第一話『二十二部隊』
一応・・・初めまして
私の名前はラビリアと申します
フルネームはラビリア=サードニクス
地球と呼ばれる惑星出身の元人間です
元というのは、私が今データだけの存在だから
別に死んだとかではありません
環境異変に際し適応可能な状態へと誘うための
惑星改造を行いました
詳しいきっかけは様々な要因があると思われますが
科学の進化の極みの代償なんでしょうか
人類が行き過ぎた文明を構築してしまったからなのかもしれません
究極的な進化とでも言いましょうか・・・
具体的に話しますと
惑星全体(大地と海と大気と生物、無生物を含めた全て)を私の開発したシステムでスキャンして
得た情報をそのまま処理して
その情報を電子化したのです
簡単に言いますと、惑星全部をデータで管理した電子世界としました
極端な寒冷化が進み
赤道付近でも真夏の気温が若干プラスになる程度
大陸部分は、ほぼ氷河で覆われてしまい
とても通常では人は暮らしていけない環境になってしまいました
それで、前々から計画のあった惑星のデータ化を前倒しして実施したのです
電脳世界の構築を研究している私の立ち上げたユニバースラボと
世界最大のIT企業であるエンシアカンパニーが共同で
このプロジェクトを遂行しました
幾度と臨床実験を重ねて
安全に全ての惑星の物質を電子化変換することに成功したのです
これにより、極寒の大地にでも平気で暮らせるようになりました
しかも、しっかりと元の身体と寸分変わらない状態で復元させることも可能で
保管された情報が無くならない限り、基本的にです
必ずではないので、そこが若干の心残りな部分でしょうか
ここからが一番重要な部分です
この研究を始めるきっかけとなった出来事と言いますか
出会った方が、とても不思議な存在でした
最初は単なる宝石商だと思いました
見せてもらった石は相場は不明ですが
どれも7cmくらいはある大きさの結晶だったのです
ルビーやサファイアなど
有名な宝石の結晶
話によると、人工的な技法で無数の欠片を結晶化したらしいです
しかし、そんな技法は知りません
更に、その宝石には永久機関となる能力があると言いだし
私はその時点で帰るように、促すと
『科学者のあなたには、証明しないと納得してくれませんよね・・・うふふ♥』
優しいが不敵な笑みで別の宝石を取り出しました
1月の誕生石ガーネット
8月の誕生石ペリドット
この宝石は1cm程度、これでも相当高額なものではないでしょうか
そんな、二つの宝石を机の上に置き
『この二つの宝石を融合させて別の宝石にします』
マジシャンだったかと
パフォーマンスの披露でもするのかと
とりあえず、帰ってもらう前に
それだけを見せてもらいました
『ラビリアさんは土属性の気質みたいです、特別に最上位の宝石にしますね』
占い師みたいにも思えてきて
害さえなければ、私もその手の感じは嫌いではなかったから
無理に帰さなくてもいいかと・・・宝石の融合を確認しました
『私って、土属性なんですね・・・』
子供の頃から、フィクションなお話は好きです
特に冒険する感じの小説なんかは
夜更かししてまで続きを楽しみにしていましたから
『・・・ふふふ、完成しましたよ サードニクスです』
『サードニクス?? 縞瑪瑙ですか・・・』
ペリドットと同じく8月の誕生石となる宝石です
う~ん、メジャーではありませんが
これが最上位なんですね
確かに、特殊な模様なんかあって
凄くミステリアスな感じ
『ラビリアさん専用に錬成したので差し上げます、記念にね☆彡』
『そんな高価なもの受け取れませんよ、それにお金も簡単には出せませんからね!!』
無料で貰う事も、購入する事も拒否した感じになりました
実際、私にはどちらもできなかったから
『ラビリアさんには高価かもしれませんが・・・』
困った感じに少し悩んでから
急に私の両手を掴み
『では、お友達になってくれませんか・・・その印として宝石を受け取って下さい~♪』
『・・・わかりました、そんな無邪気な笑顔で言われたら断れません』
今度は子供のような微笑みで私を見つめるから
この手の流れには弱いです・・・
『わ~い、よろしくねラビリアさん!!』
『はい、よろしくお願いします・・・あ、え~と??』
瞬間、真っ暗になったのですが
この後、デスクに涎を垂らして白昼夢を見ていた事に気づき
物凄く恥ずかしかった事は鮮明に覚えています
しかし、夢の出来事は
実際に体験した記憶としてありました
更に友達の印として貰ったサードニクスも左手で握っていました
そんな形で保有することになった宝石は・・・
信じてもらえないでしょうが
現在、私の体内で永久機関として稼働しています
名前も知らない可愛らしい笑顔の彼女からの友達の印は
文字通り永久の印として私と共に存在するのです
宝石が体内で稼働するようになってから
不思議な事の連続でした
この世界に、魔法は存在しないと思いますが
私はそんな魔法みたいな能力を得たみたいなのです
幼い頃から、比較的病弱で
あまり外出もできずに
屋内で勉強や本を読むなどインドアな感じでした
そのまま成長してきたために
治療の効果で病弱な部分は、正常に近いくらいまでにはなりましたが
運動などの分野ではトレーニングなどをしてこなかったため
(ある程度の基礎的な運動はしています、ダイエットとか)
筋力が低く
資料などで比較的重量のある箱を持てずに
男性スタッフにお願いしていたりしていましたが
そんな荷物を私が片手で軽々と持ち運べるようになって
筋力の変化は一切ありませんし
サポートアームも使用していません
後に判明したのは
重力制御が可能になったという事
それに伴い移動速度にも影響が出ました
この感覚に慣れるまで約半日は大変でした
しかし、転倒や激突をしても怪我をすることがなくて
単純な皮膚の強度も高まっているみたいです
基礎値が明らかに違いました
喋る速度は一定でしたが
頭の思考が異常な程に速く
目の前のハイエンドのPCよりも先に自分が処理していて
紙媒体へ記しているみたいな感覚でした
その辺は、自分で開発したシステムで処理を補えるようにしました
圧倒的なスペックの向上が
新たなステージに人類を進ませようと考えてしまった
そして、この状況になるきっかけを作った宝石をくれた彼女からの
声が聞こえた気がした
『ラビリアさん、こちらでお待ちしていますよ~☆彡』
友達になってと微笑んだ顔が浮かぶ
現行の私は、逆に鮮明に彼女を意識していますが
当時では、朧げでしかなかった
そろそろ、過去の回想から現実に戻りましょうか
情報開示を進行していく中で徐々に行っていきますね
GC1年(西暦10001年)
時代は新暦として刻まれていく
急激な環境の変化が人類の執着を露骨に表し
進化に煌く栄華を誇示していた
先に述べた電子化に成功した新しい世界
“電脳異空間”と他人行儀な呼び方をしている
もうひとつの場所と言う意味合いで
惑星全体が成層圏ギリギリまでをデータの世界としました
氷河期を迎えた地球は
適応するための改造を人類のエゴで行ってしまった形です
しかし、私は後悔をしてはダメだと思います
過去に恐竜は絶滅してしまったと記録があるように
化石として残るのもロマンはあるのかもしれませんが
それ以上に生存した状態での栄華を築く
『調子でも悪いのか・・・ラビリア??』
『・・・いえ、特に問題はありませんライン隊長』
所属している部隊のリーダーである
“ライン=ルビー”さん
無数にあった各国は
電子化する際に統合され
一つの国として新たな出発をした
強引な展開になったのは
氷河期の訪れと同時に侵攻を開始した未知なる敵の存在
冷徹で無機質な物体
“氷機”と総称する人類を脅かすこととなる
氷のように冷たく機械のように無機質な物体
単純な意味合いで命名された
氷機の目的は不明だが
人類を殲滅するために送り込まれた可能性が高い
現行の物理兵器があまり効果がない
圧倒的な物量でアメリカ北部を瞬間的に征服してしまう
対抗する術・・・
私にもありますが
体内に保有された宝石
マッチングされた人と宝石の相性で絶大なチカラを引き出す
正直、私は怖くて仕方ありませんでしたが
限られた存在
更にこの新たな世界を構築したネットワークの中心として
防衛隊を結成しました
最初、総司令官として任命されましたが
自分も宝石の戦士として前線で戦う事を選択しました
共同開発した出資元であるエンシアカンパニーのトップが
統一国家の皇帝として君臨してくれていて
防衛隊の総司令官も兼任してくれることを快く引き受けてくれました
そんな防衛隊が22の小隊を編成しています
各地に前線基地を配備して
その22番目の部隊
目の前のラインさんを隊長とした部隊に私は所属している
『六花の偵察によって、氷機の隠れ基地を発見したぞ』
『そうですか、報告して殲滅する許可を得ましょう』
組織に所属しているからには
報告する義務は当然です
今回のようにある程度の余裕のある場合は尚更だと思います
緊急事態などの突発的な場合は事後報告でもいいですが
『氷機殲滅の許可を頂きました、隊長』
『そうか・・・では、基地に戻り出撃の準備だ』
私とラインさんは基地が併設する街のパトロール中でした
急いで基地の宿舎へ戻り発見した氷機の基地を殲滅しにいきます
アメリカ大陸の北部
特にアラスカ付近が氷機が潜伏している
私達は、ロシアの東部を中心に対氷機兵器の開発を主体とした前線基地で駐屯しています
比較的多くの侵攻があるため
テスト実験を兼ねた実戦がなされます
私が主に兵器を開発しているというのもありますが・・・
『今回は、お前がメインの流れか・・・色々と大変だろうが隊長以前に身内なんだから、存分に頼っていいんだぞラビリア』
『・・・はい、そうですね義理の母親ですもの』
この第二十二部隊は
ほぼ隊員が家族のようなもので
隊長であるラインさんの息子である副隊長のレッドさんは
私の旦那である
電子化に伴い
法律が新たに制定されることとなった
構築しているネットワークを主軸としているため
既存の法律では無意味な部分が多かったから
一から作り直したのです
基本的な部分は生身と大差はありませんが
電子化されたため
死の概念も違います
99%がデータで1%が宝石となっています
個体差はありますが
宝石を破壊しない限りは、死ぬ事はないと思って下さい
しかも、その宝石も簡単には壊れません
極端なダメージで言えば
太陽に飛び込むくらいですかね
それだけ、強度はあります
億や兆の単位で年を重ねれば、劣化して朽ちるとは思いますが
なので、データを凍結される事が事実上の死刑みたいな意味合いですかね
ですが私が構築したネットワークでほぼ100%網羅できますから
今までの犯罪となる行為は難しと思いますし
そんな犯罪をする必要性も少ないと思いますから
ですが、新たな問題も存在しています
宝石による新たな能力の発現
これは、ある意味脅威だったりします
極端に強力な存在が出現した場合
暴走でもしたら・・・
そんな事はさせませんけどね
だから、という事ではありませんが
抑止力となるように人類全てに配布したデバイスがあります
私の趣味が若干ですが反映されていますが
性能は保証しますよ
宝石による能力の使用を制御できる上
暴走を防ぐ機能もあります
世界規模でネットワークが構築されていますので
一応プライバシーを考慮はしていますが
自己で承認してお互い自由に交流も可能です
不正をできないように管理もしていますから
侵攻している氷機に対抗する防衛隊にも
このデバイスは活かされています
部隊ごとでグループの通信も可能で
情報の共有や戦闘のサポートもデバイスがしてくれるのです
この辺は、実戦をこれから行いますから
その際にお話しますね
それで、旦那の話に戻しますね
ちなみに私は25歳
旦那のレッドさんは14歳
普通に疑問だと思われるのは、法律の違いだけではないでしょ
実際、現行の世界であっても
14歳という年齢は
まだ、子供扱いですし
男女が逆なら、ギリギリわからないでもないのかもしれません
私だって、レッドさんと結婚するとは思っていませんでしたから
馴れ初めについては
心の整理がもう少し出来ましたら
詳しくお話しますね
一応、新婚なので
お察し下さると助かります
『有事ではない時代だったらな、新婚旅行とかゆっくりさせたいんだけどな~』
『仕方ありませんよ、実際違いますから・・・対氷機と交戦中なんですから』
頭では理解しているつもりですが
心は、複雑な思いみたいで
常にレッドさんの事を考えてしまうから
理解の度合いが微妙なのではと
自己暗示的な事を試みるのですが
基本的にレッドさんと居る時間が比較的ありますから
直接的な行動をしているみたいです
自覚が結構無い場合があって、正直言えば恥ずかしいかも
『部隊公認とは言え、もう少し自重とかしてくれると・・・いいんだけどな』
『すいません、半分くらい自覚がなかったりします』
ラインさんは元々私達の仲を取り持ってくれた部分もありますから
賛成ではあったみたいですが
他のメンバーは、まだ根に持っているようですね
『エリアはともかく、トールと六花には注意しておけよ・・・暗殺されるかもしれないからな』
『暗殺!? 私がですか・・・一応、注意はしますけど』
そこまで結婚に反対だったの
渋々な態度でしたが
二人で慰めあうから、さっさと結婚してと妥協していましたね
もしかして・・・二人で共謀して私を??
う~ん、一応ではなくて本気で注意しておこうかしら
宿舎に到着して
メンバーを招集しました
『集まってもらったのは、出撃するからだ・・・六花が基地を発見してくれた』
ラインさんから一連の流れが話される
六花さんが隠れた基地を発見した事
それに伴い、我々の部隊が出撃する事
『比較的近隣にまで迫っていた事に驚きでしたが、発見できて良かったです』
六花さんも、まずは自分の任務を遂行出来た事に安堵していますね
戦い以上に苦労する作業だったりしますから
丁度、メンバーが全員揃っていますから
軽く紹介しておきましょうか
これから長い付き合いとなるのですからね
最新のプロフィールデータベースから開示します
登録名:六花・エメラルド・霜月
属性:風(エメラルドを保有)
性別;女
年齢:24
身長:152cm
体重:41kg
3サイズ:B79・W53・H84
戦闘力:最大9000万
風の武流派である武家の名門“霜月”の末裔
師範代を継承している
真面目で几帳面な性格です
極度の人見知りで、知り合い以外とはなかなか交流ができませんが
努力家でもある彼女は、自分の弱い部分を克服するために奮起しています
ラインさんとは、家族ぐるみでの交流があり
私を含め、比較的親密な関係と言えるでしょうか
自分より強い存在に憧れる傾向があり
ラインさんやレッドさんを慕っているようです
(レッドさんは渡しませんけどね!!)
登録名:エリア=サンドライト
属性:火(アレキサンドライトを保有)
性別:女
年齢:29
身長:163cm
体重:60kg
3サイズ:B110・W70・H100
戦闘力:最大7000万
ラインさんの幼馴染
属性巫女という特殊な役職で
精霊と呼ばれる異界の存在と契約を交わして
その精霊の恩恵を受けることができる
火の精霊である“ジン”と深く交流があり
専属の巫女として契約をしている
部隊の土台として、様々なサポートをしてくれます
自称・登山家と言いながら
同性の胸を山に例えて、登山する事を趣味としていて
私も登頂されましたし
メンバー全員は制覇しています
女子好きだけなら、最低限我慢もしますが・・・
レッドさんにも手を出そうと、う~ん過去には既に毒牙に・・・考えたくありませんが
私が全力でレッドさんを守りたいと思います
まあ、それ以外は母性の塊のような存在で
お節介なくらい世話を焼きます
根は真面目なのでしょうが、もう少し自重してもらえるといいのですけどね
登録名:トール=サファイア
属性:水(サファイアを保有)
性別:女
年齢:18
身長:155cm
体重:39kg
3サイズ:B70・W41・H73
戦闘力:最大5億
あくまでも救護要員・・・なのですが
メンバー内でトップの戦闘力を誇ります
基本的に優しい性格で
若干、いや相当ですかね天然な部分があると思われます
何事にも健気な対応で常に笑顔で頑張っています
詳しい事はわかりませんが
六花さんの事を気に入っているようで
比較的一緒にいる時間が多いかもしれません
今のところ一番、レッドさんに遠い存在なので
個人的には、安心しています
登録名:レッド=ルビー
属性:火(ルビーを保有)
性別:男
年齢:14
身長:139cm
体重:37kg
3サイズ:未計測
戦闘力:推定3億
ライン隊長の息子
そして、私の旦那です
基本的には温和な性格ですが
二面性を持っており
異常なまでに好戦的な所があって
だから、私は彼に制御装置を設けました
世界中に配布してある眼鏡型のデバイス
これを部隊用にカスタマイズした強化版をメンバーには渡しましたが
レッドさんには、特別に私の一部がギミックとして入っていて
こちらで制御できるようになっています
(しっかりとレッドさんには了承を得ました)
完全に解析は出来ていませんが
彼には独立したシステムが存在していて
そのシステムが本来のレッドさんを知っているようです
登録名:ライン=ルビー
属性:火(ルビーを保有)
性別:女
年齢:30
身長:198cm
体重:77kg
3サイズ:B109・W79・H102
戦闘力:暫定2億
二十二部隊の隊長
容姿端麗、才色兼備
そんな言葉の似合うほぼ完璧な女性です
私の義理の母親にあたります
命の恩人でもあり
身寄りのない私を快く受け入れてくれました
母親というより、姉みたいな気がしますが
本人は、どうしても母親扱いして欲しいようですね
とにかく頭の演算能力が優れていて
私よりも高いかもしれません
現在最も多くの氷機を殲滅している
最後に自分の紹介もしておきますね
登録名:ラビリア=サードニクス
属性:土(サードニクスを保有)
性別:女
年齢:25
身長:170cm
体重:50kg
3サイズ:B90・W60・H90
戦闘力:推定1億
そういえば、他のメンバーの容姿の説明をしていませんでした
数値である程度の体型は、わかりかもしれませんが
髪型、髪色、瞳の色、顔立ちなどは説明しないとダメでしたね
基本的に髪色は属性色に染まります
火が赤か桃、水が青、風が緑、土が黄か茶、光が白か銀、闇が黒か紫
このあたりでほぼ決まっていると思います
特殊な宝石の場合は、違ってきますけど
髪型は自分の趣味や好みなので
特にこれといったものはありません
瞳の色は逆に属性色ではありません
これに関しては、法則のようなものがわかっていません
ただ、赤い瞳だけは存在していないのです
何か、手順が面倒で申し訳ないです
普段あまりこの手の事をしませんから
ライン隊長なら、上手く出来そうですけど・・・
私、ラビリアは
軽く赤みのかかった黄色の髪
セミロングの肩より少し短め
強くはありませんが、くせっ毛です
あまりオシャレなどしないので跳ねたままだったりします
瞳の色は両目共に薄い緑です
顔は・・・美形なんじゃないですかね!?
(レッドさんが褒めてくれたから、そうなんです!!)
肌は褐色なんです
日焼けしたからとかではなくて
物心のある頃からですから、生まれつきだと思います
ライン隊長は
明るめの赤、膝近くまである長髪をポニーテールにまとめています
瞳は、両目共に薄い青
肌は透き通るように綺麗で雪のように思える感じの色ですかね
何度か裸体を拝見したことがありますが
本当に綺麗です
女性の私が見ても、興奮してしまう・・・って、何を言っているのでしょうか
すいませんでした
レッドさんは
少し暗めの赤、短髪でラインさんが手入れをしているみたいなので
いつも整った感じで・・・とても素敵です♥
瞳の色と肌の色は、ほぼラインさんと同じです
この辺りが親子なんでしょうかね・・・
勿論、レッドさんの裸体も見ていますよ
でも自重します・・・歯止めが効かなくなりますから
トールさんは・・・
濃い青、藍色と言った感じでしょうか
首あたりまでの長さで髪型はふんわりなボブ風ですかね
瞳は左右が色違いで
右目が髪と同じ藍色、左目は深緑色です
肌は小麦色まではいきませんが
若干の褐色気味な感じで
髪型と合わせると、ボーイッシュな少女な印象です
エリアさんは、え~と・・・
すいません、自分はファッションに疎いのでラインさんの意見を参考にしてしまいました
元々アパレル関係でデザイナー兼モデルだったみたいです
今でもデザインはしているようですね
恥ずかしいですが、私とレッドさんがモデルとして構築されています
脱線してしまいましたね
髪色なんですが
基本は朱色系な赤
毛先の数センチが緑に変化している
アレキサンドライト保有者の特性らしいです
赤と緑の混合になるのは
髪型は様々でいつも違っていて
流行りの髪型を常に試しているみたいですよ
腰付近までの長髪
アレンジでショートに見せる場合もあって
バッサリと切ったのかと、驚いたのは内緒にしてて下さい
瞳は、両目同じで茶色
肌はラインさんやレッドさんに劣らないくらいの綺麗な透き通る感じの白肌ですかね
豊満なボディを惜しげもなく出す・・・のは、出来れば自重していただきたいです
最後に六花さんですね
髪色は宝石そのままの緑
綺麗なエメラルドグリーンが艶やかに映える
背中までの髪は後ろに三つ編みで束ねている
普段は動きやすいようにしているみたいですよ
一緒にお風呂に入った際、解いた髪で六花さんを見ると
お人形さんのように素敵なんです
どうしてでしょうね
どうしても女性の魅力に反応してしまうのは・・・
まあ、何を言っても下手な言い訳となるのでしょう
だったら、堂々としていればいい
でも、レッドさんに嫌われてしまわないか不安です
『お前にしては、上出来だったと思うぞ・・・我々の紹介な~♪』
ニヤニヤしながら私を見るラインさん
モノローグでの流れなのですが
このラインさんには全て把握されてしまうのです
後に理由はわかりますから
今は話しませんが
『ラビリアさん、新兵器の実験はするのですか??』
『う~ん、そうですね・・・使えそうな場所でしたら』
レッドさん、いつになく積極的な反応でしたね
どうしたのでしょうか??
『レッドちゃん、旦那として妻にいいところを見せたいのですわね~うふふ♥』
『エリアさん・・・本当のこと言わないでもらえませんか、恥ずかしいですから』
何ですと!!
レッドさんが私に・・・これは、99%の精度のデバイスを試してもらいましょうか
ほぼ完成なので自分で調整しようと思っていましたが
レッドさんに仕上げしてもらおう~♪
『では・・・お願いできますかレッドさん??』
『はい、ラビリアさんの役に立てるなら頑張りますよ!!』
よし・・・
私としたことが、少し自重しなくてはね
でも、嬉しいです
『六花の調査の結果を過去の情報と合わせた、で・・・どうやら、新設の基地みたいだぞ』
『事例の無い新しい形です、未知な部分しかありません・・・出来れば破壊しないでとお願いしたいですが、多分無理だと思うので跡形もなく消去して下さい!!』
『何だ・・・珍しく大胆な発言だな』
『たまにはいいじゃないですか・・・私だって派手にしたい時もあるのです』
自重すると言った傍から、これですよ・・・全く、私ダメじゃない
しかし、言った手前引くことは出来ないし
実際、誰が戦闘を起こしても
結果は似たような感じですからね
『新兵器の最終調整も兼ねてレッドさんに出撃をお願いしますね??』
『そうか、レッド頑張るんだぞ!!』
『はい、お母さんラビリアさん頑張りますね~!!』
さてと、装備をレッドさんにアジャストしないと・・・
比較的軽い感じで行われた、出撃前の話でした
しかし、これがこれからの戦いに大きく影響するとは
特殊な事情を抱えたラインさんは多分知っていたのでしょうが
私は、正直・・・泣きそうでしたよ
だって・・・