何はともあれ、彼?は動き始める。
月曜日である。学校である。
二日間のお泊りが終わった次の日である。
ちなみに昨日は何もなかった。寝て起きたらはい解散。こんな感じだった。
後、嫌な予感は当たっていた。
「読ー!行くよー!行ってきまーす!」
羽衣のキャラを完全にのっとっていったカンナ。今日から、僕達と同じ高校に通う事になった。それがメールの内容だった。送り主はカンナ父。謎の迫力がある人。身長は190超えてる。遺伝ってなんだっけ?
学校にて、職員室で別れ、僕は教室に入る。教室内はいつにもましてうるさく、一つ一つが会話として成り立っているのか不安なぐらいだ。やはり会話の内容は転入生の事だ。え?このクラスなの?聞いてないよ?別の人だよね?たまたま同姓同名の人がたまたま同じ時期に転入してきただけだよね?そうなんだよね?ちょっとホームルームサボろうかな。絶対なんかやらかすだろ。嫌な予感を疼かせるのが上手い親子だな。
よし!サボろう!
ホームルームが終わって教師が出てったところで教室に入る。カンナと羽衣人に囲まれている。羽衣は幼馴染だからだろう。が、
「読〜!」
その話を断ち切ってカンナは僕に抱きつこうとしてきた。
それを華麗にかわし、席に着き、本を開く。『俺ガイル』だ。『このラノ』で殿堂入りを果たした伝説のラノベ。果たして『りゅうおし』は俺ガイルを並べるのかね。僕の予想だと2019じゃ、『デンドロ』『吸血姫』『僕達のリメイク』が上がってくるね。後、毎回思うんだけど、みん『AW』と間違えて『S AO』に入れちゃってない?絶対に『AW』の方が面白いでしょ。
間違えてないよね、すみません。作者の個人的な意見ですのでお気になさらず。(本当に面白いから『AW』読んでみて!主人公あれだけど発動編も略奪者編も災禍の鎧編もISSキット編も白のレギオン編も神だから!=全部神だから!面白さは僕と作者と作者のオタ友が保証するから!)
何だか、周りから視線を感じるが、気にしない。
カンナは羽衣に連れられて、自分の席に着いた。
「はい!今日から文芸部に入る神崎カンナです!よろしくね!」
全員前に会ってんだろうが。
「よろしくね!」「よろしくお願いするわ。」「よろしくお願いします!」
など、様々な返事がされる中、一人だけ、俯いた人物がいる。無論、水上である。やべぇ。これ(裏)じゃねぇの?
この時、窓の外には怪しげな影が映っていたが、この部室にいる人は、誰もそれに気づいてはいなかった。
ぜひアクセルワールド読んでみて下さいね!本当に面白いんで!




