表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Revenge soul  作者: 霧狐
1/1

刑務所にて。

もう一本書きます。よろしくお願いします。

 西暦2070年、地球のオゾン層は地球環境悪化の影響を受け、全て壊れ朽ちていた。



 オゾン層が無くなった影響は、地球に多大な影響を及ぼした。



 太陽からの光、紫外線をもろに人体に受けることになる。その影響により、人類は地上に住むことが出来なくなった。



 前から話が出ていた、地球の地下に都市を作る計画。地下都市アンダーグラウンド計画。



 その計画は実行され、作業員による急ピッチな建設のおかげで、2082年、地下都市を形成された。



 しかし、地下都市は光がなかった。人類は、太陽の光無くして生きることは不可能。太陽の光をどうにか出来ないかと思っていた時、世間を賑わせていた天才科学者に「太陽の光」を作ってくれないかと白羽の矢が立った。



 天才科学者は考えた。考えた末に、行き着いた結論は、

 「擬似太陽を作るのはどうでしょう?」

と言った。

 すると、政府の上層部はその意見に合意。擬似太陽を作る計画を立てた。その計画の名は、日本神話の神「天照大神」からとり「アマテラスプロジェクト」と名付けられた。



 計画が立ち14年後。2096年、ついに擬似太陽「アマテラス」が完成した。



 天才科学者は、世界より祝福された。「また太陽の光を浴びることが出来る!!ありがとう!!」などの称賛を浴びた。



しかし、そんな称賛され続けることは束の間だけだった。


 擬似太陽稼働初日。記念セレモニーが行われた。 地下都市トーキョーで行われた記念セレモニーは千人近くが集まった。





 その千人が見届ける中、擬似太陽稼働の瞬間を迎える。

 そのスイッチを握るのは、擬似太陽の発案者であり最高責任者である天才科学者。




 そして、稼働予定時間午前10時になり天才科学者はスイッチを押す。すると、擬似太陽から光が照らされる。




 その光を浴びて人々は、「優しい光だぁ……!!」などと声が上がる。しかし、それは悲鳴へと変わっていく。




 一人の男の皮膚がいきなり焼け始めたのだ。すると悲鳴をあげながら次々と人が倒れていく。




 天才科学者は、驚嘆とした。天才科学者はこんなことになるとは思いもよらなかった。




 その出来事により、死亡者は、そのセレモニーに参加していた人全ての人間だった。




 そしてそれは大量殺人事件となった。後に「太陽の地獄」と呼ばれる。




 その大量殺人事件を捜査していくうちに、証拠が犯人が割り出されていく。




 その人物は、この擬似太陽計画を発案し責任者をしていた天才科学者だった。




 彼は、必死に容疑を否定した。しかし、警察にはその言葉が届くことはなかった。




 天才科学者は、裁かれることになった、大勢の人の前で。その場所には、この事件で死んだ被害者の身内等が集まっていた。



 天才科学者は、疲れきった顔で人の前へ現れる。定位置に立たされ手足を拘束された。




 刻一刻と、処刑される時間を待つ天才科学者。そしてその時間が、近づいてくる。すると、項垂れていた頭をあげ彼はありったけの大声で叫んだ。




 「俺は、何もしていない!!頼む、信じてくれ!!」




 この言葉は、ここにいる人全てに聞こえたがほとんどの人間には届かなかった。




 しかし、彼には家族がいた。妻と一人の息子。その2人には、届いていた。妻は、泣きながら「わかりましたよ……あなた。」と呟く。




 息子も、その言葉を聞いていた。しかし、まだ4才と幼いため言葉を理解できなかった。



 そして、天才科学者は電気によって殺される予定だったが……




 天才科学者は、一瞬にして頭を前に倒した。するといつのまにか何者かによって頭を撃ち抜かれていた。




 民衆は、まさかの事態に呆然する。天才科学者の妻は、膝から崩れ落ちた……。いったい彼が誰に殺されたのか全ての人間がわからないまま……。




 そうして謎を残したまま、時が過ぎ15年が経つ。あのあと擬似太陽は、撤去をされかけたがある一人の研究者によって改善され人間に害なく使えるようになり、今は地下都市を照らし続けている。



 しかし、彼の心は暗黒だった。彼が生きる理由それはただ一つ“復讐”。父さんを殺した犯人を探し殺す。「あの人を殺した犯人を見つけて……」母に頼まれたこの願いのために。復讐するためだけに生き続けている。




 彼は天才科学者の息子、皇神威(スメラギカムイ)。ここ刑務所にて彼は動き始める。

次回からは、神威視点です。今回はプロローグですからね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ