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佐原彩理という人間についてのお話。

 パソコンを持って登校するのが辛くなって来たので、留美に相談したら、スマホ買いに行こ!と言われたので、携帯ショップに来ている。

「ん?佐原?」

「読君じゃん!どうしたの?あ、スマホ買いに来たんだ!パソコン邪魔そうだもんね!」

 えらくハイテンションだ。頭いっぱいに声が広がった。

 いやそれってつまり頭痛くなっただけなんだけどな。

 後ろから留美が来ると、

「留美ちゃーん!!!」

 と抱きつきに行く。

 留美はそれを華麗にかわす。さすがマイラブリーシスター。

 その後留美と一緒に色々見ていると、佐原はいちいち付いて来る。鬱陶しい。

 最新のiPhoneにした。

 まあ、長いのはそこから何だが。店員のオススメを上手に聞き流していると、留美が勝手にあれこれ決めてくれるから楽だ。さすがマイラブリーシスター。愛してるぜ。これで声が悠木碧さんならいっそう愛が深まるな。そのうち「それを理解出来るのは留美だからだよ。ずっと一緒に暮らして来た留美だからわかるの」とか言って欲しい。ヒロインズと微妙な雰囲気になった時とかに。

 プランが決定して、店を出ようとすると、何やら近く黒い影。コナンの犯人のように怪しげな動き。その影がゆっくりと留美に近づき、一気に抱き上げた。

いいぞ!もっとやr…危ない危ない。僕の性癖が露出してしまうところだった。

「あー可愛いな〜!留美ちゃん可愛いなぁ〜!」

 そんな危険な香りを匂わすのは勿論佐原だ。あー留美がめっちゃジタバタしてるなー可愛い。

「お兄さん。私に留美ちゃんを下さい!」

「うちの大切な妹をテメェごときにやる訳ねぇだろうが。二度とうちの敷居跨ぐんじゃねぇ」

 おそらく、佐原は冗談だったのだろうが、僕は割と本気で言っている。別に敷居ぐらいは跨いでもいいぞ。留美はやらんが。

 つか、留美死にかけない?さっきまであれほどジタバタしてたのになんかげっそりしてるぞ?殺さない程度にやってね?

「さ、冗談はほどほどにして、行こ!」

 やっと離したかと思いきや、そのまま留美ぶっ倒れてんじゃねぇか!

 ん?ついてくんの?


「携帯ショップの帰りに本屋とは、なかなかですな!」

 何がなかなかなのかよくわからないな。

というかイオンに来たら普通未来屋寄らない?あ、僕と作者ぐらいなのかな、そんなの。

「で、何買うの?」

「『今夜、君に殺されたとしても』、『毎年、記憶を失う彼女の救い方』だ」

「講談社タイガばっかだねぇ。私も『美少年』シリーズは読んでるけども」

「タイガは今僕が一番注目してるレーベルだからな。特に『今から貴方を脅迫します』のドラマ化からかなりのって来てる。かなり大物タイトルが揃って来てるぜ。作者が狙ってる(応募は高校入ってからにする予定です。というか、作風合わないけど大丈夫かな?)メフィスト受賞作も出してるしな」

「メフィストって確かあれだよねぇ作者が大好きな西尾維新先生のとこだよねぇ」

「西尾維新先生はマジですげぇよな!あの早さであのクオリティ!さらに言葉遊びとかトリックもある!『物語』シリーズは特にな!『続・終物語』のアニメめっちゃ楽しみ!(作者憑依)」

「うわぁ…ここまで顔近くされるとさすがの私も恥ずかしいんだけどなぁ…」

「ん?ああ悪い。ちょっと意識飛んでた。(作者憑依の為)」

「そういえばお金大丈夫なの?スマホ、自分で買ったんでしょ?」

「あ……サイフに300円しか入ってないわ…」

 佐原は月夜とは違い、明確な笑みを浮かべた。

「お金、貸そうか?」

「ああ、頼む」

 何こいつ超いい奴!


 以上、僕が佐原の良さに気づく物語でした。

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