07 私の押し、珍しく私を気遣う
世界がこっぱみじんになって、今まで見えていた景色がばらばらになってく。
ガラスが割れたような感じ?
で、光ばーってなって。
周囲がぐるぐるんってなったら、はい終了。
幻の世界から元の世界から戻ったら、敵さん達がびっくら。
その隙にウォルド様が、ばったばったとなぎ倒したので、私達は無事に逃げることができましたとさ。
しばらく逃げ続けた後、追手がいない事を確認して、一休憩。
森のはしっこ、川の水をごくごくしながらウォルド様のターン。
「あんたは今のままでいいのかよ」
「何がです?」
「元の世界ってのがあるんだろ」
なーんだそのことか。
真面目な顔してたから、どんなヤバい話かと思ったら。
「大丈夫ですよ。ウォルド様がいますんで」
「俺なんか、どこがいいんだ」
全部でっす。
「やばいって思ったら、少しは口に出せよ。俺はそういうの察するのが苦手だからな」
「そうですかね? そうは思えませんけど。でも、その時がきたらウォルド様の胸を貸してもらいますね!」
押しの胸に抱かれて慰められる私。
想像してみた。
やばし。
尊みが爆発してる。
うぇっへっへ。
「よだれたれてんぞ。ーーまあ、当分は大丈夫そうだな」
呆れたようなそんな姿も様になる格好いいウォルド様を眺めながら、私は押しの神姿を脳内再生して幸せに浸るのでした!




