチロスに向かって行こうとするが、今度は右にいたグリムから短剣が放たれる。丁度動こうとした方向に向かってくる短剣に舌打ちして短剣の腹を右手でも弾くが、また影よりもう1本飛んでくる


「こんの!」


アシスは体を回転させ、もう1本をなんとか躱すが、またチロスより放たれた気配を感じる


「阿」


すぐそばまで迫る短剣────当たったと思った瞬間、2人は次の言葉を聞いた後、アシスの姿を見失う


「吽」


短剣は空を切り、後ろの木に突き刺さる。今までそこにいたアシスの姿はなく、まるで幻だったかのように消えてしまった


「チロス!右だ!」


グリムが叫び、チロスは右を見た瞬間、目の前の拳を見た後意識を失った


「馬鹿な!人間の動きじゃないぞ!」


グリムは自信過剰ではない・・・だが、それなりの能力は自負してる。その自分の目から逃れる程の速さでの移動・・・しかもそれが何メートルも離れた距離だ。信じられない気持ちで、数歩後ずさった


「失礼な!ちょっと速く移動しただけだ」


アシスは心外ですと、言わんばかりに鼻から息を吐き腰に手を当てる


「クソ!」


数的優位も失い、逃げられる可能性も失った。最も得意な技も2度かわされては打つ手がない。グリムは必死に思案する


「降伏してくれないかな?手加減難しいんだよね」


「抜かせ!」


明らかに格下相手と見下され憤慨するが打つ手はない。手持ちの短剣も残り数本・・・目の前の化け物には通じるはずもなかった


「グリム!」


「チッ!」


グリムの左側からイノが走りながら叫んだ。咄嗟にグリムは短剣を振りかぶる・・・が、振りかぶった腕を後ろから掴まれた


「おいおい、元仲間だろ?」


いつの間にか背後に居たアシスに右腕を掴まれた事に気づいたグリムは左肘をアシスに向かって放った。それを難なく受け止められるとゾクリと背筋に冷たいものが走る


「阿」


「吽」


左腕で肘を受け止めたアシスは受けたあと手の平をグリムの背中に当て、技を繰り出す。数秒後グリムは音もなく崩れ落ちた









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