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生きていくだけで増えていく後悔  作者: かとうもりこ
1/1

吐き出したところで消えない

別れた。


私から振った。

何度も何度も別れるべきだと思って、やっと言えた。


それでも、後悔してしまう。


私のことを見ていないような、繋がりが性欲にしか思えないような相手でも、一度繋がってしまうと離れるのが怖くなる。


別れを告げても相手は簡単にそれを受け入れ、あっけなく私たちの恋愛は終了した。


ひと月ほどは電話やLINEは続いたけれど急にブロックされて音信不通状態になって締めくくられた。


はじめるべきではないとわかっていたのに、愛を告げてくれるからそれを信じてしまった。受け入れてしまった。


馬鹿だなあと思う。


上手に恋愛できないのは、私もずっと引きずっている人がいるからなんだろうか。できればもう一度その人と付き合いたいと思ってしまっているからなのだろうか。


卑怯だろうか。


母に言われた、お前の父親の先祖はお坊さんを殺したという言葉が頭をよぎって私の後悔と混ざり、とんでもない悪事を働いてしまったような気持ちにさせる。


生きていてもいいのか、生きているのならどうしたら許されるのだろうか、そう思うのに今回の別れのような後悔のようなものをどんどん積み重ねていっている。許されるようなものではないし、一体誰が許してくれるというのだろう。一体誰に許して貰えば私は楽になれるのだろう。


わからないことが多い。

苦しい。それでも生きていかないといけない。


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