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敵の罠にはまったら、押しの神姿を堪能できた  作者: リィズ・ブランディシュカ


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02 私の押し、敵につけられる



 異世界転移で錯乱した私には、この世界に来た当初牢屋に連行された過去がある。

 異世界に行ってから、わずか数時間で罪人の仲間入り!


 やったね!

 ウォルド様とおそろいだい!


 ちなみ、はっちゃけすぎて、露店のおっちゃんに絡んだのが原因。


 異世界転移初で、ちょっとテンション上がってたんよ。


 そんなだから、その後のマイライフ・ストーリーには、バイオレンスの気配しかしない。

 しかしその時、幸運な事に私は、ウォルド様と出会う事ができた。


 だから、このチャンスを、逃してなるものかという事で、一緒にレッツ脱獄。


 旅のお供に加わったのだ。


 これまでに色々あったけど、ほんと大変だったよ。


 ウォルド様が麗しすぎて、何度心臓が爆発しそうになったか。


 何度今の光景、ポスターか絵にしてほしいと思った事か。


 でも、そんなときめきだけじゃないのよねー。






 旅の途中、ウォルド様は後ろを振り返った。


「つけられてんな」

「はいっ、つけてます!」

「あんたじゃねぇよ」


 おや、私以外にウォルド様にメロメロな人が、他にも?

 旅の合間に布教して仲間にした同士ではなさそうだし。


「あんたのその独特の人間センサーどうなってんだ?」

「どうと言われましても、愛の力としか良いようがありませんねっ!」

「そうかい」


 あ、適当ですね。

 そんな聞き流しウォルド様もステッキですけど。


 ううむ。それにしても。

 今歩いてる森の中、めっさ通りずらい。


 足痛い。

 でこぼこしてる。


 上から何度虫が降ってきた事か。

 乙女の敵な場所でやんすね。



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