サービ
一歩先は夢の世界
僕らの虚像が今でもそこにいる
明日を知らない僕たちは
無我夢中で疲労困憊
来る明日もそんな日々
上がる口角 下がる目尻
聞こえてくるはただの奇声
晴も雲も雨さえも
全てがみんな美しくて
鉄と砂は美味しくない
そんなものはただの虚像
視覚 聴覚 触覚 味覚 嗅覚 全て
けれども虚像は今でもそこにいる
明日を知りたい僕たちは
無我夢中で疲労困憊
来る明日を拒む日々
下がる口角 上がる目尻
聞こえてくるはただの罵声
晴も雲も雨さえも
全てがみんな疎ましく
金と時間を無意味に積む
虚像は僕らだ
僕らでない
虚像を虚像と言い張るならば
それはそれでいいだろう
一歩先は夢の世界
僕らの虚像はいつでも手を伸ばす
僕らは空を食べてみた
虚像と僕らは笑ったね
美味しいね