決断
これからの事はここを出てから考えれば良い。
取り敢えず俺たちのアジトに皆を案内しますと叔父が言う。
その時に男が入って来た。
兄貴大変です。
どうした。
囲まれています。
何?
どうやら武装組の奴ら盗賊を囮に俺らを誘き出したみたいです。
外の奴らはどうした?
けが人は多いいですが無事です。取り敢えずこの洞窟に避難してます。
外との連絡は取れるのか?
連絡石が繋がりが悪いのでどうやら妨害で魔法電波を出してるみたいです。
援軍は期待できないか。動けるのは何人いるんだ?
即席の部隊で100人連れてきましたが奇襲で半数が動けないので50人と言った所です。
守りに30人は必要だから20人か相手はどのぐらいだ?
200人ぐらいだと思います。
立てこもるのに食料とかはあるか?
持って2日と言うところですね。
他に出口はあるのか?
見当たりませんが部下に探させてます。後盗賊にも今尋問しています。
夜に抜け出して援軍を呼ぶ作戦はどうだ?
俺たちは無理ですが子供だったら闇夜に紛れて行けると思いますが?
馬鹿野郎子供にそんな危ない真似させられるかこの辺はゴブリンがいるし地理だってわからないだろう。
しかしこのままだったら全滅します。
叔父は押し黙るけが人多数に非戦闘員多数今のままだったら火を見るより明らかに全滅である。武装組も知っているのか無理な攻撃は仕掛けて来ないのが証拠である。
ネイルちょっと来い。叔父が僕を呼ぶ。
ネイル状況は分かっているかと聞く。僕は大体はと答えると叔父が僕を抱きしめて賢い子だなと言う。お前に頼みたいという。村の者たちは反対する当然だ5歳の子供が生き残れるはすなんてない。モンスター達は夜行性の為、夜に活動をするので当然皆夜は出歩かないそれなのに夜に出歩いて町まで何キロか分らない道を子供に歩かせようというのだ。
僕は前世の事があったため何があってもどちらかは選択するという事を決めて今回の人生を生きてきた。
行きますと言うと。近所のおねいさんが僕を抱きしめてダメと言って離してくれない。
ネイルは親を失ったばかりなのにこんな試練はひどい私が守ると言って話を聞いてくれない。
叔父さんが近所のおねいさんの頬を叩いた。
嬢ちゃん男の決断に水を差してはダメだと言った。