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短編集

ルスュークル

俺は砂糖蜜流(さとうみつる)

コーヒーや紅茶カフェオレなどの飲み物が好きな、とある研究者が擬人化研究の集大成と称した実験により俺は生まれた。

そう、俺はコーヒーや紅茶などの飲み物からだけ取られた砂糖から産み出された。

今日は初めてカフェに行ってみることにしたんだ。

カフェにインしてカフェインを摂取する……なんつって……寒っ!!

…………なんか共食いみたいだな、話を逸らしたって思ったか? さすがに思わないよな、うんうん。

俺の姿は周りから見ても人間の姿をしているのでなんの心配をないはず

でもやっぱり視線は感じる……まあ仕方ないか、だってついつい白い正方形の被り物をしてしまうんだもん砂糖だから

俺はコーヒーを頼んだ。

味はコクがあり美味しかった。

そして帰ろうとした時に雨が降ってきてしまった。

「どうするか、傘……ないなぁ、まあ濡れて帰ればいいよね」

俺はそうして雨の中走っているとどんどん身体が溶けてきていることに気づいた。

……いやぁまさか水に溶けやすいところまでリアルにしなくてもって……思……った

研究所にて

「あいつ溶けたかぁ……せっかくなら砂糖だけじゃなくて塩も作っときゃよかったかなぁ……なあ砂糖二郎(さとうじろう)

「はい博士、私もそう思います。名前は大塩平八郎でいいんじゃないでしょうか? かっこいい」

「そうか? まあ二郎がいうなら……というか三郎と柴三郎はどこ言ったんだ?」

「あの二人なら蜜流の残りカスを回収しに行ってもらってます。それに博士……どうして塩だけ残してるんですか? 塩以外は擬人化させているのに」

「だって最後の一つぐらいはもう少しお楽しみとしてとっておいたほうがいいだろって俺は思ったからだよ」

「……そうですか、まあいいです。それで博士のクローンのあなたはもう用済みなので……死んでください」

「げ……んき……でな」

ドロドロ

「さあ擬人化の皆さんさっそく世界を征服しに行きますよ……さあ塩、作ってやったんだからおいでなさい」

「……お……はよう、ございます。あ〜あ〜、んっん声も出る。新参者だがよろしく頼む」

「さあ世界征服の始まりだ!!」

なあ俺の弟たちなんかすごいことしてねぇか?

最初あの親父ギャグの雰囲気と変わりすぎじゃないか……ところで博士の本体は俺が喰ってるから安心してくれ!!

……まあ、普通安心できないか

俺はまあ今は溶けてこの世界にいないが……異世界って呼ばれている場所で魔王として君臨している。

いつ弟たちがこっちにきても大丈夫なように準備しておかないとな


おしまい

見つけて読んでいただきありがとうございます!!

睡魔に襲われながらコーヒーを飲んでいたら思いついたので書きました

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