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三等星の願い。8

「驚いたな……まさか自分から乗り込んでくるとは」

「あいにくあなたが想像よりも早く動き出したのよ。だから今いる人員であなたを止められるのが私しかいなかった」

「そりゃよかった。天才冥利に尽きるよ」


 僕の食事を運んできたガールこと月夜は倒れている。なら、今は絶好のチャンスなのではないだろうか。


「逃がさないわよ」


 月夜はそういうとともにカチリとボタンのようなものを押した。瞬間、古い扉は空いたままだが、その先にある、おそらく火災用のシャッターだろう。それが一瞬にしておりたのだ。そんなに急に下ろしたら危ないじゃないか。僕の首が落ちたらどうするんだ。


「……なるほど、捨て身の作戦ってわけか」

「私一人であなたを止められるわけないでしょう?」

「随分と自己評価が低いんだな」

「私に客観的な評価というのを教えたのはあなたよ」

「勝手に僕から学んだの間違いだろ?」

「あなたを見ていたらこうならざるを得ないわよ」


 

 その言葉で僕は瑞乃を思い浮かべた。

 彼女は僕と出会い、確固たる自分を見つけた。月夜とは正反対と言えるのではないだろうか。


「どんな形であれあなたが人を変える力を持っているということね」

「久しいぶりに見たな、お前の伝統芸」


 僕は苦笑する。久しぶりも何も、その「久しぶり」を作り出したのは紛れもない僕なのだから。


「さて、聞きましょうか。なぜここに連れてこられたのか、分かったかしら?」


 僕は笑って答える。


「わかるわけねぇだろ、そんなの」


 お前じゃないんだからな、とつぶやく心の声も、きっと月夜相手なら届いてるのだろう。

 さて、前置きが長くなった。


 この後の話である。僕と月夜の初めての喧嘩が始まったのは。

んふ。どんどん短くなっていく


PS.バイト始めました(言い訳)


追記:5/12日に投稿予定だった最新話がまだ出来上がっておりませんので一日お待ちください


さらに追記:体調崩したのでこちらの最新話は今書いている『魔王勇者の日常の旅。』が完結してからにします。そろそろ死ぬぞ高校生。

恨むのなら僕の相棒であり親友の龍鳴を恨んで←

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