私の気持ちと。3
月曜日だった。その知らせを聞いたのは。
土曜日に月夜にデートをドタキャンされたのだが、月夜は今日本にはいないそうだ。
理由は聞いていない。聞かれたくないと言われたからだ。
嫌な予感しかしないが、明日には帰ってくるそうなので、別にどうでもいいかな。
今思い出したが、明日は月夜が帰ってくる以外にもイベントがある。
みんな大好き百人一首大会が。
明日の大会に向けて、チーム分けがなされた。
この百人一首大会はクラスの人間3人を実力順に並べてチームを作ってバトる方式で行われる。
僕は勿論クラスのトップに君臨しているので1位チームのリーダーとなる。
僕のクラスで2番目の実力者は東雲なので、東雲も同じチームである。後羽衣も一緒。
羽衣が上位に食い込むのは意外かも知れないが、運動神経は良いし、僕の鬼の特訓を東雲と共に受けていたなら上達しないはずがない。
で、部活での最終調整中の僕達3人。
「ごめーん。遅れちゃった〜。」
水上がやって来た。恐らくクラスの方で1百人一首をしていたのだろう。文理は最後の最後で一気にスパートかけてやって来やがるから厄介。
ああ、この学校では3つのコースがあるのだ。
1つ目が水上や佐原など、進学を目的とし勉強漬けの奴ら、文理特進コース。
2つ目は僕や羽衣、カンナなどがクラス普通に生き、普通に青春を送ろうとする全てがノーマルな普通科。学力がそこまで高くないので僕はこのコースにやってきた。ちなみに僕の成績は大半の文理特進の奴らよりも良い。
3つ目が月夜がいる国際教養科だ。たまに交換留学とかやってる。ここにいるやつは英語は大体ペラペラだし、こちらコミニケーションが上手い。そこでぼっちの月夜って……
「そういえば私クラスで百人一首1番だったよ!」
「イエーイ。私2番ー」
「じゃあ、明日は勝負だね!」
「負けないよ!」
女子は女子で盛り上がっているようだ。
さて、と。僕も動くとしようかな。
たまには人助けを、ね。ただのお節介かもしれないが。
先に言います。このサブタイトルに今は意味は無い。
さてさて、次からいよいよ百人一首大会となると思います。
98ptから動かないpt評価もそろそろ見飽きてきたので後2pt追加してくれる人いないかなー?チラッチラッ
見飽きたって言っても嬉しいんだけどね。連載開始時はここまで評価されるとは思ってなかったし。
より面白いものを求めて、これからも書いていきたいと思います。




