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プロローグ
この世界には『能力者』という者達がいる。
ある者は何も用いずに水を発生させ、またある者は1人で軍隊に匹敵する程の能力を保有している。
そんな能力には、稀少性と効果の強弱によって下から『D,C,B,A,S』とランク付けされ、上のランクになるほど様々な待遇が与えられたりする。
しかし同時に様々な制約も課せられるので一概にランクが高ければ良いとは言えないのだが......
そして、能力者は能力者専用の学校に通うことが義務付けられており、そこで能力や一般教科を学んだりする。
これはその学校に通う1人の男子の物語である。




