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ルビーアイ Noah's memory ~神の追憶~  作者: アゲハ
3章 各々の成長
50/109

49話 神位の中

「もっと

               速く


     次々


           渡して!」



「速過ぎて追い着かないよー!」



「グズ

              らない


         の!」




姿の見えない女達のやり取り




「もう1人居るんですね……」




レイジが呟く




【ああ…… しかし…… 敵の気配…… 本当に減ってくぞ…… 相当数居たはずだ】



「え、ええ…… もう半数以下…… でしょうか」



【だな……】




誰だ……


誰なんだ……


こんな速さを常人には無理


ソレは解っている


ダイヤモンド・アイ所持者か!?


まさか……


ソレは有り得無い!


幾ら何でもダイヤモンドの筋力増加程度でこの速度……


()()()()()()()


では何だ!?




突如、フワリと感じるオーラの香り




コレは、まさか……




()()()()()!?




わずかに……


しかし、確かに感じる


だが、それでも()()()()




ルビーの匂い《は》する


でもダイヤモンドの匂い《も》する




いや、まて……




それでも色々と不可能だ




ダイヤモンドで不可能な力の上昇を、ルビーなら可能にするだろう


しかし、この速度は異常だ


ルビーとて不可能なスピード


絶対に体に負荷が掛りすぎる




才能でカバー!?






それこそ有り得ん……






尋常じゃ無いんだ……






才能どうこうの問題を超えている!


幾らダイヤモンドやルビーを使い熟しても!




そんな考えを持った直後、カランと鳴る僕の足元


何かが飛んできた


僕は腰を低くし、足元に手を()わせる





カラッ……





何かが僕の手に触れた


そしてソレを取り、立ち上がる





ソレに指を擦らした





何だろう……


コレは……


楕円状の……


細長い、筒?


いや、筒なら両先端に穴が無ければならない


()()()()穴が空いている




ん?


何だ?


側部が()()()()()()()()


突起……?


いや、(くぼ)みか?


ソコに指をなぞる


コレは……


文字?




ん?


まさか……


コレは、アレか!








解った気がする……




驚異的なスピード……




戦闘技術……




レシアを知る者……




僕の知る限り、ソレらを持ち合わせる女は1人だ





【あいつ…… まさか……】




僕は呟いて居た




「ノア様!? あの人を知っているのですか!?」




問い掛けるレイジ




【ああ…… 多分な…… そして、間違い無いなら…… お前も知っているハズだ】



「俺も!?」



【ああ……】




暗闇の中、僕は手に持つ楕円状の筒をレイジに渡した




「コレは……?」



【その側部を触ってみろ…… 文字が()ってある】



「え!?」




スッ…… スッ…


そんな音がレイジから聞こえる


指でなぞっている音だろう




「え!? そんな…… あの人は…… あの方!?」



【多分な……】




僕は叫んだ




【おい、お前! もしや……】




暗闇を跳び回る女


彼女が笑った




「フフ

          フッ♪


    今は

                まだ


        秘密


 です♪


           貴女も


  言っちゃ


            ダメで


     すよ!」




相棒に伝えた言葉


だが、その女は言った




「あい! ()()()()! 次々投げるよ!」



「こら!

           言って


              るから!!」



「あやや! ゴメーン!」




お前ら……


緊張感は無ぇのかよ……


だが、確定した




【やはりムゥムゥか……】



「コレが…… 神位の中……」



【らしいな……】



「本当に人の域を超えている…… それにもう…… 魔物の気配がほとんど無い……」



【そうだな……】




あれ程の数を、この短時間で……


今尚、聞こえる音


奴等の命を消し去る音色




ザザザザザザザグシュ!!




所々から反響し、そのメロディーだけが暗い闇から耳に届く



だが、その音が……




ガッ……キャパキャャャン!!




弾けて、途絶えた




「堅い!」




叫んだムゥムゥ




「折れた! 次!」



「りょ!」




直後、ガッ……キャャャン!!




「ダメ! 大きい! しかも堅い!」




大きく堅い!?


魔物の事か!?


暗い為に、加勢も出来無い


ある程度の位置は気配で解る


だか、味方に傷を付けるわけにはいかない


まだ灯りを点けてはいけないのか!?


無力さが、もどかしい……





「貴女がお()りなさい!」





ムゥムゥが言った





「え!? ムゥちゃが無理なのに!?」



「貴女だからです!」



「でも……」



「でもじゃ無い! 貴女は誰の為に強くなったのですか!?」



「ノアさの為やもん!」




《ノアさ》……


何度か聞いた了解を短縮した言葉、《りょ》……


この女、やはり……




「ええ! だから、ノア様の世界を壊そうとする奴等を…… 貴女が倒しなさい!」



「ニコが…… ノアさの世界…… 守んなきゃ…… ニコが守んなきゃ!」



「そうです! 行け! 叫べ! 唱えなさい! 覚悟と共に!!!」



「やる! 守る! 絶対!!」





突如、オーラが渦巻いた


何だコレは……


本当にニコか!?


見えなくても感じる覇気


お前……


やっぱり大したモンだ!





ニコが叫んだ


覚悟と共に





「ヴァジュラァァァァ!!!」





ズッドオオオオオォォォォォオォぉぉおォォォォオオオオォォォォォオォぉぉおォォォォンンンン!!!





壮絶な破壊音


暗闇の大空洞を埋め尽くす異様な……


しかも禍々(まがまが)しい力の気配


揺れる地


風が鳴く





解る……


この気配を()()()()()()()





ニコが……


ヤりやがった……





()び》やがった


アレを!!





「スゴ!! 何コレ!? てか、デカ!!」




ニコの声




「んーー!!! 重くて持てないよぉぉ!!」



「やれます! ニコなら使えると信じてノア様が授けたのですから!」



「だってぇ!! ん? あ! そっかぁ♪」




何かに気付いたニコ


嬉しそうな声に聞こえる


だが、その後のニコは僕の《想像》を超えた《創造》の言葉を発した








「《筋肉創っちゃえばいー》んやね♪」








何を言ってるんだコイツ!?


何を創るって!?


本気か……


自分の()()()()()()()()()と言いたいのか!?





ニコ……





まさか、お前……





お前が持っているのは……



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