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ルビーアイ Noah's memory ~神の追憶~  作者: アゲハ
4章 地球からの来訪者
78/109

77話 意識の海

ゆっくりと開いた瞼



視線をユラリ、ユラリと動かす






そこは全てが光に包まれた様な……



真っ白な世界だった






ココが……



本当の終焉か……?






終わりの、終わり






そんな深い深い意識の海に僕は何も考えず、ただ浮いていた






やれやれ……



もう、こうなってしまってはどうしようも無い…… かな






頼んだぜ、モリサダ……



お前には期待しているんだ



優しい世界……



創ってくれよ








願って、祈って








僕は心を閉じた








《ねぇ》








え?








突然、誰かに声を掛けられた気がした








閉じた心にまた向き合う








そこには見知った《女性》が立っていた








意識の海に横たわり浮いている僕の(かたわ)らで、覗き込む様に笑顔を見せる女性








僕は彼女へ心で、声を掛けた







【なんだ…… ちゃんと居たんじゃ無いか…… 会いたかったよ、()()()()()……】




彼女は笑った




《ノア様♪ まだダメだよ》



【ダメ……? 何がだ……?】



《まだまだ生きて貰わなきゃね!》



【でも…… もう体には大穴が空いちまってさ…… コレばかりは無理そうだ……】




真っ白な世界


そんな場所に横たわり、彼女に向けフフフッと僕は笑う





だが、レシアは僕に真ん丸の瞳で疑問を掛けた




《なんで?》



【なんでって…… 僕の体側が…… 意識を保てそうに無いんだよ】




彼女は笑った




《空いてないよ? ほら♪》




そう言って指を差す先は僕の腹部


促され目を向けた僕






ソコに()()()()()()






なぜだ……?


あ、いや


ココは意識の中か……




【いや、コッチじゃ無くて現実の方な……】



《コッチもアッチも()()()()()よ! 今ソコに無ければ穴は無い♪》



【いや、そうは言ってもだな……】







なんと説明すれば良いのか考えを巡らせる


だがそんな思慮を遮るかのように彼女は言った




《あ、そっか! 勘違いしないでね!》



【ん?】



《今は気を失ってるだけで、()()()()()()だから♪》



【し、修復中……? 誰がだ? まだ泉はソコまでサファイアが…… ラピスが馴染んで無いハズだ……】



《うん、そうだね♪》



【となると…… ニコ…… もしくはリンリンが加勢に?】



《ニコちゃんでも、リンちゃんでも無いよ…… 泉のサポーターが助勢してるの♪》



【2人じゃ無い? 泉のサポーター? なんだそりゃ……?】




僕が向ける疑問の表情とは真逆の笑顔をレシアは映す




《ねぇ、ノア様! 憶えてる?》




質問に答えてくれるのかと思って居たのだが、彼女の言葉はソレを含んでは居なかった




【何をだ?】



《えーー!! 忘れるなんてヒドくない!?》




腰に手を置き、少し前屈みになった彼女は膨れっ面を見せた




【ゴメンゴメン……】



《もう! ちゃんと思い出してよ! 私が別れ際に言った事!》



【私は死なない、か?】




彼女はブンブンと顔を振る


そして僕を指差した



《そっちじゃ無いよ! 『約束するね』って言ったじゃん!》



【何を…… だっけ……?】



「私、ノア様の身に何か有った時は絶対に守るからってトコよ♪」



【ああ、思い出したよ…… 言ってくれてたね】



「うん! これからずっと先の未来でノア様は死の淵に立つ…… でも、私が守るからってね♪ それが今だよ! だから大丈夫、約束守りに来たの♪」



【しかし……】



《大丈夫♪ 私がノア様を救うから!》




そう言って彼女は僕の体を抱いた



優しく、柔らかに……



でも、しっかりと抱いた



そして微笑み、言った






【じゃあ、そろそろ目を覚ます時間だよ♪】


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