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文芸部と沖縄旅行。1

  12月24日 終業式。

  その後、沖縄。カンナ父が、仕事でなんかのホテルの無料招待券貰ったらしい。それも正月まで泊まれるらしい。

  目が覚めると、案の定空港でした。すみませんなんで僕が制服じゃないのか説明してもらっていいですか?これでも僕思春期男児ですよ?まさか着せ替え人形の要領で着替えさせたとか言わないよね?

「ほら、行くよ、お兄ちゃん」


  僕はあまり飛行機に乗った事がない。小さいころに1、2回乗ったくらいだと思う。なに、離陸の瞬間怖くない?なにあのふわんってやつ。死ぬかと思った。

  2時間程で沖縄についた。あっつ!なにこれ!?日本なんだよねここ!?今は同じ国なんだよね!?月夜とか死んでるぞ?舌出して呼吸してるぞ?下品だとは思うが、それほど暑い。とにかく暑い。

  何?こんなとこで年越せって?むりだろ。

  20℃とかなめてんの?冬じゃないだろ。あ、コート脱げばいいんじゃん。それでも暑いけど、まだましだ。

「とりあえずホテルに行きましょ…」

 あ、月夜力尽きた。


  ホテルである。意味のないオーシャンビュー。えげつなく広い大浴場+露天風呂。そして、客室。

  8人で来て、部屋は3つ。僕孤立で後3、4人分けですよね?そうなんですね?月夜と同室とか嫌だよ?一回家であったけども。

「私、留美ちゃん、読君で1部屋、羽衣、カンナちゃんで1部屋、その他大勢組で1部屋で異論は無いわね?」

「異論しかないわ!!」

  その場の全員がつっこんだ。つか、なんか月夜と羽衣、仲良くなってねぇ?

    結局、僕と留美で1部屋、羽衣、カンナ、七峰で1部屋、月夜、佐原、水上で1部屋となった。のだか、全員が僕と留美の部屋に集まっている。UNOやってんぞこいつら。あ、カンナUNO言い忘れたな。

  ちなみに僕はいつも通り読書中である。100冊計画は実行中だぜ。留美が適当に50冊程僕の鞄に入れてくれてたようでな。さすがマイラブリーシスター。

  さて、そろそろ風呂にでも入りましょうかね。

  僕が立ち上がると、全員が僕を注目する。その視線を交わし、タオルと服を持って大浴場へ。

  僕は旅館などに行っても、客室に用意された着物などは着ないタイプだ。なんか嫌なんだよね、あれ。だからいつも自分の服を持って行ってる。

  大浴場など、広い風呂で、カポーンと言う音を想像する人もいると思う。残念ながらここのは檜で出来てるからあの音が鳴らせない。頑張れば出来るのかな?でもあれプラスチック製の桶だから出る音だと思うんだよね。

  つか、なんで誰もいないんだろ。夕暮れ時の綺麗な紅に染まったこの露天風呂に、誰もいないというのは逆に気持ち悪い。

  あ〜のぼせたかな。ちょっと体がだるいかな。でも帰ったら面倒だしな〜

  まあ、ここで倒れるよりはいいかな。たまには、あいつらと一緒に遊ぶのもいいかもな。

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