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敵の罠にはまったら、押しの神姿を堪能できた  作者: リィズ・ブランディシュカ


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03 私の押し、私のせいでピンチになる



 そういうわけで雑談していたら、ウォルド様をつけていた何者かが急にばっと出現!

 だだだっと走って、「覚悟!」なんて、剣を振り回すではあーりませんか。


 なにすんじゃい!

 無礼者めっ。


 でもそれにウォルド様は華麗に応戦!

「あんたは下がってろ!」だなんて気配りまで!

 いよっ! 人気投票ナンバーワン!


 あんたがさいきょー。

 だいとーりょー。


 なんて浮かれてたら、「はぐうっ」後ろから誰かに体当たりされた。


 私は苔むした草地をごーろごーろ。

 ふげっ。

 背中うったあああ。


 嫁入り前の乙女の体に傷が残ったらどうしてくれるんどす!


 いつかこの体はウォルド様のものになるんだって言うのに。


 なんて思ってたらウォルド様から「いや、別にいらねーから」とのお言葉。

 あらやだ、以心伝心。


 そんな風にぷんすこしながら、やられた背中をさすって呻いてたら、背後から剣つきつけられてました。

 はいはい! ウォルド様、敵はなんと二人いたようでっす!


「ちっ、人質をとるとはなかなか卑怯な真似するじゃねーか」


 ウォルド様は私のせいで武器を捨ててしまった!


 ううむ、すまぬ押し。

 私のちょくちょくある不覚のせいで。


 むかついたから近くをはってた虫、敵にくっつけてみますね。


 ぺとっ。


「てめぇ、人質のくせになめてんのか!」

「さーせんっした」


 うーん。隙を見せてくれない。

 残念。


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