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あにおたの歌詞シリーズ

やさしい世界の外で。

作者: あにおた
掲載日:2026/06/12

もし、誰かの唯一になれたなら、なんて素敵なことでしょう。

あとにずっとついていって、ひとつ残らず受け止めてもらうんだ。


人間関係とか、やらなきゃいけないこととか。

特別なんて夢なんだから、

みんなと同じこと同じように、頑張らないと。

ああ、どうしたらいいんだろう。

昨日好きだった曲も、今日は綺麗事にしか聞こえないや。

誰か僕の話を聞いてよ。

「私もね」なんて言わないで。

知ってるよ、僕は楽なほう。

わかってはいるんだよ。


へたりこんだ玄関の床は、いつもどおり氷みたいだ。

朝になったら、また愛想笑いはじめなきゃな。

「応援してるよ」「一緒に頑張ろう」

きっと、周りはみんなやさしいんだな。

ほら、応援されているんだから。

立ち上がるだけだって。

ちょっと力を入れるだけ。

待ってたって、誰も来てくれやしないんだ。


でもさ。


誰か僕を助けてよ。

全部まとめて受け止めてよ。

わかってる。みんな精一杯。

それでもつらいものはつらいんだよ。



いつか、光り輝く手が伸びてきて

僕を引きずりだしてくれないかな。


いい加減、諦めよう。

無理ってわかっているんだから。


ああ、なんて強欲な人に生まれてしまったのでしょう。

自分のことすらまともにできないのに、他人を助けたいだなんて。

私にできるわけないって、諦められたらよかったのに。

ああ、人に頼りたかったな。

でも、みんな苦しいんでしょう。

どうせ私よりひどいんでしょう。


なら私が全部飲み込んであげるから、

ひとりでいくらでも泣いてよ。


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