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彼女を笑わせる方法。

 水上瑞乃と恋人同士になってから数日で、僕も随分と変わったと思う。

 前に比べると、全体的に丸くなったし、何より読書以上に瑞乃を優先させるようになったりと。怖いくらいに変わっている。

 後もう一つ変わった事と言えば男子からの視線である。鋭く尖った視線を感じる。瑞乃に近づこうものなら問答無用で切り落とすが。


 場面変わって昨日と同じく未来屋書店。

 今日は学校が早く終わり、部活も禁止の日なので、この後もう2、3件本屋を回るデートプランになっている。

 瑞乃がラノベに興味を持っている事が分かったので、いくつかオススメを調べてみた。その結果作者が全く知らない作品にばかり行き着いたので書けないが。

 目を白黒させながら棚から棚に目を移していく様はとても可愛い。とても可愛い。大事な事だから2回言った。文句あるやつはかかってこい。100人までなら相手できる。

 何故できるかというと公募用『無気力少年のラブコメ的日常』での僕は何故か忍者の末裔と日々喧嘩してるから何故か今戦闘訓練させられてんだよな……

 まあその辺はいつか作者がツイッターでつぶやくと思うから気になる人はフォローしとけ。多分フォロバしてくれる。

 MF文庫の棚の前。

「これが昨日言ってた『変態王子と笑わない猫。』の作者の新作の『教え子に脅迫されるのは犯罪ですか?』だ。年の差ラブコメ。中々に面白かった」

「へぇ〜今度読もっと」

 次は電撃。両方KADOKAWA系列じゃねぇか。

「これは作者の私的ラノベコンテスト2018で現在1位の『ミニチュア緒花は毒がある。』だな。さすがアニメ化作家と言わんばかりの筆運びと毒舌、テレ、デレの加減がとても良かった」

 そして何故かまたMFに戻ってきて。

 というかやっぱりMFと言ったらラブコメってイメージが強いからな。ばりばり異世界書いてる長月さんとかもいるが。

「これもいいぞ。『15歳でも俺の嫁!』」

「あ!なんかこの作者の名前見た事ある!」

「結構有名な人だからな。『ココロコネクト』の作者だ」

「なるほど、『ココロコネクト』はアニメ見てたから見覚えがあったんだね」

 本の話題で盛り上がるあたり、文芸部らしいとも言えるし、ただのオタクどもとも言える。ちなみに作者は後者だ。(まず作者の学校には文芸部がないが)

「さっきからラブコメばかり見てたが、やっぱりラノベと言ったらMMOとか異能バトルとか異世界とかのファンタジーが強いな。プロラノベ作家の蓄積された経験値で書かれた日常系も素晴らしい。ラノベの良いところは、色々なジャンルがあって、手軽に買えて、読める。一人一人の好みに合わせられるからってところにあると思うんだよ」

 オタクらしく、僕は語る。それを瑞乃は真剣に聞いている。

「まあそれで好き嫌いの別れる作品も多くあるんだけどな。その代表例が『このすば』とか『AW(アクセルワールド)』だな。このすばもアクセルワールドも、好きな人は本当に好きだし、嫌いな人からしたらただの駄作にもなる。読者の価値観で全てが変わるのもラノベのすごいところだ。 ちなみに作者は『このすば』はあまり好きじゃない」

「『このすば』の作者はなろうの先輩なんだけどね」

「あの作者はそういうところで遠慮がないからな。

 語らい、笑い合う中で過ごす時間はとても短く感じた。

 瑞乃が、僕達が笑顔になるのに必要なのは本だ。読書家の最終形態だ。

 読者達はこんなのになっちゃダメだよ!

地震本当怖かったですもう。

教室どころか校舎に一人だけだったんで隠れるのも避難するのも全部一人で本当怖かったです。

これを読んでる人達、寝る前にその端末充電しといた方がいいよ!

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