愚かにも、僕は。8
僕がいる事で、幸せだと思える人はいるか?
僕がいる事で、生きようと思う人はいるか?
僕がいた事で、傷つかなかった人はいるか?
答えは、全部NOだ。
チャイムが、聞こえる。
目は開くようになったが、体は重い。
なにやら夢を見ていた気がするが、詳しくは覚えていない。
腕にある時計を見てみると、午後3時30分を回っていて、かなりの時間気を失っていた事がわかる。
そういえば今日一日ここにいろと言われたな、と思い出す。
そこからののとなにやら話をした事も。
一日中、と言うのはどれくらいだろうか。まさか0時までと言うことはないだろうし、放課後になるまで、と考えて良さそうだ。
なので、外に出る。
「なん、だこれ……」
校内に、新聞部の発行する新聞が散らばっていた。
文芸部は、ハーレムであると。肉体関係があると。全員が、そう言ったと。書かれていた。
「なるほどな。お前らにしては考えたじゃねぇか」
つまりは、否定しても無駄だから鼻から認めた方が楽にって魂胆だ。
問題は、部室でしているかしていないか。
これについては勿論、していないと答えたそうだ。
全員の合意の上。なら後は本人達の問題だ。周りの目を気にする必要なんてない。
さて、
「後はののがどう動くか」
全員がコクリと、頷く。
はっきり言って、勝算はある。だが今回のようにあいつが予想外の事をしたら……
僕の精神が意外と脆い事も分かった。
誰かが傷つくと、僕は機能しない。それを分かっていたからこいつらは自分達が一番傷つかない方法を取った。
しかし、ののは。僕を的確に殺しに来ている。
再来先生も、立場があるので動けない。つまり、僕達が自分でどうにかするしかないのだ。
プギャー




