表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
54/175

私の気持ちと。4

 僕が今回の依頼を引き受けたのには訳がある。

 というか訳がないとこの僕が動く訳ないじゃないか。

 その訳とは、御察しの通り『恋心』を理解するためである。

 だからこそ、本来必要のないほどに厳しい練習をさせたのだ。『好き』という気持ちだけで、人はどこまで頑張れるのかを、測るために。

 そして東雲はそれに見事、耐えてみせた。

 だから僕は、動く事にしたのだ。


 東雲が恋をしている相手、なんて名前だったかな。もういいや思い出すのがめんどくさい。A君、と呼ぶ事にしよう。確か5組だった。そのA君は、周りには知られないように上手くやってるが、ただのプレイボーイだった。プレイボーイって本来は魅力的な男性とかそんな意味だったような気もするが、ここでは『3股かけてるゲス野郎』を指す。

 実際は何人いるのかわからないが、僕の調べた限りでは3人だった。

 東雲はA君が3股している事を知らない。

 何故なら周りから見ればA君はそんな奴には見えないし、それを知って、わざわざ幸せになれない道を選ぶ人間も少ないだろう。それに、部室に来た時の東雲の顔は、輝いていたのだ。日常の幸せで。誰かとの友情で。恋愛への、希望で。


 百人一首大会当日。

 全部で7戦するのだが、A君こと鵜飼 真(うかい しん)と、7戦目で当たるという『必然』が起こった。

 東雲が百人一首に本気になった理由は、おそらく鵜飼が「百人一首とかが自分より強い女の子好き」とか言っていたのだろう。

 なら、元々彼の百人一首の実力は分かっていたようなものだ。

 後は、くじで決められるどのクラスとどの順番で当たるか。それを細工すれば必然的に最後に、劇的なサプライズを作れるという訳だ。

 さあ、鵜飼には地獄を、東雲には現実を見せてやるとしよう。その代わりに僕は、恋を少しは理解出来ると信じて。

きゃっほー!

全地球100億人のロリカッケー読者の皆さんコンバトラーっ!

ごめんなさいふざけました離れていかないで下さい何でもしますから!

始まりましたよ百人一首大会。果たして鵜飼君の運命やいかに!?

ついに総合pv 19000越え&100ptとなりました!いつも本当にありがとうございます!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ