色々あって、文芸部は旅に出る。
長期休暇という物が、学生には存在する。
約3ヶ月分の授業を振り返り、さらに理解を深める目的に使う者もいれば、遊び目的に出かける者もいる。
ちなみに僕はずっと本読んでる。
これから二週間で、100冊程読む予定だ。僕は300ページ1時間で読むから、100冊読んで約100時間。残りの226時間何しようか。よし、本読もう。(睡眠?宿題?何それおいしいの?"睡眠は自由だが、宿題はしなきゃまずいぞ!みんなも宿題はちゃんとやろうね!by作者")
誰にも邪魔させないよ?あ、留美は許可する。こんなだから嫌われるんだろうなぁ…。
と、言うわけで、今日は終業式だ。校長とか生活指導の先生とか、その辺りの奴らの話が終わり、最後に、「死ぬなよ〜」というセリフで脳筋が締めくくり、礼して終わり。
よっしゃぁ!部活無いしたまには古書店にでも行こうかな!ああいうとこはあんまり好きじゃ無いんだけどな!掘り出し物があるかもしれないしな!
「どこに行く気なのかな?」
後ろから、凍りつくような声。ん〜これはまだギリ(表)だな。さ、逃げるか。
「逃がさないよ?」
左に、満面の笑みが広がっていた。やあ、今冬は新人賞応募用原稿を書くそうだね!応援してるよ!さ、逃げるか。
「諦めなさい。貴方は完全に包囲されているのよ」
右にいる、黒髪ロングの少女から、ホッチキスが似合いそうな冷徹な声が聞こえてきた。最近声優ネタ多いな!さ、逃げるか。
「さ、行こ?」
前には、バカとビッチ。こいつらだけこれ以外に言いようが無いんだ。さ、どこから逃げる?
「羽衣ちゃんを傷つけるのはわたしが許さない……」
わぁ!ストーカーように壁の後ろから覗いている少女もいるなぁ!
「お兄ちゃん!そろそろ行かなきゃ飛行機に遅れちゃう!」
え?制服で行くとか言う?つかお前なんで、校内にいるんだよ。現地集合だろ?
「貴方が逃げると思ってここ集合に変更したのよ」
何それ聞いてない。
「何でこの素晴らしき冬休みに沖縄なんか行かないといけないんだよ。僕は絶体嫌だぞ」
まずもって、僕は行くだなんて言っていない。留美が勝手に返信してただけだ。
「残念ながら、貴方に威厳と拒否権と人権はないの」
「せめて人権はくれ」
さすがに人権無しは酷すぎませんかな。あ、人権無くして生命権って権利でも作るのかな?それなら賛成。
ん?なんだか体がふらふるしていしきもふわふわして……
今日はもう一本書きます!
10時ごろになるとおもいます!




